11月末の入荷を予定していたLARGEサイズのサイドカーゴパック、大変長らくお待たせしましたが、先週末入荷し、予約分を順次発送しております。発送次第連絡しておりますので、もうしばらくお待ちください。
また、嬉しい悲鳴じゃありませんが、再生産分は全て予約で完売しました。次回入荷は来年2月下旬を予定しております。引き続き、予約も受け付けておりますので、ご検討よろしくお願いします。
タンクバッグはLONG TOURタイプのLLサイズ(セミオーダー/赤パイピング)。サイドバッグは左側にLARGEサイズ、右側にスタンダードサイズの二刀流。ストバイ編集部イチ推しのバイクツーリングにおける“ニューノーマル”。積載量に応じた自由なバッグのチョイス。道具に左右されない主体性こそ、面倒な積載を楽しむ秘訣かもしれません。
先週、久しぶりに仕事抜きでソロキャンプに行ってきました。
9月に発売したムック本「大人のBIKE CAMP」を作りながらついついポチッと新調してしまった道具も使いたいなぁ……なんて思っていたら1泊キャンプなのにそれなりの荷物。自画自賛になりますが、片方にはLARGEサイズ、もう片方にはスタンダードサイズのサイドバッグ二刀流がかなり良い塩梅でした。
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[上段左から]サーマレストのマット/モンベル・ムーンライト1型/ヘリノックスのチェア/ワイズギアのオーバーパンツ/イスカの3シーズンシュラフ/ユニクロのライトダウン/SOLのエマージェンシーヴィヴィ[下段左から]SOTOのテーブル/冒険用品のテッパン/SOTOのサーモスタッククッカーコンボ/SOTOのレギュレーターストーブ(緑のポーチ)/ヘッドライト&ランタン(青のケース)/STCのピコグリル(焚き火台)/焚き火用うちわ
上の写真はSRに積載したキャンプ道具(収納状態)。手の込んだ調理をするワケじゃありませんが、この時期、防寒を考えると意外と荷物は増えてしまうもの。氷点下まで耐えられるダウンシュラフでもあれば良いのですが、平気で4〜5万するシュラフはそうそう買えません。やはり一年中使える3シーズンシュラフ+走行中の防寒にも使えるオーバーパンツ+ライトダウン系での防寒がおすすめです。
リアウインカーを後方移設したことで、LARGEサイズも難なく装着。以前のブログでも紹介していますが、ドイツ仕様の純正ウインカーステー付きテールランプブラケット、今こそ復活させて欲しいパーツと思いますが、ヤマハさんいかがでしょうか!?
サイドバッグLARGEのウリの一つが、“使いやすい”大型サイドポケット。この日は片方には水筒とアルコール燃料。もう片方にはカセットガスを収納しました。
右側のサイドバッグはスタンダードサイズのダークブラウン。
ほとんどの道具&装備はサイドバッグに収まるため、リアシートの上にはテント&イス、そして軽いサーマレストのマットはフェンダー上に括り付けます。その狙いは積載荷物の重心を低くすることと、買い出しやキャンプのゴミ、そしてお土産等を括る余裕を持つこと。
ちなみにモンベルのムーンライトテントには、ヘリノックスのイスを括り付け、袋にはSOTOのテーブル(フィールドホッパー)を収納しています。“同じ長さ”の道具を一緒に収納することも、安心&安定した積載をするためのポイントですね。
上の写真はキャンプでのゴミを積載した翌朝の状態。基本コンビニ袋にゴミをまとめると思いますが、コンビニ袋のゴミを積載した状態はとにかく見た目がワルい。せっかくの良い景色の前で愛車と共に写真……なんて時にも気持ちが萎えてしまうため、エコバッグ等でさらに覆ってみましたが、これ良いですね。家に着くまでゴミを積んでいることすら忘れてました。
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走ると寒いですが、標高が高くなるにつれ木々の葉っぱはところどころ赤く染まり始める季節。グラデーションのような紅葉と青空のコントラストはほんとにきれい……なんて思いながら、こんなことに喜ぶなんて歳をとったのかなぁとしみじみ感じたツーリングでした。
普段と順番が逆ですが、次回はタイトルのとおり、あらゆる角度から眺めてみた!? “富士山一周”ツーレポです。
かねてより要望があった“ラージサイズ”。日常使いをコンセプトにした従来の“スタンダードサイズ”のサイドカーゴパックでも左右に振り分けることで、十分容量は確保しますが、やはり3日以上のロングツーリングやキャンプツーリングとなると「もう少し容量が欲しかった」のも正直なトコロ。
■長さ40cm、高さ35〜45cm、奥行き17cmの大容量はテントも収納可能!
