たかがボールペン、されどボールペン…。

 

珍しく、文房具の話ですが、
このボールペン、今年始め、MOONEYESに取材に行った際に、社長シゲさんにいただいたもの。一応、文筆業の端くれではあるものの、仕事を始めた頃からパソコン世代。かろうじてよく使う0.7mmのシャープペンは手に馴染むモノを選び使っているけど、それ以外に筆記用具や文房具へのこだわりはゼロ。この取材日、偶然にもここ最近から使い始めたYASさんの万年筆の調子が悪く、話を伺ってる最中にシゲさんが出してくれたのがこのPARKER製のボールペン、”JOTTER”。

 

 

 

 

 

 

 

 

なんでも、大人なら誰でも知っているらしい”PARKER”のボールペンは、’80年代からある筆記用具メーカーで、胸ポケットにさした際に見える“矢”のカタチをしたクリップが、なんともカッコ良く、シゲさんもアメリカに行くとついまとめ買いをしてしまうのだそう。

 

調べてみると、PARKERは’88年にイギリスで創業。そのスタイリングの美しさはもちろん、使いやすさや耐久性の高さが世界中で高い評価を受け、“世界で最も愛されるペンーThe Most Wanted Pen”というキャッチフレーズとともに、多くのヒトが愛用しているんだとか。ちなみに第2次大戦中のマッカーサー司令官も愛用者のひとりで、パーカーの最高級ライン“デュオフィールド”で、太平洋戦争の降伏文書の署名をしたとかしないとか…。

 

 

 

 

 

 

いただいた”JOTTER”は、その使いやすい大きさと軽さ、さらにはリーズナブルな価格で、1954年の発売以来、日用品としていまも世界基準で多くのヒトに愛されるPARKER初のボールペンにして、キング・オブ・ボールペン。

 

 

これまでは“たかがボールペン”と、文房具ひっくるめてまるでこだわらず使ってきましたが、なんだかボールペン1本で仕事のやる気も変わってくるから不思議です。

 

 

「こういうことが大人の“身だしなみ”なのかもしれない…」と思った、2013年、冬のお話でした。

 

 

シゲさん、ありがとうございました。