[SR500F.I.]2回目の……エキパイからの異音。ムムム。

頼れるクラシックサイクル・トーキョーさんにピットイン!! 的確な推理とたしかな整備をいつもありがとうございます。

ヤマハSRもカワサキWも新たな規制に対応するべく、2009〜2010年頃にキャブからF.I.(フューエル・インジェクション)、そして2017〜2018年頃にF.I.1G(インジェクション第一世代)からF.I.2G(インジェクション第二世代)と、2度に渡る生産終了→復活を繰り返していますが、聞けばSRもW800もF.I.2Gの売れ行きは好調のようですね。

ムック本「Wエストレヤの世界」でも「大人のSR」でもお伝えしてきましたが、どちらもECU(コンピューター)が進化したF.I.2G(インジェクション第二世代)モデルは、制御できる項目や幅が格段に増えたことで、驚くほどフィーリングは激変しました。F.I.1G乗りの僕としては「これほんとに同じエンジン!?」と感じるほどの変化と進化を感じ正直悔しい思いすらあります。どちらも気になる方は真面目に一度試乗してみることをオススメします。

さっきから1G、2Gとしつこいですが……じつは世間で話題の5Gが「FIVE GENERATION=第5世代」の略だったことを最近知って、ちょっとノッかっただけであります。ちなみに1G=携帯電話、2G=メール、3G=iモード、4G=スマホだって知ってましたか? いわゆる通信網や手段の進化を世代=ジェネレーションで区切っているようなんですが、いったい5G=第5世代の時代はどうなるんでしょうか!? あのトヨタは5Gの到来とともにクルマの生産業を辞める!? なんてことも宣言しているようで、「車を売るのではなく」、「車を使ったサービスを売る」企業になるそうです。(注)全てYOU TUBE情報


そんな僕のSRは2010年製のF.I.1Gの初期モデルで、ちょうど今年の5月で10年になります。走行距離は現在9万キロとちょっと。

そこで本題なんですが、写真のエキゾースト・パイプは[左]が以前手に入れた中古のキャブモデル用で、[右]がこれまで使用していたF.I.用(2本目)。じつは、先週走行中に急にエンジン辺りから「カラカラカラッ!」「カンカンカンッ!」を混ぜたような金属音が鳴り始め、最初は「エンジンから!?」とゾッとしたのですが、異音が聞こえるのはエンブレ時だけで、しかも不定期(低回転時でも高回転時でも鳴ったり鳴らなかったり)。おまけに音の鳴り方がエンジンの回転数に連動するというよりは、SR自体の振動に連動しているような鳴り方だったため、原因を疑う視点を広げてあれこれ考えていたのです。


じつは同じような異音はちょうど5年ほど前にも経験がありました。その時は走行距離4〜5万キロくらいの時期で、あれこれ悩みましたが、なんと異音の犯人はエキパイだったのです。中を覗いても奥まで見えないためハッキリとした原因は突き止められずじまいでしたが、内部で2重管構造(キャブ用は3重管構造)の溶接部分のどこかが割れたのか!? 振動によってカンカンッ&カラカラッと音を出していたのです(F.I.用のエキパイが2本目というのはこの時に新品に交換したから) 。そしてエキパイをチェックしてみると案の定、今回も犯人はエキパイでした。

 

[異音がするエキパイ]
今回もどこかで中の溶接部分が割れてしまったのでしょうか!? プラハンで叩くと明らかに硬質で高い金属音が響きます。

 

 

 

[中古で手に入れたエキパイ]
こちらは同様にプラハンで叩いても当然ながら異音はありません。当たり前ですがこれが正常な状態。ちなみにO2センサー用のボスが追加されたFI用のエキパイ価格は約¥25,000。キャブモデル用は約¥14,000。

 


FI化に伴い、O2センサー用のボス追加とともに内部構造も変更したSRのエキパイ。キャブモデル(〜2008)までのエキパイは3重管構造で、FIモデル(2010〜)から2重管構造に変わりました。そもそも3重管構造を採用した理由は、低中速時のトルクを稼ぐ効果もありますが、一番の目的はエキパイの“焼け対策”だそう。FIモデルから2重管に変わったのは、ヤマハとサクラ工業が開発したナノ膜メッキ(クロームメッキの上に施す特殊コーティング)が効いているようで、2重管でも焼けなくなったおかげで、FI化に伴う燃調開発も含め内部構造も変更されたとのことでした。


1978年当時それほどまでエキパイの“焼け対策”にこだわっていたのは、マフラーも立派な外観部品だった’70年代のオートバイにとって、エキゾーストパイプ&サイレンサーは性能面だけじゃなくデザインにおいてもその曲線美輝きが重要なポイントだったからでしょう。それを象徴する例で言えば「おお400」で有名なヨンフォアでしょうか!?



