一番人気の定番、オリーブドラブのサイドカーゴ(STD)、再入荷分、予約受付開始しました。


普段の買い物から野外コーヒーセットとともにデイトリップ、左右に振り分ければロングツーリングもこなすSIDE CARGO PACKのスタンダード。

やはり定番のオリーブドラブは人気で、入荷から1ヶ月ほどで完売いたしましたが、ようやく再生産のメドが立ったため予約を開始しました。ひとつあるだけでオートバイライフが豊かになるサイドバッグ、ぜひ今シーズンお試しください。

 

[KZ1000]起きたらすぐに山を走れる幸せ〜信州・小海キャンプツー。


10月中旬頃からまた少し忙しくなりそうなので、一泊、秋のキャンプツーに行ってきました。今回の目的地は信州長野・小海エリアにある松原湖高原キャンプ場。グーグルマップとにらめっこし見つけたのですが、なんと一泊1000円(平日+バイク)のキャンプ場で、併設されている温泉にキャンプ場利用者は400円で入れるおまけ付き。つまり1400円の温泉付きキャンプ場で、おまけに起きたらすぐに信州の山を走れる好立地! こりゃ行くしかないワケです。


初日は関越道で本庄・児玉ICまで一気にワープし、群馬〜長野のカントリーロード堪能ルートを設定。高低差が少なく適度なコーナーが続く神流川沿いを通る国道462号線を西へ西へ走ります。ストバイ時代の連載[RSC]じゃありませんが、“全ての起点はリアタイヤ”なんて意識で、ラインはアウトインアウト。曲率に合わせ、そして曲率を予測しリアタイヤを起点に車体を傾けたらスロットルON! 思いどうりに走れたときは重たいKZ1000もまるで“一輪車”……なんて思うほどに軽快。決して飛ばしているワケでもなく、そして大して速くもありませんが……アタマと身体をフルに使う超真剣で超楽しい鍛錬タイム。

霧雨が降るバイク乗り的に“一番濡れる”イヤな天気でしたが、なんとか路面はドライだったので気持ちいいペースで楽しめました。昔からストバイ誌面でもしつこく書いてますが、リアサスペンションのプリロード調整はホント必須。これだけキャンプ道具を積んでいてもKZ1000はいつもどおりの軽快さを保ってくれますからね。

 


R462からR299へ入ったところで雨脚が強くなり、さらに長野まであと峠超え一つというところでまさかの通行止め!? 雨のなか下仁田まで北上しグルッと遠回りはなかなかヘビーでしたが、長野へ入ったところで見事に雨雲はなくなり青空が広がっているじゃありませんか!! その夜、入った温泉のTVで天気予報士さんが言っていた「今日明日の雨雲は低い位置にあるため高い山は越えられない」は、ホントでした。


平日の木曜日、松原湖高原キャンプ場の広大な敷地の林間サイトは貸切状態! ありがたく満喫させてもらいます。

買い出し用に持ってきた3Lサイズのツーリングネットは薪を運ぶのにも重宝しました。


さぁ設営が終わったら温泉でスッキリしお楽しみの宴会。今日の目的は以前から何度か試している焚き火でのベーコン炙り。放ったらかしでも焦げにくく、気が向いたら一枚拝借……的な最高のお酒のお供ですが、これが意外と奥深いんです(僕的に)。

高級ベーコン(スーパーで買えるレベルですが)が良いのかと思いきや、意外とフツーのベーコンの方が美味しかったり……厚すぎない方がツマミとしては良かったり……今回で4回目の挑戦でしたが、いまだに僕好みのセッティングが出ておりません。いやぁオートバイ同様、意外と奥深いベーコン炙り、まだまだ楽しませてくれそうです。

 

 


さて、翌朝。キャンプツーリングの魅力はなんといっても、走り出したらすぐに山! そう、いきなりワインディングを楽しめるところでもあります。しかも今回は信州。赤く染まり始めた木々と青空、そして白樺……たまりません。

 


