前回の続きです。
■[SR500F.I.]ゴム類のメンテ、忘れてました…。その1は→コチラへ。
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こちらは前回写真で見せたメーター本体とメーターカバーの間に挟まるダンパーですが、[上]が新品で[下]が10年使用し続けたモノ。これぞ経年変化。見事に横方向に延び縦方向に縮んでいます。新品は弾力とともにフワフワとした柔らかさを保っているのに、10年モノは当然弾性もなくずいぶんと硬くなってしまっていました。
ちなみにステアリングからメーターに至るまでにはいくつものダンバーが入っていることに今さらながら気がつかされました。ではひとつずつ確認していきましょう。
①上で紹介したメーター本体とメーターカバーの間に入るダンパー。ちなみにこのダンパーは新品。
②続いてメーター本体とメーターケースをラバーマウントにて固定する部分。スピードとタコメーターで計4つ。こちらも10年使いっ放しでカチカチに硬化してました。
③こちらはスピード&タコメーターを固定したステーを、トップブリッジを介してヘッドライトステー等を装着するブラケットと固定する部分。当然ラバーマウントですがこれまた10年放ったらかしで、上下に2つずつ入るダンパーはややカチカチ状態。
[上]で紹介したダンパー類。左の4つが10年モノ、右の4つが新品。少し形状が変わったようですね。
④こちらは[上]で紹介した、トップブリッジを介してメーターステーと共締めするブラケットの下側でアンダーブラケットと固定する部分。こちらもラバーマウントですが、ここはカッチカチの上にヒビ割れてもうボロボロ。
左の新品ダンパーと比べるともう酷い状態です。ずいぶんと縮んでしまってますね。
⑤こちらは直接メーターには関係ありませんが、ついでにチェックしたウインカーステーとウインカーをラバーマウントで固定する部分。
左が新品で右が10年使いっ放しだったダンパー。ウインカー脱着の際に何度か無理やりの時があったんでしょう……ダンパーは硬化した上に歪んでしまっていました。
⑥こちらは自分でバラしたヒトじゃなければわからない部分。ヘッドライトが照らす高さを調整するためのステーを固定する部分。もはや見る影もありません。劣化具合もひどくボロボロです。
新品と比べるとこんなに厚みがあったのか!? と疑うほどの劣化ぶり。
⑦こちらはハンドルクランプとトップブリッジを固定する部分。ここには上下に分厚いダンパーが一つずつ入ります。ここも完全に忘れていた存在で10年ぶりの交換。
上が10年モノ。下が新品。大きなゴムの塊のため他のダンパーと比べ摩耗/劣化状態はわかりづらいですが、やはり弾性はずいぶん違いましたね。
左が新品、右が10年モノ。ワッシャー大きさに合わせて跡がくっきりと凹んでいました。
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というわけで、メーターを含めたステアリング周辺のダンパー類を全て新品に交換。
無事に左右メーターのダンパーの“厚み”は同じになりました。
無事にスピード/タコメーターともに黒文字盤に統一!
実際に走ってみなければわかりませんが、メーターにも影響がありそうなダンパー&ゴム部品がこれほどあるならばダンパーの摩耗/劣化もメーター故障への大きな原因のひとつと考えられますね。僕の場合10年放ったらかしでしたが、3〜4年でメーターが故障していたことを考えると、3年くらいでダンパー類をリフレッシュしておくと今回のようなメーターの故障、そしてメーター本体の交換(高額!!)をせずに済むのかもしれません。
とはいえ、ダンパー類の交換ってなんか後回しにしてしまいがちなんですよね〜。おまけにメンドくさい。
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せっかくなので、今回はもう少しダンパー類を交換しました。
その3へ続く。