[SR500F.I.]うっかり忘れる、リフレクター問題。


みなさん、テール周りのリフレクター(反射板)気にしていますか? 必要? 不必要? 車検通る? 通らない? 情けないことに、僕はこれまで気にしたことがありませんでした。むしろ若い頃は反射板なんて真っ先に外すモノ……という認識。


もともとSR500/400の後部リフレクターは、[写真上↑]のナンバープレート上部に2つ付くタイプ。調べると、400cc以上のオートバイは基本的に後部にリフレクターがないと車検は通らないどころか、検問等でつまらないとばっちりを受けてしまう可能性があるとのこと。※詳細なリフレクターの大きさや面積等はネットでお調べください。


■左:[1978〜2009]までの後部リフレクター(キャブモデル)
■右:[2010〜]からの後部リフレクター(F.I.モデル)

詳しい理由は分かりませんが、2010年のインジェクションモデルからテールランプとナンバープレートの間に長方形のリフレクターが一つ付くカタチに変更されました。ちなみに僕のSRは2010年のインジェクションモデルですが、当時ストバイでも“初期型ルック”なんてテーマで“昔ながらのオートバイ感”を取り戻すカスタムをしていて、その一環でテールランプ・ブラケットも編集部に転がっていたキャブレター時代のモノに変えていました。


ところが、以前のブログで詳しく紹介していますが、リアウインカーを“純正のまま”後方移設するために、ちょうど一年前くらいに「ウインカーステーが溶接された」ドイツ仕様のテールランプ・ブラケットに交換したのです。ドイツ仕様やリアウインカーの後方移設については以前のブログをご覧ください。要はカワサキW800が2年前からテールランプブラケットにウインカーが付くように変更されたことと同じですね、サイドバッグやパニアケースの装着を考慮した対応/変更です。

で、このドイツ仕様ではこのテールランプ・ブラケットが1982年辺りから輸出が終了する’90年代後半まで採用されているのですが、国内仕様のような左右に2つ付くリフレクターはウインカーステーと干渉し付けられなかったのでしょう。ドイツ仕様ではリフレクターはナンバープレート下に一つ付くタイプが採用されています……ですが、そもそもリフレクターの有無なんて気にしていない僕は、ウインカーを後方移設できたことに満足しずっとリフレクター無しで走っておりました。で、先月の車検で指摘され気が付いたというワケです。


で、こちらのパーツ。SRユーザーにとっては、トラディショナル・メガホンマフラーサイドバッグ・サポートでおなじみのシムズクラフトからリリースされているナンバープレートステーを導入。


シムズ後藤さんがこのステーを製作したきっかけは、なんでも「テールランプとナンバープレートの隙間がどうしても我慢できなかった」という理由だそう。言われてみれば「たしかに!」じゃありませんが、テールランプとナンバープレートの“隙間”がなくなり、チラッとリアフェンダー後端が見える雰囲気はどことなくクラシカル! さらにナンバープレート下にリフレクターを移設するステーまで付く、今の僕にとってなんとも嬉しいパーツだったのです。


ナンバープレートへの振動対策のために付くゴムブッシュはフェンダーに当たらなくなってしまいますが、そもそもしっかりした台座があるのでナンバーが割れることはないでしょう。様子を見守りたいと思います。リフレクターはサイドバッグサポートと共締めにて固定。


というわけで、車検時のうっかりの心配も、検問時のとばっちりの心配もなくなり、どことなくクラシカルな雰囲気にもなり、さらに満足度と愛着が増したSRになりました。