たっぷり3時間ワインディングを楽しんでもまだお昼12時前。午後から少し仕事があるので、そろそろ進路を八ヶ岳方面に取ります。初めて通った名もなき県道はまっすぐ続く道の先に八ヶ岳連峰を望む絶景。グーグルマップを相当ズームアップしないと出てこない細〜い道でしたが走ってみるもんですね〜。

 


八ヶ岳の麓に差し掛かると見覚えのある風景。以前、ヤマハ・ドラッグスターミーティングの取材で何度か訪れていた富士見高原スキー場です。ここの敷地内にある手打ち蕎麦処もなかなか美味なので今日はここで昼ごはん。中央道に乗る前に小淵沢の道の駅でお土産のリンゴを買って15時に前に編集部着。

たった一泊1.5日!? なキャンプツーリングでしたが、温泉にキャンプにカントリーロードにワインディングに絶景まで……たっぷり楽しみました。

このテのキャンプツーリング、今シーズンまだまだ行きたいですね〜。今後さらにルート選びが楽しくなりそうです。

 


いつもの積載ですが、一応解説。

シュラフやクッカー類に焚き火台、ストーブ、そして食材と着替えを収納した、左右に振り分けたサイドバッグはSIDE CARGO PACKのラージサイズ。大きなサイドポケットはガス缶や水筒などの収納にも便利です。リアシートにはテント(mont-bellムーンライトテント1型)/コット(Thermarestウルトラライトコット)/テーブル&イス(中華製)/レインウェア/サンダルを積載。

タンクバッグはLONG TOURタイプのLLサイズを使用し、ETCをはじめ充電機器類やティッシュに日焼け止めに歯ブラシにマスク等々……細々したモノを。僕的にはだいぶ積載もこなれてきました。

 

※10月中旬〜下旬頃にはバッグ類の受注/予約を再開できそうなので、もうしばらくお待ちください!!

大人のBIKE CAMP vol.2  発売中〜。


リターンキャンプを始めるための“道具選びの参考書”をコンセプトにした〈大人のBIKE CAMP〉。おかげさまで約1年ぶりに第2弾の登場です。発売は9月6日。


あえて第1弾とそっくりなデザイン。

キャンプを始めるためのきっかけ作りがテーマだった第1弾に対し、第2弾では“道具の使い方と工夫”をテーマに据え、実際にいまバイクキャンプを楽しむヒト達を徹底取材。リアルな声を拾うべく、初春から各地のキャンプ場でゲリラ取材した“スタイルカタログ”は、道具選びの参考になるのはもちろん、多くのバイク乗りがいまキャンプに求めていること、そしてキャンプでしか得られない魅力を伝えてくれます。

[バイクキャンプ・ニューエイジ]

そこから見えてきたのは、誰もが工夫を楽しみながら“自分のキャンプを始めていたこと—バイクキャンプ・ニューエイジ—ちょっと懐かしくもあり、古くさい表現でもありますが……〈大人のBIKE CAMP〉の“大人”は、単なる高年齢ではありません。大人が“オトナの趣味”として楽しみ始めた新たなバイクキャンプの世界がここにあります。さぁキャンプのハイシーズン、秋から“大人のバイクキャンプ”を始めましょう!!

 

■STYLE CATALOG for RETURN CAMP
PART1「LIVING LOW」
“低く坐す”——大地をイスにテーブルに。

キャンプギアの進化はひと昔前まで粗野で味気なく見えていた“地べた派”を、「あえて地べたに座る」主体性をもったひとつのキャンプスタイルに変えました。歴史をさかのぼれば文明開化とともに西欧から入ってきた“椅子文化”。日常から離れ自然の中で過ごすキャンプにおいて僕らが求めていたのは日本人の本能に寄り添う!? “くつろぐ時間”だったのかもしれません。まずはLOW STYLEで楽しむバイクキャンパーのスタイルから見ていきましょう。“大地をイスにテーブルに”——ワイルドに見えていた“地べた派”にこそ、じつは丁寧で豊かなキャンプの世界が広がっているのかもしれません。

 