そして「エキパイが見所」という意味ではSRも負けていないんです。それは国産では最も太い部類に入る!? ビッグシングルを象徴するかのような“太さ”3段階に曲げられた独特の曲線美。中でも最大の見所は中間の“緩〜いR(アール)”の部分。この緩やかな曲線があるからこそ、「ひとつひとつの機能に存在感を与える」デザイン・コンセプト=“エレメンタリズム”を追求したエンジン・デザインとともにSRがどこか有機的な存在感を放つ理由のように感じてなりません。

カスタムユーザーさんでも「エキパイは純正派」ってヒトが多いですが、性能面もさることながら社外パーツにはないこの絶妙な曲線美が認められている証拠じゃないでしょうか。そんなことを考えながらエキパイを眺めていると、なんだか丁寧に磨きたくなってくるから不思議です。

 


ずいぶん前に手に入れた中古のエキパイは比較的キレイだったので脱脂した後、恒例のメッキングにて保護。もちろんエキゾースト・ガスケットは新品に交換。無事に異音は消え気持ちいいSRに戻りました。

 


しかし……まだまだ追求と検証が必要ですが、500cc化しているとはいえ、10万キロ弱走っているとはいえ、2回もエキパイがダメになるとは!? ムムムであります

最近また人気の“マップポケット無し”ver. 。ご希望の方は遠慮なく申しつけ下さい。


先日のブログで紹介したRD400 “Daytona Special”カラーのタンクバッグもそうでしたが、最近またちらほらと人気なのがLONG TOURタイプの“マップポケット無し”バージョン。


通常付くマップポケット[右]をDAY TRIP-ver.2のようにパイピング・デザインにしてみようと作ったのが[左]。オーナーさんそれぞれにご自身のオートバイに付けた時のイメージがあるんだと思いますが、レザー(合皮)だけのややシックな雰囲気が好みの方が多いのかもしれませんね。

たしかにLTD用/黒タンク時代のKZにも似合ってましたね。[右]はメッキタンクのSRオーナーさんが送ってくれた一枚。こちらは、KZとは対照的に個性的なオートバイこそ「タンクバッグはシックに…」というのもアリな好サンプルですね。

 



こちらはセミオーダーの赤パイピング。写真はLONG TOURのLサイズのため、バッグ下部にグルっと一周パイピングが入るタイプ。

中央にカラーパイピングが入ることで、バッグがグッと引き締まりますね。これはこれでアリなんですよね〜。

 


当然、フルオーダーでもちらほらとマップポケット無しのご注文は頂いております。
マップポケットは有りでも無しでも同じ価格になります。ご希望の方は遠慮なく備考欄に明記ください。

“Daytona Special”カラーで仕上がりました!


昨年末のオーダータンクバッグ・キャンペーンで頂いたオーダーのひとつがこちら。当初のオーダーはLONG TOURタンクバッグ(Mサイズ)をベースに、表皮=ホワイト/パイピング&ファスナー=レッド、マップポケット無し(サイドホール仕様)でした。大胆な配色だなぁと思い、念のため電話で確認すると、「RD400“Daytona Special”カラーにしたSR500に付けたい」とのこと。


RZシリーズに移行する直前、燃料タンクからシートカウルに続くフォルムやキャストホイールが、まさに’70〜’80年代の時代の変わり目を感じさせるRD400の最終モデル。その中でも’70年代のヤマハのレーシングカラーでもあった白地に赤ストライプが入ったカラーリングの“Daytona Special”は人気の一台。日本でもそれほど走っていないんじゃないでしょうか?

オーダーをいただいたAさんによると、中央の赤ストライプの両サイドに入る濃紺のラインも忠実に再現しているとのことだったので、タンクバッグも同様に中央部分は表皮もパイピングもファスナーも赤、そして“Daytona Special”に倣い、両サイドのパイピングはさりげなく黒に、そして残りの左右部分は表皮もファスナーもパイピングも白で統一することになりました。


真横から見たとき、そして上から見たときもしっかりタンクのカラーリングと同調しています。まさにオーダーメイドならではの仕上がり。ありがとうございました!!


それにしてもエンジンにも相当手が入っていそうなスピード感溢れるSR500。速いんだろうなぁ。ではでは、タンクバッグとともにさらに豊かなオートバイライフを!! というワケで、イマイチ想像がつかない、まとまらないとフルオーダーを考えている方は遠慮なくご相談ください。アドバイスというか、一緒にあれこれ考えましょう。

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