寒くなりました…てゆーか、週末はW漬け!?の年の瀬。

text/YAS photos/Yasuhiko Naruse, YAS and more

隔月刊「ストリートバイカーズ」の幕をおろす際に、皆さまと約束したWEBサイトでの展開充実をいよいよ始められるようになりました。すでにシバハラが奮闘していろいろアップしてますが、僕も好評をいただいていた連載コーナー“WWW.com”を、このYASブログの中で継続展開していこうかと思ってますんで、よろしくお願いします。

て、ことで、ストバイ最終号発売を終えてから1ヵ月余りですが、その間にも週末のイベントやツーリングのお誘いが連続して、出掛けるとなると何だかカメラを持っていかないと落ち着かず、カメラを持っていると今度は何らか今までどおり写真に収めないと落ち着かず、結局これまでどおり編集根性の抜け切らないW乗りとして、皆さんのツーリングに参加してきました。

その第一弾が最終号発売日の先月11月24日(土)、特集セニアでCB250SENIORで登場いただいた神奈川・伊勢原の長塚さんからのお誘いで、「悠久の道を走る」と題した日帰りツーでした。長塚セニア兄貴はCB250セニアの他に、CB550FやW1SAもお持ちで、今回はそのW1SAで、参加者を神奈川・秦野~足柄界隈の山の中の道を先導してくれるそうです。

朝10時に秦野のコンビニに12台が集合。遠くは群馬方面から駆けつけた方も。そのコンビニでまずは昼食も買い込んでおいての出発。出発早々、国道や県道などの道を避けいきなり地域の生活道路へ12台のオートバイ軍団がなだれ込むというルートには面食らいましたが、いわゆる山間の町や村を抜ける道には、収穫を終えて冬そして年の瀬を迎える落ち着いた雰囲気がありました。

少しずつ高度を上げながら道はどんどん山の中の小道になっていきました。すると日陰になったコーナーで停止。「水を汲みますよー」とツアコンのセニア兄貴。見れば小さな沢から出されたホースからとうとうと綺麗な水が流れ出ています。傍らのお地蔵さんに挨拶をして、お昼のコーヒー用の水を持ってきた空のペットボトルにめいっぱい詰めました。オヤジギャク連発の歓談もそこそこに出発。

お地蔵さんが守ってくれている沢の清水を、お昼のコーヒー用に汲んでいきました。

 

凝ったアングルをいつも探している  ダンディ・ナルセ氏

 

ひと山ひと谷と林間の道を越えて行き、開けたところに出たらまた停止。見晴らしの良いコーナーで小休止。遠くに大山を南端とした丹沢の山塊を一望にでき、その出発点が大山の西麓だったと思えば、それだけでもずいぶん遠くに来たなぁと全員が感動。ツアコンのセニア兄貴の配慮が泣かせます。「この山を越えたところに小学校の廃校があってこれがまた良いんです」と出発。

今回の参加者で紅一点のクミちゃん。GB250クラブマンで、オジサン達の気まぐれな運転にもしっかり付いてきてました

で、その廃校の小学校“旧高松分校”に来てみれば、これがまた見事な雰囲気で、小さな校庭にオートバイを並べ、各々にその懐かしくも感じる、取り残された夢の空間に浸りました。それでも、たしかにここは神奈川・秦野界隈の山あいなので、大して遠くへ来ているはずはなのだが、もう自分たちがドコに居るのかさえ分からなくなっていました。神奈川にこんな夢のような山間部があったとは…。

子供達の歌声が聞こえてきそうな名残りがいっぱい

E田くん、暴走。踊りだしてしまった!?

 

 

 

さらに、苔むした山道(林道ながら舗装はされていて、それがゆえに苔がコケの恐怖を膨らませます)を行ってまた停止。「ココは隠れた富士山絶景ポイントでーす」と、セニア兄貴はまた心憎いツアコン精神を発揮してくれました。

参加者の方々はどうぞ記念に落としてくださいね

あれ?Hセンパイがいな〜い!? 富士山見てるうちに、向こう側に落ちちゃったかな? せんぱ〜い!

 

一人一人、1台1台で記念撮影を終えて、山道を下るとアレレ!? R246山北付近の見慣れた雰囲気だ。そこから再び山道に再突入。出たところは、東名高速・都夫良野トンネルの真上にある公園施設“山北つぶらの公園”。富士山の勇姿が一望にできる駐車場の大きな歩道スペースで、車座になってランチ&コーヒータイム。各々、お地蔵さんの沢で汲んできた水を沸かしてコーヒーを淹れ、楽しい時間を過ごしていたら、お尻に根が生え始めた頃に「さあ出発です!!」と絶妙なタイミングでセニア兄貴の号令。

“山北つぶらの公園”の駐車場の歩道の広いスペース。背景には富士山の勇姿がある(ハズ)

足柄山西麓中腹の“誓いの丘”。ナゼか「クミちゃーん!」と叫ぶ

そしてナゼか、オヤジたちのクミちゃん撮影会となる!?

別の山道でR246に戻ってしばらく行って、今度はR246南側の山を上ります。金太郎で有名な“足柄山”です。とはいっても、足柄山という山はなく、箱根の北端の金時山から矢倉岳や鳥手山辺りの山塊のことのようです。その西麓中腹にある“誓いの丘”展望台駐車場からは富士山の全景が一望にできるので、皆で「クミちゃ~ん !!」と叫んですぐ出発(この日の参加者の中で紅一点)。足柄山塊の中の連続ワインディングをこなし東麓側に下りてきました。で、そのまま終着地・小田原厚木道路大磯PA向うと思いきや、セニア兄貴のルートはそんなに甘くなかった。またまた松田方面に戻り、東名高速脇にピッタリと寄り添う名もない細い道を走り、中井辺りから小田厚・二宮IC方面に南下し、ようやく大磯PAに到着。

スゴく遠くへツーリングした気分でいっぱいなのに、日の短い秋の陽がまだ沈んでいない頃に解散……という、軽食なハズなのに美味しさでお腹いっぱいという不思議な感覚を抱いたまま、みな笑顔で帰路に就きました。

突然、横に来たナルセ氏に撮られ、慌てた変な顔のYAS

そんでもって、次の週末は横浜ホットロッドカスタムショー(の仕事)があって、次の週末は少しノンビリ…と思いきや、W1箱根ミーティングの主催・W1愛好会の忘年食事会を兼ねた宮ヶ瀬湖ショートツーに参加。さらに翌週にはWエストレヤ交流会・清川ミーティング(…Gallaryでシバハラがレポート)と、寒くなればなるほどW3&W6に乗って出かけてばっかりの12月でございました。ふー…という今日も、これからW1工房・厚木基地の年越し餅つき大会でございます。どんだけ、W浸りW漬けの年末なんだぁ~/YAS

 

 

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