春とともに復活し始めるW3!?

今時点でこんな感じまできました。こっからは早いと思いますケド。

前回、正月早々W3がシリンダーヘッドとその上のロッカーケースの間からオイル漏れを始めて、アッという間に2ヵ月が経ってしまいました。とは言っても、僕にはナゼか冬に強いW6もあるもんだから……これまたナゼだかバッテリーが丈夫で、もう7年ほど交換してない!! とはいえ寒くなるとセルの回りがキモチ弱い感じがしたから、むしろ毎日乗っていられて良かったのかも……つーコトで、アッと2ヵ月ドットコムなんです。とは言っても(その2)、W3を放ったらかしにしたわけではなく、部品を買いに行ったり、前回報告したようにヘッドのエンザート加工を、W1工房・厚木基地の関根師匠にお願いしたり、相模原分室/やまが商店やマキトラ先生にダイナモO/Hの相談をしたり、もちろん仕事もしたりと…で、アッと2ヵ月ドットコムなわけです。で、ご覧のとおり、マフラーまで付いて、あと一歩です。春・4月には間に合いそうです。つーコトで、今回はキャプション(写真別解説)でのレポートをお届けしてみます。

まずはシリンダーにヘッドを乗せて締め付ける。この時、ヘッドガスケットをしっかり潰しておくと、後でタペット調整がラクなので、2~3日毎に増し締めをしておく。これを5回ほど繰り返せば十分だけど2~3週間経っちゃうね。

僕が30年ほど使ってきたトルクレンチは最大4.5kgf-cmまで。最後の方はもうそれではカッチンして締められないので、さらにソコから「5ぉー!」と叫びながらわずかに締め込むことを3回ほどした。これで1週間たっちゃう。

 

やまが商店で、ダイナモの配線の講義を受け、マキトラ先生にも相談。

 

増し締め地獄の前に、ダイナモO/Hのために、TRカンパニー後藤メカの手とエアツールを借りて、ダイナモを外してもらい、やまが商店&マキトラ先生に相談。結局、電気に強いマキ先生にO/Hをお願いし、将来的にICレギュレーターを付けやすいように配線(赤)を増やす工夫を…でも、今は使わない配線なので、二股リード線で元の配線に接続することで戻してます。

ロッカーケースのガスケットに前回はシリコン接着剤を使ったけど、今回は昔から合わせ部分の接着の定番“液体ガスケット・灰色”を使ってみた。

ガスケット上面にも液ガスを薄く塗り、十分乾いてから例の“割ばしガイド”でプッシュロッドの位置決めして、ロッカーケースを乗せたら、ナント1発で決まった!!……仕舞い込んだ純正の櫛ガイドをちょっと前に見つけたのに、使う時にはまたどっかへ行っちゃって……でもモー要らないね。

エキパイ・ガスケットは一応バラす度に換えるコトにしている……ナゼか? じつはW650やニンジャ900、ZRX1200などと共通サイズで、キタコの中空銅ガスケットなら4個900円、1個200円ちょっとだから、排気が漏れることを思えばケチる気がしないのだ。

今回のレポートの目玉は、メーターワイヤーのハナシ!? じつはタコメーターやスピードメーターが変な動きをしだしたら、メーターの中身よりワイヤーをまず疑おう!! メーターワイヤーはじつは古くなると切れるより“伸びる!!” それがメーター内の回転部品を押し上げて、最後にはメーターの中身を故障させるそうだ(計器修理屋さんのアドバイス)。実際に、僕のタコメーターも変な動きをし始めた時、このハナシを聞いてチェックしたら通常インナーが20mm出ているところを、28mmも出てた。1cm近くも押し上げていたことになる。早速新品に交換、結果は走り出さないと分からないけどね。

 

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