暖かくなってからはイイ感じのWWW.COM-その1

兵庫・丹波篠山にて

ドーモ、すんませんでした。WWW.comブログをずいぶんサボってしまいました。今年の正月から始まったW3のヘッド周りオイル漏れを、アレコレ悪いトコを突き止めながら直していき、4月にはもう大丈夫になっていて、それからはモー、関西&中部方面を2往復して、現在進行中の新刊「BRITISH TWIN英車真髄」の取材に駆け回っておりまして、そんなこんなで6月後半の現時点、僕のW3はこの上なく、昨年にも増して快調に走っております。とは言っても、コマゴマとアレコレあって、それらの解決&克服とともに発見もあったので、そんなこんなを3回にわたってお伝えしていきましょう。

GW中に厚木基地でBBQ大会。ミッションを片手に挨拶する師匠とクリスタルキングY賀さん。

「何もないというときにこそ、やってないトコをやっておくと後でラクなんだから。溜めると大変だよ」と、厚木基地の関根師匠に言われていたら、やっぱり気になりドコロが気になり始めました……ミッションです。W3を手に入れてから、オイル交換はしてきたけど、開けてまでの調整作業は1回も無し。プライマリー側も昨年のO/H時から1万キロもオイル交換してなかったので、両方のオイル交換をしついでに、クラッチケーブル交換と、いよいよ気になってきたシフトタッチの違和感を調整することに……シフトタッチがアップする時はスムーズなのに、ダウンする時がずいぶんカタく重くなっていたんです。「カニ爪の偏りだね、ほぼ間違いないね」と関根師匠と言われるまでもなく、僕もそう思ったのは、ほぼ1年前に基地メンバーの星野クンのSAがその症状で修理調整したのを覚えてたから。その際に、厚木基地イチの発明王・W1S2台乗りの山賀さんがその調整の大切さから、ガイドプレートを翌日には作ってしまったほどのカンジンな箇所なのです。

シフトのカニ爪調整とは、シフトドラムを回してアップダウンさせる“カニ爪”状のパーツの位置(クリアランス)を上下均等にすること。

図のセットピンが偏心になっていて、これを回すことでリターンスプリングの位置が変わり、カニ爪の位置も調整できる仕組み。

調整するにはシフトシャフトがカバーがなくても定位置にあってほしい…そこでY賀プレートが作られた!スゴイ!

シフトのカニ爪の調整も無事に終わり、フタを閉めようと思ったら、“そういえばキックペダルもたまにガツッと引っかかってたなぁ」とギアやスプリングをチェックしてみると、ラチェットギアは大してモンダイはなさそうだが、キックスプリングがビミョーに変形してたので新品に交換。翌日、関根師匠に見せたら、ちょっとイジってただけでポロリ!! まさに間一髪でセーフだったわけです。

キックペダルのラチェットギアは最初の1山がトンガリ形状。これが丸くなったり2山目のようなカタチに減っているとキックアームが変な引っかかりをおこす。

1周目が変形いていたスプリングを新品に交換。

翌日、関根師匠が触ってたらドキッ!ポロリ!換えておいて良かったぁ。

ストバイでもお馴染みのW3大先輩の林田さんのアドバイス「まだ使える中古クラッチケーブルを、フトン叩き状にして、緊急時のためにメインフレーム中&シート下に入れておくといいよ」のとおりにしました。

そんなこんなで、まだまだ気が抜けませんが、それでも関西方面への出張取材では快調に走ってくれて、季節が暖かく(&暑く)なってからはその気持ち良さを満喫させてくれてます。

幸運の“8”尽くし。

ここんとこのカムアウト2-Wエストレヤ本

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in YAS by SHIVA.