[KZ1000]ブーツを新調して冬支度メンテ。


この冬久しぶりに新調したブーツはDannerのアケーディアというモデル。本国アメリカでは官給品として(!?) 専門職の方々なんかも履いているそうですが、高強度のナイロンと軽量なレザーを組み合わせ、インナーにはGORE-TEXを採用した軽量かつ丈夫な完全防水ブーツ。

「雨天時でもブーツカバー不要」そんな知り合いの絶賛の声を聞いて以来、いつかは、とずっと検討していたのが、GORE-TEXブーツといえば……な名作ダナーライト。ですが、僕的には6インチの長さがどうしても引っかかる。パンツの裾とブーツのあいだでヒュ〜っと入ってくる隙間風が苦手なんです。そんな時に見つけたのがこのアケーディア(8インチ!)でした。

どうやら日本にはあまり入ってきていないようで、マイサイズを見つけるまで時間がかかりましたが、この冬、縁があって極上の中古をゲット。タフで軽くて暖かくて完全防水。おまけにスチールトゥ無しという自分的には100点満点のブーツ。


で、久しぶりに新しいブーツを履くと気になるのがリアブレーキ・ペダルの高さ。要するに土踏まずを置くステップとブレーキペダルの高さのバランスが、このアケーディアだとちょっと窮屈に感じたんです。

その原因は、紐をギュッと締めるとこれまで履いていたワークブーツほど足首が曲がらなかったこと。クルーザー系のフォワード・コントロールと比べると、僕が乗っているKZ1000もSRもシートとステップの位置関係は極端にいえばバックステップ気味。要するに「太もも」と「ひざ下から足首まで」と「足」の関係性が“Z形状”になるワケですが、この時に足首が曲げづらい状態にあると、注意していないと常にブレーキペダルを踏んだ状態になってしまうのです。

僕にとってアケーディアは少し足首が曲げづらかったので、オートバイの方で調整することにしたのでした。


調整といってもやることは簡単で、ブレーキペダルの高さ調整と遊びの調整だけ。些細なことですが、たったこれだけでも格段に乗りやすくなりストレスフリーになり、またひとつ自分だけのオートバイになる充実感も得られる、ある意味大事なセッティング。

 


通勤途中でもイチョウの木が色づきちょうど見頃を迎えています。今日は駒沢公園横で思わず写真を撮ってしまいました。


テスト走行を繰り返している、年明け発売予定の合皮バージョンのサイドバッグもいい感じです。

 

 

[イベント出店]11月12日(sun)開催の「第二回Z祭/PMC」@淡路島 に出店しますよ〜!!


今週日曜日、12日に淡路島(国営明石海峡公園臨時駐車場)で開催される〈第二回Z祭〉 STREET BIKERS’ / ALLDAYS ROADSIDE™️で出店いたします。

今年で2回目を迎える〈Z祭〉は、カワサキZ1シリーズをはじめ、新旧Zやゼファー系のオーナーなら皆さんご存知、PMCさん主催のイベント。季節も最高ならロケーションも抜群。昨年の第1回もそれはもうスゴい台数のカワサキ&Zファンが集まったようです。つまり駐輪場を見て回るだけでもお腹いっぱいのミーティングなワケですが、イベント内容も出店ショップさんも盛りだくさんですよ。

 



チーム[STREET BIKERS’ / ALLDAYS ROADSIDE™️]も、クラシックバッグ・シリーズは全ラインナップ持っていきますので、関西、四国、西日本エリアの皆さんぜひぜひこの機会にバッグを手にとってご覧ください!! もちろんお得なイベント価格となっております。オートバイ乗りには嬉しい最高な気候が続いている今年の秋。ぜひツーリングがてらお越しください。


■PMC主催「第二回Z祭」
場所:国営明石海峡公園臨時駐車場
開催日:2023年11月12日(sun)
時間:9:00〜14:00 (ゲートOPEN/8:30)
2輪駐車場:1,000/1台
問い合わせ先:第2回Z祭実行委員会(株式会社ピーエムシー内)
TEL:0799-60-0101

■イベント詳細は→コチラ へ。

 


カワサキの地元で開催されるZ祭、楽しみです。

[KZ1000]キャンプが好きなヒトは、家で無意識にTVをつけないヒト!? その3


サイトの奥には小川が流れていて、天気がいい日には川沿いに下りることもできる湯島オートキャンプ場。翌日帰る前にぐるっとキャンプ場を一周。小川沿いはバイクサイトからは少し離れていますが、四輪専用のサイトもいいロケーションばかりでしたよ。

