こちらはW1関係では有名な〈W1工房厚木基地〉の関根さんが送ってくれた写真。
1stロットのタンクバッグを使ってくれているのですが、先日走行中にガソリンはたっぷり入っているのにガス欠のような症状が出たとのこと。原因は、タンクキャップの“エア抜きの孔”をタンクバッグで塞いでしまいガソリンが落ちなくなったことでした。
W1シリーズは、W1Sまでタンクのエア抜きはタンクキャップ上部に付いていて、W1SA以降はサイド部から抜けるようになっているため、W1SA以降でこうしたトラブルは聞きません。ちなみに’70年代以降の各メーカーのオートバイもほとんど同様で、タンクバッグを装着しても走行に問題はありません。
そこで関根さんが講じた対策がコチラ。よく夏場にシートに敷いているヒトも見かける5mm程度の通気性の良いメッシュ素材をタンクキャップを逃げる袋孔にセット。こうすることでタンクキャップ上部にエア抜きの穴があるモデルでもガソリンが落ちなくなることはありません。
タンクキャップの上部にエア抜きの孔があるタイプは、’60年代以前のオートバイやカスタム系のタンクキャップでもたまに見かけます。タンクバッグが原因でのガス欠症状……しかも途中までは順調に走っていたのに……コレ、場合によっては迷路にハマり解決までとんでもなく遠回りする恐れもあります。W1系であれば〜W1Sまでのオーナーの方、それ以外でも該当するタンクキャップが付いている方はご参考にどうぞ!!