年末年始の予定。


あらためまして2022年も一年、ありがとうございました。

バッグ稼業はなんとかタンクバッグまで再生産できるメドが立ち、基本的な旧ラインナップは今年中に再販することができました。年明け早々には帆布バージョンとサイドホール仕様= for YAMAHA SRのタンクバッグの案内もできると思います。また来年は定番のサイドバッグやシートバッグの素材変更をはじめ、オートバイライフがさらに豊かになる商品を企画していきますので、そちらもお楽しみに。

 

雑誌稼業は、この年末に制作し終えた「大人のチャレンジ アジャスト&セッティング」が、新年1月13日に発売します。車体セッティングというと、速く走りたいヒトがやることでしょ……とつい敬遠しがちですが、そのホントの目的は「より自分に合ったオートバイにする」こと。「大人のコーナリング」の続編的な内容ですが、走る前にまずはアタマで理解して……というワケで、あえてこの寒い真冬のリリースとしています。こちらは年明けにまた詳細をブログアップ予定です!!

ではでは、皆さま、よいお年をお迎えください。

■年末年始のweb shop営業について
12月31日〜1月4日までは休業いたします。休業期間中、ご注文は可能ですが発送は1月5日からとなります。

最大20% offの年末セールは明日までですよ〜。

年末謝恩SALE、たくさんのご注文ありがとうございます。今年はSIDE CARGO PACK-STANDARDのBLKとSIDE CARGO PACK-LARGEが20% offの目玉アイテムです。ひとつあると日々のオートバイライフが豊かになり、2つあるとさらに遠くへ行きたくなる頼もしい相棒となってくれます。それぞれを片方がけで使うことはもちろん、左右に振り分けても意外とワルくないんです。ぜひお得なこの機会にお試しください。

 

Honda GB350、Good Old & New Taste !!

■SIDE CARGO PACK “LARGE” with GB350

制作中のムック「大人のチャレンジ、アジャスト&セッティング」の撮影でHondaさんから借りているGB350。

多くのヒトが驚いた超ロングストロークなエンジンは、交通量が多い都内の幹線道路でも相変わらず走り出した瞬間から周囲に惑わされることなく、のんびりゆっくりマイペースでエンジンの鼓動感に浸ることができていいですね。

■SIDE CARGO PACK “STANDARD/BLK” with GB350

今から70年以上前の英国製350ccの単気筒モデルの黄金比!? ともいえる、ボア70mm×ストローク90mmと近似値で作られた、ある意味“現代の旧車”ともいえるGB350。走り出すと古き良き単気筒エンジンのフィーリングに想像を巡らせられる一方で、限りなくエンジンのフリクションを減らした最新技術と緻密な燃調制御のおかげで、まるでツインのような魅力も感じさせる不思議なオートバイ。まだ乗ったことがない方、そしてそろそろ大排気量車や旧車がしんどくなってきたなぁ……なんて方は一度試乗してみることをオススメします。

■SIDE CARGO PACK “LARGE” with GB350

そんなGB350のもうひとつの魅力が堂々とした車格。それこそSR400よりも大きく感じるのですが、調べてみると実際に全長もホイールベースもGBの方が長かったですね。またちょっと嬉しくなるのは’60年代のオートバイを思い起こさせる、少し“前”に設定されているステップ位置。まさに椅子に座ってそのまま足をおろした位置にステップがあるため窮屈感は皆無。これがクルージング時にも最高なんです。スタンダード・ロードモデルのステップ位置は、’70年代以降、スポーツ性が高まるとともに少しずつ後退していきましたが、GB350はステップ位置からも古き良きスタイルを感じることができます。

 

■SIDE CARGO PACK “STANDARD/BLK” with GB350

■SIDE CARGO PACK “STANDARD/BLK” with GB350

■SIDE CARGO PACK “STANDARD/BLK” with GB350

そんなGB350、ちょっと宣伝になりますが、我がSIDE CARGO PACKはSTANDARDサイズもLARGEサイズもバッチリ似合いますよ。

■SIDE CARGO PACK “LARGE” with GB350

LARGEサイズが大き過ぎない雰囲気で装着できるのもGB350の車格の大きさやデザインのおかげですね。ではでは、今週末まで開催している年末SALEでは、上記二種類のバッグはどちらも20% offでご案内していますので、ぜひぜひご検討ください。

 

やっぱり好き嫌いがわかれる!? 帆布サイドバッグのワックスコットン化。経過報告。

合計3回のワックスにより陽に当たるとややテカりだいぶ目も詰まってきたオモテ面。

以前のブログで紹介した帆布サイドバッグのメンテナンス、というか改良。ワックスコットンJKTのリプルーフにヒントを得て、帆布サイドバッグの耐久性&防水性UPを企みフェールラーベンの固形タイプのワックスを塗り込み、日々使用しながら経過観察をしています。