キャンプが好きなヒトは、家で無意識にTVをつけないヒト!? その1 

キャンプが好きなヒトは、家で無意識にTVをつけないヒト!? その2 


で、さんざん引っ張ってきたブログタイトル「キャンプが好きなヒトは、家で無意識にTVをつけないヒト!?」は何かといえば……キャンプツーリングへ行くたびにYASさんから「よく行くなぁ。好きだね〜」なんて言われるのですが、その会話の中で出てきたフレーズ。

ツーリング道中での“寝床として”テントを張ることはあっても、あくまで主役は“キャンプではなくツーリング”。キャンプというより野宿をするのならわかるケド……というYASさん的には「わざわざキャンプを楽しみにどこかへ走りにいく」のはどうしても億劫に思えるのだとか。「だから、お前がなんでそんなにキャンプが好きなのか正直わからないんだよ。何が楽しいの? 」なんて聞いてくる始末。

そう言われると思い出すのが……以前モンベルさんが話していた〈モンベルの道具作り(=アウトドア)に対するスタンス〉——それは「我々が作っているのは、キャンプのためのキャンプ道具ではなく、アクティビティを支えるためのキャンプ道具なんです」という話。つまりコンセプトは、キャンプのためのキャンプ道具ではなく「登山や釣り、そしてツーリングといった“アウトドアライフ”をより充実させるためのキャンプ道具を作ること」。モノ作りの根底にこうしたフィロソフィーがあるからこそ、ムーンライトテントを筆頭とした数々の名品が生まれている……というワケなのでした。


な〜んて考えはじめると、そもそもキャンプって何!? キャンプの正解は?? と迷子になってしまうのでほどほどに(笑) 僕のバイクキャンプについてのいまのところの答えは……「ただただ好き勝手な時間を過ごしにいくだけ」(つまりソロキャンプ限定)。

たくさんの荷物を積んで数時間走ってまでやりにいくことは、ひとりでとにかくダラダラと過ごすこと。カッコつけていえば「主体的に暇を楽しむ」のが僕のソロキャンプの楽しみ。外でただボ〜ッと過ごすことは、モンベルさん的アウトドアライフやアクティビティには入らなそうですが……(笑)

 


この“好きなだけ自分勝手に過ごすために相当な準備をする”のが、YASさんは億劫だといいます。そんな会話の中で出てきたのが、「キャンプが好きなヒトは、家で無意識にTVをつけないヒト!?」。

よく家に帰ると部屋の電気と一緒にとりあえずTVをつけるヒトいますよね? 僕は普段からあまりTVを見ないからそれはありませんが、聞けばYASさんはそのタイプ。ウチの親世代(70代)もそうですが、TVが有り難かった世代にはとくに多いのかもしれません。

本来は、なんでも“コレがしたい”と主体的に“自分で選び行動する”ことから始まる筈ですが、TVの普及はその“主体性というニンゲン本来の自由”を奪い、さらにはいつしか“受動的なのに能動的にTVのスイッチを点けている”とすら錯覚させているのではないか!? つまり、ソロキャンプになかなか興味がもてないヒトは、ひとり時間を無意識に受け身で過ごすことに慣れたタイプ=「家で無意識にTVをつけるヒト!?」ではないか!? 一方でソロキャンプが楽しめるヒトは、積極的にひとり時間も楽しめるタイプではないか!? ……な〜んて、半分本気で半分冗談のようなめんどくさい議論をいつも編集部でしています(笑)

でも、ソロキャンプが好きなヒトは、家で無意識にTVをつけないヒト!? 論、ちょっとあると思うんですけどね〜。



さて、今回はLARGEサイズの合皮サイドバッグのロードテストも目的だったため、右サイドには合皮、左サイドには帆布 (どちらもLARGE)を装着しました。左右色違いも走り出してしまえばさほど気にならないどころか、写真を撮っててオートバイの表情が2種類あって面白いなぁと好印象。


リアシートの上には前回のSRキャンプ の時と同様に、’70sライクな明るいアウトドアカラーのスタッフサック。そしてテールカウル上にはサーマレストのマットを積載し、その上にはレインウェアをON。サーマレストのマットがちょっとしたキャリアのような存在にもなり、全体的に“高く”積み過ぎることなくまとめることに一役買っています。


タンクバッグは合皮ブラックの赤パイピングver. 。オートバイのカラーはネイビーですが、意外とパイピングカラーがアクセントになって気に入ってます。


朝ごはんはリンゴとお茶漬け。ほんとは目玉焼き丼の予定でしたが、テント設営時に卵の殻を割ってしまい、急きょ卵は夜のつまみになったのでした……。

今年は暖冬のようで今後も暖かい秋が続きそうな気配。キャンプ的ハイシーズンも例年より長くなりそうで最高ですね。さて、次はどこへ行こう。

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