秋の箱根W1ミーティングは10月9日開催!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今年5月に、3年ぶりに行われた箱根W1ミーティング。567禍で2年(=4回)連続中止を余儀なくされただけあって、さすがに辛抱しきれずW1ミー禁断症状が出てた方々で大いに賑わいました。しかも、主催者側のしっかりした567対策の徹底が功を奏したようで、事後の567発症拡散という話もなく、無事に開催することができたようです。

ということで、秋のW1ミー“第38回W1箱根ミーティング”も、10月9日にいつもの場所でいつものように開催する予定でありますので、よろしくお願いします。

私感ではありますが、前回第37回において、参加料のゴマカシ方などが動画サイトで伝えられるなど、一部でそうした参加料不払いなどの事例があったそうですが、非常に残念に思いました。

そもそも、主催のW1愛好会のスタッフの面々は当日ばかりでなく開催前も開催後もボランティア精神で運営されておられます。その上に、後日送付されます参加者名簿・記念写真・記念ステッカーなどの郵送費なども、参加者皆さんの参加費から捻出されております。そうした類の物が要る要らないに関わらず、皆さんの正規の参加費等で開催・運営を支えている意味で、是非ともご協力をお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[第38回W1箱根ミーティング開催要項・内容]

神奈川の“W1愛好会”主催で四半世紀以上にわたり開催されてきたこのイベントは、毎回200台余りのW1/W1S/W2TT/W1SA/W3などのオーナー達が全国から駆けつける。38回目となる秋のW1“箱根”ミーティングの開催場所は、例年どおりの“十国峠レストハウス(R1箱根峠から県道20を熱海峠・伊豆スカ方面に南下約10分)”。希少リプロパーツや記念グッズ・ノベルティなどの販売、また参加者にはお楽しみ抽選会もあり。マナー/モラルを守る大人のカワサキW系オーナーの方はゼヒ、W情報の交換やW談義に花を咲かせにお越しください。W650/800の方でもWスピリットのある方なら参加OK、W1系にちょっと興味のあるという他機種の方でしたら、見学参加可能(見学参加料500円)です。

■開催日時:2022年10月9日(日)10時受付開始

雨天の場合は1週間順延(10月16日に再開催)

■場所:十国峠レストハウス駐車場(静岡県田方郡函南町桑原1400-20/TEL0557-83-6211)

■参加資格:W1~W3

■参加費:1000円(参加者名簿・記念写真・記念ステッカーを後日郵送)また他機種の方見学参加は、500円で見学できます(見学希望者は、参加者名簿・記念写真・記念ステッカーの後日郵送やお楽しみ抽選会の資格はありません)。

●W1愛好会/〒254-1143神奈川県伊勢原市下糟屋165・TEL&FAX0463-93-2735(会長・髙橋携帯090-3506-4162)

Z650RS次世代W説・追補版/現代的旧車感とは?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Z650RS次世代W説の最終回で、“現代的旧車感”という表現をしましたが、イマイチ分かりにくい、ニュアンス的すぎる表現だったとハンセーしまして、僕の思う“現代的旧車感”について、もう少し深ボリしておこうかと思います。

“現代的旧車感”を理解していただくのに、まず重要なポイントは“旧車感”です。旧車な感じ…って、何のことだろう?……とゆーところを、4回に分けて説明してきたわけですが、つまり“ステアリング・レスポンスが穏やか”=フロント周りに、車体の傾斜角に応じた舵角がつく、その反応が穏やかで分かりやすいということです。実際に旧車と言われるの’60〜’70年代のオートバイでは、そのステアリングの反応がゆっくりで、しかもその舵角もハッキリ認識できるくらい大きい……重量のあるフロント周りの変化が大きいのだから、時間がかかるのも当然。量(…移動距離や角度)=時間なのです。

でもその掴みやすい“量・距離・角度・時間”があるから、いつもオートバイが自分の感覚の範囲内にある“安心感”が大きい。手の内にある安心感が大きいから、これをしてみよう、アレもしてみよう、と積極的な夢・可能性・挑戦が広がる、というものです。

これがレース&レーサーのパフォーマンスから生まれたオートバイと、そうではない、レース使用が前提にないところで設計開発されたオートバイとの決定的な違いとも言えます。僕が言う“旧車感”の大半はこの部分でもあります。

実際に、’80年代以降の、スポーツ性を意識した設計のオートバイは十中八九、レース・テクノロジーを何らかの形で下敷きにしています。もちろん、それ自体は悪いことではありません。そのレースから得た技術によって、大きく進化発展したテクノロジー……例えば、エンジン性能もサスペンションもタイヤも、めざましく進歩して安全&安心が大幅に向上してきたのはそのおかげでもあるわけですからね。

