STREET BIKERS’ VOL.14

2000年2月に発売されたVOL.14。「SPEED ★ PUNCH」と題された特集は、前年の’99年に惜しまれつつも生産を終了(販売は2000年も継続)した、ストリートバイカーの定番スニーカー、SRの”500″を大フィーチャー。そもそもXT500のエンジン+フレームを使用し’78年に発売されたSRは、当時は[SR500/400]と表記していたくらい、そのルーツから考えても”500″が本来の基準でもあったのは明白。だが、中型免許が400ccまでという免許制度が影響し、いつしか誰もがSRは”400″が主流と思うほどに販売台数では圧倒的に”400″が優勢、そして’99年を最後に”500″は生産終了してしまったのだ……今特集では、そんな事実も踏まえ、あらためて”500″の魅力に迫ろうというわけだ。

 

 

 

SR=”400″ 説は、10〜20代が中心のストリートバイカー・シーンでは、そりゃもうアタリマエで、当時は「中免取ったら、まずSR」というくらい、多くの若者が中型免許で乗れる最大排気量でもあった”SR400″に乗っていた……言い換えれば、だからこそ、大型免許取ったら「次はハーレーかトラ…」となるのもある意味で必然だったのだ。

 

 

つまり、SR = 中免バイク……とは言わないまでも、大型免許を取ったにもかかわらず、お金をかけてまで自分のSRをわざわざ”500cc化”するバイク乗りも少なかったというわけ。“本来”のSRの“姿”である”SR500″の魅力を知らずしてSRを“卒業”するバイク乗りが多かったのだ。というわけで、”SR500″の“楽しさ”を知り尽くす編集長YAS、怒りの特集でもあったという。

 

 

その名も「SPEED ★ PUNCH」ーSR500を知らなかったボクたち…。

数少ないSR500ユーザーは、口を揃えて「”500″はまるで“別物”」と話す……そのワケは!?

 

 

 

 

数あるSRムック本ではアタリマエの光景と言える、“ピストン”と“クランク”の写真だけで構成したページは、まだまだ“ファッション+カスタム”が中心だった当時のストバイにおいて、ある意味、衝撃的なページでもあったのだが、ストリートバイカー・シーンが始まった’96年から4〜5年経ち、だんだんと“乗り味”や“乗り方”を気にするバイク乗りが増えてきていたのも事実……というわけで、ビッグボアエンジンの魅力と、”500″の魅力の“カナメ”である“ストローク”アップがもたらす“効能”が分かりやすく解説されたこの企画は、当時、大好評だったのだ。

現在、中古市場で価格高騰中のSR500。しかしながら、あらためてSPEED PUNCHを読むと、その高騰市場に参加してしまいそうになります。つまりは、SRにしかないSRならではの魅力は”500″にこそ、あるということなのです。ちなみにこの意見、現在も変わりません。

 

 

 

 

 

 

 

そして、当時のストリートバイカー・シーンの立役者である、関西は大阪から、「バイクの持つ機能美を見極め、遊び心を持って“真実”を見つめ直す!?」風変わりなカスタムショップ、“オクタン・クオリティ”の特集も、全国のバイク乗りに衝撃を与えた企画……いやはや、いま見ても、やはり自由です。

 

 

 

 

「完全勝利!!」と、この号で巻頭を飾った号外ニュースは、FTRの復活情報。なんと!? この写真は読者からの投稿で、なんでも、その日、渋谷、東急ハンズ前に置かれたSL改FTRを囲み、調査会社がマーケット・リサーチをしていたというのだ!? それまでギョーカイ内では「ゼッタイにナイ!!」とHONDAさんも豪語していたFTRの復刻が、ついに動き出した瞬間だったのだ。そして現実はご承知のとおり……というわけでの「完全勝利!!」なのです。

 

 

 

 

当時は広告展開までしてイチオシしていた、ダンロップ”K180″。しかしながら、このギャラリーコーナーを見続けてると、なんだかK180履いたトラッカーに乗りたくなってくるのです……あなたも疼きませんか?

 

 

 

この時点ですでに22年目を迎えていたSR。当時のヤマハ広告の表記も残念ながら、SR “400/500″でした。

 

14冊目のストバイは、「いまこそ、大人の”SR500″を!!」 と、現在の我々に訴えてるような気がしてなりません…。