信じるか信じないかはアナタ次第、ではない事実!? …(1)石のこと

通称“南の石”は、長年考古学界から無視されてきたが、ごく近年発掘調査が始まり、掘ってみると同様のサイズの石柱が数本出てきた。

以前、ストリートバイカーズ誌の1/4Pコラムコーナーで不定期連載していたのを、HPのブログコーナーで復活させてみようかな…と。その記念すべき第1回は“石”についてです。“石”については昔から随分長い間考えてきたことでもあるのです。

世界最大の石造建築物でもある“ギザのピラミッド”は一体どうやって建てたのか?とか、なんのために建てたのか?とか…は世界の謎の代表格であることは、ご存知のとおりですが、この“石”にまつわる謎は他にも世界中に無数にあるのです。

この場合、“石”というのは火成岩=池中深くで強大な圧力を受けて熱を持ち溶解したとされているもの・溶岩のことで、最も一般的なのが“花崗岩”でダイヤモンドやヒスイに次いで硬く重量があり、酸化や風化に強く、古くからミカゲイシと呼ばれ、墓石や石碑などに利用されてきました。

とこりが、その花崗岩がピラミッドの内部構造物にふんだんに使われ、重いはずなのに深奥部にいくほど使われていて、硬いはずなのに加工によって垂直や平面が正確に出されていたのです、5000年ほど昔に……人類が持ち得た現代式の科学技術の歴史は数百年しかないのに。

そして、この写真です……現在戦火の下にあるイスラエルの隣国“レバノン”のバールベクの街中に、ポツンと置かれた花崗岩の石柱は、約4.5m角(約4.5×4.5m)で長さが約19mで、重さが1600t〜2000tとも予測されています。

と聞く分には、へーそうなの…としか思えないでしょうが、驚くべきはこの花崗岩の石柱を持ち上げて運ぶ手段が現在の科学技術にはない!というのです。最も重いものを動かせる重機として、NASAのロケット運搬用車両がありますが、重量としてはギリギリでも移動路面が平坦でなくてはなりません。さらには、その運搬車両に搭載するために持ち上げることができる重機が、現時点で世界中どこにもないのです。

さらに驚くのが、この石柱のすぐ北の小高い山のあるバッカス寺院。その中のある“ジュピター神殿”の基台に使われている石材が、この石柱と同じ大きさ……現代科学では異動が不可能な大きさと重さの石材を、どうやって山の上まで運んで綺麗に並べたというのか?……現代科学では不可能とかいうと、すぐ宇宙人の超文明って話になりがちだけど、そういう予想・想像は置いといて、それ以前に“石を軽くする”なんらかの方法があったことは事実として存在したワケです。

ジュピター神殿の基台に、同様の石材が使われ、整然と積まれている。左下の人間の大きさに注目!

それが地球の重力が今の1/3くらいな時期があって、そうすると人間の身長も3倍くらいあって、その巨人たちが今みたいな科学技術を持ってたら、軽々と持ち上げられたのかも…とか、すぐ宇宙人に短絡思考するのではなく、まだまだ解明されてない地球の歴史の中で、自然な理由・理屈が成り立つ想像がしたいのです。

いずれにしろ、ニンゲンの計り知れない理由から生まれた“石”が、長い間存在してきたことは、信じようが信じまいが紛れもない事実。しかも、そうした謎を秘めた“石”は世界随所に存在しています。そして、それらが持つ謎は全く解明されていません。

ニンゲンが抱く想像はあまりに現代科学に縛られ、それが照らし出す事実だけで綴られてきた歴史を信じすぎてきた…のかもしれない。巨人がいた時代も、恐竜と人間が共存していた時代だってあったのかもしれない……そんなことを想像させるのが“石の謎”でもあります。次回もその“石の謎”のひとつを…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ゆっくりやる……スピード神話の誤り

わたくしゴトで恐縮ですが、僕はオートバイの他に、“中国武術”の探求を長年趣味としてきました……なにしろ初代“ブルース・リー”世代で、今でもヌンチャクも数十本所有しています。カミさんと唯一共通するのはその中国武術のひとつ“太極拳”です。
太極拳というと、たいていのヒトは“健康法”とか“体操”とかをイメージしがちですが、じつは他の中国武術同様の“殺人拳”でもあるのです……まさにマンガのようなハナシですが、カミさんが参加した中国本土・吉林省での“楊式太極拳インストラクター講習会”についていった時に目のあたりにし、実際に体験もしました。

その大家の老師匠が得意としているのは楊式太極拳の源流に近い古式型で、全体に低くゆっくり流れるような動きの中、ときおり鋭き気合の呼吸音とともに繰り出される突きや蹴りはまったく見えなくて、見えたとしてもまさに残像のようでした。さらには、弟子と行った推手(太極拳流の組み手・乱取り)では、流れる動きの中でその老師匠がニヤリとしたのちに短く鋭い気合を発すると、弟子の身体がゆうに5mほど飛んでいってしまったのです……この辺りから、この話をした人に信じてもらえたことがないのです。
「キミも感覚を感じておきなさい」と、僕も弟子の10倍ほど遅いゆっくりした推手(…読んで字の如く、手の甲同士をくっつけたままする推し引き相撲のような組手)をすると、やがて老師匠の推してよこす力が僕の身体の中心に溜まってきて、足の位置を変えても避けきれなくなります。