■STYLE CATALOG for RETURN CAMP
PART2「ON THE COT」
キャンプとはやっぱり“外で寝ること”だ。

雄大な自然の中でご飯&お酒を楽しみ、焚き火を眺めながらゆっくり過ごす。一般的にキャンプというと“寝るまで”が主役で、ついつい睡眠時間はおざなりになりがち。ところが聞こえてきたのは「若い頃はそれでもよかったケド(笑)」なんてオトナな声。おまけに僕らバイク乗りにとっては翌日の走りだって当然主役。銀マットの時代はとうに終わり、エアマットに喜んでいたのも束の間、バイクキャンプの最先端は“睡眠を大切にするキャンプ”!? というワケで、パート2は軽量コンパクトな“コットでいつでも快眠”スタイルを紹介。考えてもみればキャンプってそもそも“外で寝ること”ですもんね。

 


■STYLE CATALOG for RETURN CAMP
PART3「EASY BACKPACKING」
確かな積載とは、いつでも野営できる頼もしさだ。

九州・福岡で気軽に一泊キャンプを楽しむバイク乗りがいる。それこそ気の合う仲間と仕事が終ってからキャンプに出かけることもしょっちゅうだ。軽く走り、野営を楽しんだら朝イチでそれぞれの日常に戻る。彼らがどうしてこれほど気軽にキャンプを楽しめてるのかといえば、その答えは“たしかな積載”にある。車体の安定感にも寄与するサイドバッグは必携で、それ以外の荷物は暗い中での荷ほどき/設営時に苦労しないようシートバッグにまとめる。積載時点でそれぞれのキャンプギアは適切に仕分けられ、当然脱落の心配も皆無。安心・安定の積載もバイクキャンプを身近にする立派な道具なのだ。

 


■STYLE CATALOG for RETURN CAMP
PART4「MY OWN CAMP」
“自分のキャンプ”とは、自由な創造性にある。

ご存知のとおりバイクキャンプの楽しみ方は幾通りもある。旧車ならば“時代を合わせた積載”を、最新のレーサーレプリカであればいかにして荷物を積むか!? を考えるところからすでにキャンプツーリングは始まっている。好きなバイクでツーリングを楽しみ、少し足を延ばした先で一泊。キャンプをするためのバイクではなく、自分のバイクでもっと走りたいからキャンプも楽しむ。自分のキャンプとは「自分のバイクでキャンプをする」と決意するコトから始まるのだ。工夫に始まり、工夫を楽しみ続ける……自分次第で可能性が広がるからこそ、いまオトナがバイクキャンプに夢中になる。

 

特集スタイルカタログ以外にもギアカタログにおすすめバイク、汎用再度バッグカタログからコラムまで内容盛りだくさんです。お買い求めは全国の書店またはAmazonでよろしくお願いします。

 

〈目次〉

■Introduction「バイクキャンプ・ニューエイジ宣言」

■News & Topics 「バイクキャンプを一歩進める最新ギアセレクション」

■特集 

Part1「LIVING LOW」——ロースタイルに原点回帰。

Part2「ON THE COT」——主流派快適快眠コット泊。

Part3「EASY BACKPACKING」——気軽で手軽な野営のススメ。

Part4「MY OWN CAMP」——キャンプは自分次第だ!

■Gear Catalog

01:FROM “LOW GEAR”——バイクもキャンプも“ローギア”から。

02:GOOD “NIGHT” SLEEP——キャンピングベッド・コレクション。
03:GRATEFUL “DEAD SPACE”——“デッドスペース”ギア・カタログ。
04:NOSTALGIC STOVE——ベテランほど回帰するFUEL STOVEの世界。

■motorcycle for Easy RETURN-CAMP

・HONDA GB350——ジャンル・クラスを超えた“ロングディスタンス・ツアラー”の実力。

・YAMAHA TRICITY155——町からはじめて、旅へ。3輪コミューターの意外な可能性!?
・H-D PAN AMERICA1250——ハーレーが解釈したヨーロッパ的冒険バイクとは!?

■汎用サイドバッグカタログ



■column

「自然と道具と知恵くらべ」——黒田龍介(UNROOF)+Kawasaki W650

「キャンプと野宿のあいだ」——綾部悠樹(綾部珈琲店)+Yamaha TW200 / Kawasaki W1

 

 

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