そもそもは実験のため3ヶ月ほど付けっ放しにし色褪せてしまったサイドバッグの褪色軽減を目的に、いい意味での使い込んだヤレ具合と経年変化を楽しむべくワックスコットン化しているワケですが、今年10月にスタートしてオモテ面は合計3回ワックスを塗り込みました。ワックスコットンJKTと同様、サイドバッグも裏地が付いているため内部へワックスが侵入する心配はありません。ですが、ワックスコットンJKTのようにそもそも糸にワックスを染み込ませた生地で作られているわけではないため、なかなかスムーズにワックスコットンJKTのような風合いにはなりません……いや、そもそもなるのか!? というギモンもありますが。

ワックス3回施工後。

ワックス無施工。

ワックス施工部分は縫製糸のあいだにもワックスが入り、生地もだいぶ目が詰まってきて独特のゴワつき感も出てきました。陽が当たると鈍くテカる感じもまさに「コレコレ」という風合い。ワックスコットンJKT好きならわかってもらえる、この鈍くテカる風合い……ですがワックスコットンJKTが苦手なヒトにとってはやっぱり不潔感でしかないのかもしれません(笑) お好きな方にはオススメです。

 


ワックスを入れた部分はわずかにベタつき、生地感としては固くなった印象。海外製の高いオンスのワックスコットンを使用したバッグなんかに近づいている風合いで、現時点ではネライどおりな感じ。まだ見える部分というか、雨がかかるオモテ面だけですが、だいぶワックスが浸透し始めていますので、少し抜けてきたら次回はワックスコットンJKT用のリプルーフ・オイルを入れてみようかと思案中です。


そうそうリプルーフ用オイルといえば、現在なぜか市場で枯渇中。いつも渋谷にあるBARBOURの路面店で購入していたのですが、残念ながら閉店してしまったのでオンラインショップをチェックするとここのところSOLD OUT続き。で、ネットでは軒並み価格高騰中。そのうち入荷するのでしょうけど、なんだか心配なので近所でPOP UP SHOPをやっていたdubarryでオイル缶を2缶を購入しました。

では、サイドバッグのワックスコットン化についてはまた続報が入り次第お届けします。

クラシック系のオートバイには定番のオリーブドラブはもちろんハマりますが、主張しすぎないブラックも似合いますよ。

ちなみに明日9日から年末謝恩SALEを開催しますが、スタンダードサイズのSIDE CARGO PACKの帆布ブラックはSOLD OUT次第、一旦終了いたします。検討されていた方はぜひこのSALEでお買い求めください。

 

 

雰囲気の良いGB350カスタム……のパーツ購入先。


素性が良いオートバイほど「自分だったら…」と、改良&カスタムのアイデアが湧いてくるものですがGB350もまさにそんな1台……と、昨年春にブログで紹介した〈BROWNYARD CLASSICS〉がカスタムしたGB350。ボルトオン・パーツの量産等で予定よりも遅くなったようでしたが、気がついたらweb shopで販売を開始していましたのでご紹介。

GO→〈BROWNYARD CLASSICS〉

 


ボルトオン・パーツとして販売されているのは前後フェンダーとシート。

テールランプはワンオフ、リアサスペンションはトライアンフ用を加工流用していますが、この雰囲気のポイントは、汎用コンチタイプのハンドルやリアサスペンションにサイドカバーやマフラー、さらにはエンジンのカバーやボルト類など、純正パーツも含めて要所要所をブラックで塗装していること。

GB350が少しマイルドな印象となりスピード感を演出。何もフルカスタムしなくてもバランスの良いオートバイは作れる……という好例です。

 


わずかなパーツ交換や塗装でガラッと雰囲気を変える……フルカスタムが当たり前な時代ですが、なんだか初期TWのトラッカーカスタムを思い起こさせる“センスの良い工夫”があらためて新鮮。


GB350を少しカスタムしたかったヒトは要チェックです。



写真の3台は先日のHOTROD CUSTOM SHOW 2022で、[上]のGB350のカスタムを手がけたビルダーによるフルカスタム車両。過去にストバイでも何度も取材させてもらったことのあるビルダーで、一貫した“マイルド”で“スピード感”のあるスタイルは唯一無二。

浮世離れした似た雰囲気のカスタムバイクが並ぶなか、ショーのコンセプトでもある1950〜’60年代のアメリカをベースに、新鮮な発想やアイデアで仕上げられたカスタムはひときわ異彩を放っていました。

ちゃんとアメリカを感じさせながら、日常的に乗りたいと思わせる……じつはこうした雰囲気こそがMOONEYESのホットロッド・カスタムショーが他のカスタムショーとは違っていた部分で、バイク乗りがたくさん集まり始めたきっかけでした。でもここ数年の世界的なカスタムブームの影響か、いつしか日常感からかけ離れた“なんだかわからないけどスゴイ”だけのショーカスタムの方がメインになりつつあって少し寂しい感じもしますね。

 

 

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