ただ、’80年代当初はその流れでも良かったのですが、それが技術的進歩が進んだ’80年代後半あたりから、雑誌関係も分かってる風味でアレコレ記事にするから、読者(=ユーザー)も専門知識&用語だけの思考や会話が進み、本当の意味を理解したわけでもないのにどんどん思考・会話が一人歩きしていきました。そうこうしている一方で、メーカー側は常にサーキット・パフォーマンス重視で新型モデルを開発することが売れ行きにつながるとして、’90年代以降はレーサーレプリカ(→ロードゴーイングレーサー)→スパースポーツと。市販車をどんどん先鋭化させていった結果、一般ユーザー離れが顕著になっていきました。

そして’90年代後半から00年代初頭にはレーステクノロジーからのフィードバック満載として、カウルを剥ぎ取って楽なライポジにした“ネオネイキッドモデル”ばかりがラインナップされる傾向になってきたわけです。まあ、そういうことが好みのユーザー層もないわけではないですが、ちょうどその頃から、いわゆる“旧車ブーム”に拍車がかかっていったのです。

もちろん、さまざまな要素要因が絡んでいるハナシなのですが、新車・新型モデルに魅力がない…と言われ始めた頃からの流れをざっと説明すると、そういうことなのです。ポイントは旧い新しいのハナシではなく、ユーザーの日常使用の観点からすると、手に余すほど行きすぎちゃった新型モデルばかりになった…という現状だったわけです。

僕がいう“旧車感”とは新旧の話ではなく、じつは一般ユーザーが本来一般道を走って楽しむ日常使用領域で必要とされる要件のこと。それ自体はユーザーの日常使用がめざましく進化向上しなければ、必要要件も進化発展する必要はないはずなのです。そして、それは技術的に行きすぎてしまった新型モデルが、ごく少数だけが楽しむサーキット走行やレースでの結果を前提にしているうちに、日常使用で必要な要件が忘れ去られ、結果的にその要件をすでに持っていた旧車が俄然人気者になるのも納得のいくハナシなのです。

ところが、そんな果てに登場したZ650RSは新型モデルでありながら、そうした日常使用領域で必要な要件が備わっていると感じたので驚きでした。しかも、(繰り返しになりますが)マス集中を意識して新設計された軽量コンパクトな車体+前後17インチ・ラジアルタイヤという最新技術で構成されたモデルにもかかわらず、旧車が魅力として持ってきた日常で必要な要件も兼ね備えている…となると、それはもう驚きの新型モデル、まさにそれが“現代的旧車感”という表現がピッタリの内容なのです。

W650/800だって、同じような要件を備えているから、ダブワン系と同様の根強い人気を誇っていると思います(…僕も実際にW6ユーザーでもありますしね)。でも、やかんタンク、空冷エンジン、F19/R18のバイアスタイヤ、2本ショックなどといういかにも旧車然とした外観的要素が、いま乗りたいオートバイとしてはイマイチと感じる方も少なくないでしょう。

そこまで旧車志向じゃない(…あるいは、そんなに旧車志向ならダブワン系にしたいけど、ホンモノの旧車となると気をつかうし)…むしろ、もう少しイマな感じがあるほうが気がラク…つまり新しい側にも旧い側にもトンガリすぎない、ちょうどいいバランスの現代的な“普通のオートバイ”……じつはそうしたオートバイを求める、リターン組を中心にした“サイレント・マジョリティ(潜在的多数)”が求めるオートバイなのでは? そんなことまで考えてしまうほど、じつにちょうどいいオートバイがZ650RSと思う、というハナシなんです。

 

Z650RS発売を機に製作した“ZAPPER”本。ザッパーはZ650のことではなかった!!?? サンエイムック/1200円。

ふとアタマに降りてきたストーリーを、リターン層をテーマにしたインチキ小説にしてみました。650と65がキーワードのストーリーは、「ZAPPER」(サンエイムック)の中に4Pで掲載してます。

次世代“W”ってハナシ、信じてないでしょ?…その4

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、3回にわたってZ650RSの魅力として、“分かりやすいステアリング・レスポンス”だけに注目して、しかもそれが最新の基本構成や素材/マテリアルに近いわりに、’80年代初頭のレーサーレプリカが登場する以前のモデルに近いフィーリングだということをお話ししました。しかも、それが他社ヤマハR Z250/350を彷彿とさせるフィーリングだということもお話ししました。

このことには注釈が要りますね……“ヤマハRZを彷彿とさせる”とは、“似ている”とか“近い”という意味ではありません。以前やっていた専門誌ではこういった表現はゼッタイしないのですが、まあブログですから、僕の個人的な経験を踏まえてお話しした方がわかりやすいかと……特に、僕と同世代(昭和30年代/’60年前後生まれ)で、’80年バイクブーム以降の頃に、仕事や結婚、出産など人生の一大事が始まって、泣く泣くオートバイを降りた方々、つまり現在のリターン層には、アノ感動を再び皮膚感覚で実感できるオートバイと思ったのです。

