[Meguro Being]—かつて、メグロが現役だった時代。
今日は来週火曜日に発売する『MEGURO 100』からプレビュー紹介、その1をお届けします。
Meguro Beingと名付けたタイトル、1960年代アメリカ・サンフランシスコで起こった若者たちの運動……Human Beingからヒントを得たタイトルですが、直訳すれば「メグロという存在」となります。
1964年に実質、会社がなくなってしまう目黒製作所。今回制作にあたり、各方面いろいろと探りましたが、メグロが全盛期を迎えていた1950年代の会社の資料や写真はほとんど残っていないのが現実。そんな中、取材を通してご紹介いただいたのが、創業者・村田延治氏のお孫さん(佐藤典子さん)でした。目黒製作所が紆余曲折あった1960年前後は中学生だったということでしたが、実際にお会いし色々な話を聞かせていただきました。
その中でよかったらご覧になってくださいと、お借りしたのが何枚もの当時の写真でした。1950年前後と思われる写真、那須烏山工場内の写真、東京都内で撮影したと思われる広告用写真やイベントでの写真、そして“目黒争議”ともいわれたストライキの写真等々……それらの写真は、これまで目黒製作所やメグロ・オートバイのことを扱った書籍等でも見ることがなかったものばかりでした。百聞は一見に如かず、というわけで、オープニング企画〈Meguro Being〉として、“かつて、メグロが現役だった時代”を写真で綴りました。
お楽しみに!!