STREET BIKERS’ VOL.13

1999年12月に発売されたミレニアム(!?)なVOL.13は、これまた意外にもファッションをメインの特集として展開した記念すべき2冊目。そのお題目は、バイク乗りなら誰もが少なからず“特別な思い”とともに付き合ってるであろうレザージャケット……そんなストバイ初の“革ジャン”特集[LEATHER-HEADS]は、当時、これまた大反響を巻き起こした1冊なのだ。

 

 

 

 

 

当時のバイカー・ファッションの主流は、トラッカーブームとともに流行した古着中心の’70sアメリカン・カジュアル。いわゆる峠族的な“ライダー”や、上下革ジャン革パン的な“バイカー”といった、それまでの旧態然としたバイク乗りとは一線を画し、新たなスタイルを確立しつつあったストリートバイカー・シーンでは、トラッカー・カスタム同様、ファッションも「肩肘張らずに気軽にいこうゼ」的な流れが強く、いわゆるライディングウェアはもちろん、革ジャンのような“ハードなバイクとの付き合い”を連想させるウェアやアイテムは敬遠されがちだったのだ……ところが!? ストバイ創刊から3年半、ストリートシーンでも「そーは言っても、バイカーなら1着くらい“革”持ってよーぜ!」といった風潮が生まれ始め、この年の冬、「そーじゃない! ボクらの“革”との付き合いは…」をテーマに、34人の“レザーズ・ヘッズ”を総力取材したのだ。

 

 

 

 

初期ストバイファンにはおなじみの3人からスタートしたこの企画……彼ら3人のコトバにもありますが、「好きだから着る」的な雰囲気には14年前とはいえ、のっけからヤラレます。やっぱりバイク乗りの“革ジャン”ってのは“自由”がイチバンです。ちなみにこの御三方、現在もしっかりバイクを楽しんでおられます。

 

 

 

 

ストバイ常連のトライアンフ乗り、石橋さんも革ジャンの上にセーター、そしてムートン地のハーフコートとというハイセンスな着こなしとともに登場!! しかしその雰囲気とは裏腹に年齢を見てビックリ!? ずいぶんオトナっぽいのであります……この雰囲気は今こそ見習わなければなりません。

 

 

 

 

続くページにも常連KEEクンから“ちんかめ”チンさん、古着コラムも人気だった原宿“ゴリーズ”鵜飼さんなどなど……おなじみの顔から有名人まで、とにかくみ〜んな若い!!

 

 

 

 

 

そしてページを開くと、なんとまぁ!? 当時の原宿“フェイクα”の店長、寺嶋さんはいまや希少価値のお宝でもある“ドクロタンク”の仏閣、HONDA CB92とともに登場しているではありませんか!? この頃は誰も見向きもしなかったバイクが、14年後のいま、日の目を見るなんて……そう思うと、毎度のことながら「いつトラッカー・リバイバルが起こってもおかしくない…」な〜んて思っちゃうのです。

 

 

 

 

 

この後、たびたびストバイに登場していただいた“BALZAC”のHIROSUKE氏も、懐かしのVANSON“BONES”ジャケットとともに登場。またストバイ・アートディレクターであり、当時のハードコア全盛だったストバイ重音学部を率いた“フルチン係長”こと藤武氏も、いまも昔も個性的な“白”ジャンで登場。

 

 

 

 

お次ぎは、現在もストリートバイカー・シーンを牽引し続けるカスタムショップ、“ANIMAL BOAT”武笠さんから、“BRAT STYLE”高嶺さん、そして“m&m’s motorcycle”御林さんも登場!! いやぁページを開けば開くほど時代を感じます。

 

 

 

 

そして最後は、現在もイベントではこの背中に“TON UP BOYS”とペイントされた革ジャンを着ている、ミスター・レザーヘッズの“ROLL”馬場さんが登場。襟がブラウンで切り返されたフリンジ付きの珍しいシングルライダースはビンテージの “Mascot” 製。

 

 

それにしても登場する誰もが、“右へ習え”ではない自由な着こなしをしているからか、みんな20〜30代にもかかわらず、いまの同年齢のバイク乗りよりも大人っぽくてカッコ良く見えるから不思議です…。「ヒトに歴史あり」じゃありませんが、「バイカーの歴史には革ジャンあり」かもしれませんね。

 

 

 

 

さらに、この号にはTW&FTRバイカーとして、この後、[ストバイ道場]なる連載に毎号、登場していただいた格闘家、桜庭選手も[SPIRIT OF STREET BIKER!]に登場。やはり、いつの時代もホンモノの“漢(オトコ)”はバイクが好きなのです。

 

 

 

 

そして、カルチャー誌的でオッシャレーな連載「オルタナMIX」では、ボーリング場で“76”ジェットヘルメットをフィーチャー!! コレ見るたびに、いつの日かヘルメット持参でボーリングしに行きたい、なんて思ってしまうものです。

 

 

13冊目も楽しんでいただけましたか??