“日常的な使いやすさ”をコンセプトに製作したスタンダードサイズと比較し、横幅は30cm→40cm、高さは26cm→35cm、マチ(奥行き)は11cm→17cmと“ラージサイズ”では大幅に容量を拡大しました。昨今のソロツーリング用テント(1〜2人用)も横向きで収納できるため、テント/タープ/シュラフ/マットといった、これまでリアシートに括り付けていたカサばるキャンプ用品もスッキリ積載可能です。
容量UPとともに使いやすいフラップタイプを採用したサイドポケットは、500mlペットボトル+αの容量で、チェーンオイルやガソリン携行缶等、ツーリング中にスグに取り出したいモノの収納に便利です。またポケットに付くベルトループにはポーチ等を取り付けることも可能です。底面には軍ものバッグよろしく、雨水の浸水を考慮し“ハトメ”を装着。
■ポイントは左右振り分けではなく、自由度の高い“片方掛け”。
大きくするのであれば、やはり往年の振り分けタイプにするべきか? と悩みましたが、今回も“あえて片方掛け”で製作しました。ひと口にロング&キャンプツーリングと言っても荷物の量はヒトそれぞれです。そのため、従来のスタンダードタイプや他メーカーのサイドバッグをお使いの方でも“組み合わせ”て使えるよう片方掛けといたしました。
また大容量サイドバッグの場合、旧車をはじめキックスタートのみのオートバイでは、どうしてもキックスタート時にサイドバッグとブーツのカカトが干渉しがちです。そのため“ラージサイズは車体左側”に、従来のスタンダードサイズやお使いのサイドバッグを“車体右側”に付けることで、わずかはありますが、そうしたキックスタート時の煩わすしさを解消することができます。
※バッグの横幅はスタンダードモデルより約10cm長くなっておりますが、オートバイ装着時に使用するショルダーベルトの“取り付け幅”は、従来どおり(スタンダードサイズと同幅)のため、スタンダードモデルを使用されている方であれば同じ感覚で使用/装着できます。
防水性が高く、適度な張りもある裏地を付けておりますが、帆布である以上、バッグ自体の剛性という意味ではソフト(柔らかい)です。また横幅が40cmと広がったことで、バッグサポート等がなく荷物が少ない状態で使用すると、どうしてもタイヤに巻き込みやすくなります。そのためバッグの張りを保つために、内ポケットを追加しました。ホームセンター等で購入できる発泡系のパネル等を入れるだけでもバッグの形状はずいぶん保たれます。
写真で使用しているのはホームセンターで350円程度だった[左]A3サイズの発泡系パネル。[右]のようにダンボールでも代用できます。
デザインは、’60年代のベトナム戦で使用されていたUS ARMY BAGをモチーフに製作したスタンダードモデルを踏襲。筒状の上部を折り返すことで蓋(フラップ)の役割を果たすギミックのない作りは、軍モノらしいタフな雰囲気を演出するともに、荷物の量に応じて容量を可変できる使い勝手の良い構造です。またメインのベルトには、スタンダードモデル同様の“切り欠きフック”を採用することで開閉は容易に行えます。
皮革の鞄職人として60年以上の経歴を持つ熟練の職人が裁断から縫製まで丁寧に製作しております。ポケット内側の処理や、負荷がかかるベルト部分の縫製、またバッグの形状を保ちながら丈夫さにも寄与するバッグを囲うパイピング処理など……その作りの確かさはまさに昔ながらの職人気質、日本が誇るモノ作りの良さを感じられます。生地がヤレることはあっても、通常の使用等でどこかが“壊れる”ことは限りなくありません。※タイヤに巻き込んだり、転倒による損傷は除きます。
Left side:ラージ / Right side:スタンダード(帆布オリーブドラブ)
Left side:ラージ / Right side:スタンダード(合皮ブラック)
Left side:ラージ / Right side:スタンダード(帆布ダークブラウン)
Left side:ラージ / Right side:スタンダード(合皮ブラック)
素材:帆布 / オリーブドラブ
サイズ:幅:40cm × 高さ:35〜45cm × マチ(奥行き):17cm
容量:24ℓ〜30ℓ
サイドポケット容量:500mlペットボトル一本+α
価格:¥17,250(税別)
※GALLERYコーナーに、カワサキW650 / W3、そしてヤマハSR500での装着写真の詳細をそれぞれ掲載しております。そちらもご参考にどうぞ。近々、KZ1000バージョンも追加します。
[装着写真]
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