そして、例のニヤリとともに声にもならない小さな気合呼吸が入ると、僕の身体は背骨を失って、まるで軟体動物のように地面に崩れ落ちるのでした。その直前まで小柄な老師匠は柔らかかったはずなのに、まるで体重が10倍になったくらい、突如重く固くなり不動の存在に変化しているのです。ブルース・リーの“1インチ(2.5cm)パンチ”どころじゃない、1mmあれば十分という感覚、中国武術の“真髄”を肌身で感じた瞬間でもありました。「これはたしかに殺人拳並みだ…と思っていたら、老師匠は若い頃の避け難い他流試合や喧嘩沙汰のなかで、実際に残念なことに2名ほど天に召されたこともあったそうです。見ていた周囲の人々が事情を理解していたのでオトガメなしで済んだ…と聞き、いかにも!なハナシと妙な納得をした次第です。

さて、こんな中国武術のハナシが、オートバイのコーナリングと一体どんな関係があるというのでしょうか?……太極拳はなぜユックリした動きで練習するのか? という部分に関係してきます。

その理由は、動作をユックリ行うことで、自分の身体(骨格や筋肉)を正確無比に操れるようにするためです。“正確無比な操作”=単位時間あたりの最大効率を獲得すること……もう分かってきましたね? コーナリングと太極拳に共通する重要要素が。
つまり、オートバイでのコーナリングに限らず、スポーツの全てに必ずついてまわる“練習”とは、そのメカニズムを十二分に理解した上でユックリ&丁寧”に行えばいいのです。思考を伴わずに身体が正確に動かせるようにするためです。そうすれば誰でも、迷いや不安・恐怖を一切感じることなく、安心と快感のうちにスムーズなコーナリングが実現でき、結果的に速く走ることになる……はずなのです。

ところが、なぜかモータースポーツに関してはオートバイに限らず、初心者・アマチュアのうちから、“速さ・スピード”が求められます.…いや、求めさせられます、その方が上手くエライことのように言って。そしていつしか、理屈もわからずにガムシャラに、速さばかりを追い求める、モータースポーツをフクロ小路のような狭い世界と錯覚させます……が、なにをかくそう、そんなこと言う僕も、まさに若い頃はその錯覚のドツボからモータースポーツ、オートバイ・ライディングの世界に入ったクチなのです。

若い精神(=感覚)はスピード・速さを、その価値や意味合いよりも“刺激”として受け取ることで、楽しさ・快感を見出します。ところが、“刺激”はその時の神経・感覚を興奮させますが、その仕組みに対する理解が深まったわけでもないので記憶に残ることなく、刺激による興奮を快感・幸福感と錯覚してしまうんですね。若さの衰え=歳を重ねるほどできなくなるのが当たり前なのです。

ところが、二輪ギョーカイも我々マスゴミも、スピード・速さは上手の指標として、スピードが出せるオートバイ=排気量が大きいオートバイが上位で、上手・エラくなれるという倒錯した価値観を蔓延させてきたわけです。そして、いつしかその価値観が“数値”に置き換えられて優劣を競わせ、初心者・アマチュアもレース競技もタイム短縮に血道を上げる=速い=エライ、という単純な評価軸だけになっていったのだと思います。

でも……ホントにそうなんでしょうか?……もちろん、たくさんある中の1つとして間違いではないでしょう。でも、オートバイに乗る楽しさや幸福感はもっといっぱいあると思うのです……例えば、それはユックリ走る楽しさ・幸福感であったり。

だから、速さを追い求めてやっていても恐怖や不安ばかりが募るのなら、ユックリやってみてはどうでしょうか? あるいは、ユックリやっても不安定にならず、楽しさとともに仕組みへの理解が深まるくらいの大きさ・排気量のオートバイに乗り合える、というのも、プロでも専門家でない我々が楽しむ大人のオートバイライフには、大切な選択なのかもなのかもしれません……自分の身の丈=感覚のキャパシティ(容量)に合った+余裕が持てるユックリさやサイズ感が、速さや大きさではない、大人のオートバイライブにとって重要なポイントになると思うのです。

 

 

 

 

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W1ミーティングお疲れさまでした。


12日(sun)に開催された41回目のW1ミーティング。久しぶりに雨の心配をしないW1ミーティングは170台ちょっとの参加台数で大盛況。ついでにストバイブースもありがたく大盛況で写真はこの集合写真一枚だけ。在庫が残り2つのみだったタンクバッグが早々にお買い上げとなり、その後も「タンクバッグは?」と要望の声多数。在庫数が少ない商品に限って問い合わせが多いのは昔から決まりのようでも、期待に応えられず失礼しました。再入荷までもうしばらくお待ちください。

とにもかくにも参加された皆さん、お疲れさまでした。

 

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