STREET BIKERS’ VOL.18

2000年7月24日に発売されたVOL.18は、当時、誰もが驚いた突然の本場ダートトラック特集。いくらトラッカーカスタム全盛期とはいえ、なんの前触れもなくいきなり本場のレース!? と驚いたのは、じつは読者の皆さまだけじゃなく当時のストバイ編集部だったのです……というのも、じつは前号の締め切り後に、編集長YASがまさかの大クラッシュで入院!? 勢いはあったとはいえ、まだまだ1号たりとも気を抜けない状況だってのに、編集長不在(…というか病院)。本当に今だから話せる裏話ですが、「この状況で作れる特集は!?」と、病院で企画会議をした結果、当時、巻末で連載していたTEPPEY氏の写真を使用してのダートトラック特集だったというのです。

 

 

 

ちょうどその年、アメリカン・ダートトラックを走り続ける伝説、“ジェイ・スプリングスティーン”が18年ぶりに“伝統のマイルレース”、イリノイ・スプリングフィールドで栄冠を獲得!! というわけで、思いきってジェイ・スプリングスティーンを特集ーその名も[JAY@SPRINGFIELD]。

 

 

1976年に19歳で初めてグランドナショナル・チャンピオンシップを獲得したジェイは、H-Dワークスレーサーとしてその後、数々のライバルが登場するなか25年で通算42勝という成績を残していたのだが、じつはひとつだけ“やり残していたこと”があった…。

 

 

 

毎年、20戦くらい開催されるダートトラック・プロシリーズのなかで、ここ“スプリングフィールド”が“伝統のマイル”と呼ばれるのは、’54年にAMAがグランドナショナル・チャンピオンシップを始める以前のナショナルチャンピオンが、イリノイの“スプリングフィールド”でのたった1戦で決まっていたからなんだとか。

 

 

 

Final Rap, No.9, JAY !!

 

 

 

クリス・カーやニッキー・ヘイデンといった名レーサーとのデッドヒートを繰り返しながらも、43歳にして見事、伝統のマイルで18年越しに手にした栄光は、レジェンドと呼ばれるに相応しい、まさに伝説のレースだったのだ……と、後にも先にもないオール借り物写真による特集は、無事、幕を閉じたのでした。

 

 

 

 

 

 

 

当時、ダートトラック・ブームとともに、中古車価格が50万円台まで高騰した“ニーゴー”FTR。そんな人気を受け止め、HONDAさんから新型FTR発売のアナウンスが流れたのも2000年の夏。というわけで、バイク乗りであり、大のFTRファンでもあった格闘家、桜庭選手と宇野選手に、新型FTRタンクとともにご登場いただいた名カットもストバイファンには懐かしい1枚。

 

 

 

 

そして巻末では、公私ともにお世話になっていたROTARのコレクションも展開。このボーリングシャツやスウィングトップを買いに走った当時20代のバイク乗りも多かったのでは!? いいモノは何年経っても色褪せないものですね。