専門のプロらしくお話ししますと、エンジンはネオ・ネイキッドZ650にも採用されてきた水冷4ストロークDOHC4バルブ並列二気筒/649cc・180°クランクという最新鋭のスペックを持ってます。インジェクションをはじめとする総合電子制御システムによって、50kw(68PS))/8000rpm・63Nm(6,4kgf-m)/6700rpmを発揮し、吸気口径などの設定を低中速重視としているわけですが、特筆すべき特徴は、エンジン特性の“2面性”です。

具体的には、エンジンが6000回転を境に、異なる性格をしていること。6000回転以下では、実に扱いやすいツイン・エンジンの様相……180°クランクの不等間隔爆発でありながら、低中速重視のエンジン設定に加えて、適度に配したバランサーのおかげでで、ショートストロークでありながらロングストロークかと思わせる粘りのある豊かなトルク感、そしてスロットル操作に対する穏やかなエンジンレスポンスに相まって、二気筒らしい振動というか鼓動感とともに、じつに扱いやすいツインエンジンの特性を実感できます。

この辺りがW1系やW650/800系のファンでも納得のいく二気筒らしさとも言えるのですが、6000回転に近づいてクランクの回転ナーシャ(慣性力)が乗ってくると、ツインの鼓動感は薄れ、軽く鋭い吹け上がりと加速力を見せます……もう、その辺りではツイン感はなく、むしろ4気筒か2ストローク・エンジンのような吹け上がりなのです。

軽量コンパクトな車体を持て余すことはない。コーナー進入のシフトダウンも、スリッパークラッチのおかげでじつにスムーズに行こなえる。

 

 

 

 

 

 

 

 

コーナー立ち上がりも、6000rpm以下のコントローラブルなトルクを使って、安心してしっかり曲がりこめる。直線に出る頃に6000rpmを超えれば、昔の2ストさながらの鋭い加速も楽しめるという2面性。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もうお分かりですね、これがRZ250/350を彷彿とさせる部分……6000を境に性格を変える二面性が、電気デバイスが付いていない初期RZの2ストローク・フィーリングを思い出させてくれる……とは言っても、基本は4ストロークエンジンなので、2ストの反り上がるほどのネガな緊張感は感じさせない、管理の行き届いた安心感が終始あるのでご安心を。しかも、スリッパークラッチ搭載で、シフトダウン時のエンブレの衝撃も実にマイルドで、最新技術がずいぶんラクで楽しいものにしてくれます。

さらに言えば、車体が大きすぎず、重量も小さく軽快で、その上徹底した“マス(質量)の集中”によって車格的にも中型車かと思わせるコンパクトさに感じさせるので、パワーを持て余すこともないし、力不足なんてことは微塵も感じさせないのです。

そして、3回にわたって言ってきた“穏やかなステアリング・レスポンス”によって、じつに分かりやすい=把握しやすい=安心感いっぱいのフロント周り……この分かりやすさ・把握しやすさは、穏やかなステアリング・レスポンスに加えて、付いた“舵角”がバンク角に応じてしっかりとした量があって把握しやすく、前後17インチ・ラジアルタイヤなので、前後合わせた全体のハンドリング・フィーリングはまさに旧車感たっぷり。17インチ・ラジアルでもこういう旧車のフィーリングにできるんだ!とちょっとした驚きさえ感じました。

photos by Kouichi Ohtani

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

じつは、試乗撮影の後、シバハラと2人で真剣に“購入”を検討しました。シバハラはカワサキプラザに電話してローンの話を聞いたほどです。でも現在、世界情勢などの影響で生産&供給がまるで間に合っていない状況で、今季はプラザ1店でも数台という割り当て予定とのこと……僕らには、そうはいっても乗ってるオートバイがあると思うと、これから乗ろう!再び乗ろう!と真剣に考えている、特に50歳以上のリターン層ユーザーさんにまずはぜひ乗ってほしい、と思って、見送ることにしたくらいです。

オートバイはいつの時代でも、作った人、設計した人の意思や気持ちがあって成り立っているものです。そうはいっても、昨今の経済事情などの影響もあって、その差が分かりにくい似かよった新型モデルが多い中、このZ650RS際立った個性を放っている新型モデルだと思いました。その個性が、必要十分な最新技術によって構築された“現代的旧車感”だと思います。まさに、そこがリターン層の心情に打ってつけの魅力だと思います。

そんな意味も込めて、Z650RSは“次世代W”と考えてもいいんではないか? それくらい、新型にしてはじつに珍しい、個性的なオートバイなのです。日常的にソバにあってほしいと思える、それだけでも十分“W”じゃないでしょうか。

上の青空バックのカットを撮影している時、ふとアタマに降りてきたストーリーを、インチキ小説にしてみました。650と65をテーマにしたストーリーは、「ZAPPER」(サンエイムック)の中に4Pで掲載してます。

Z650RS発売を機に製作した“ZAPPER”本。ザッパーはZ650のことではなかった!!?? サンエイムック/1200円。

 

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