[SR500F.I.]14年目にして初!? シートのダンパーを交換した効果は……


先日のメーターダンパー交換時に一緒に注文していたのが、このシートのダンパー。ゴム部品を総交換した(と思っていた)3年前のブログの時にも忘れていたのがココ。そう、納車以来14年目にして初めての交換です。よくよくみると、見た目にもボロボロですね。

左が14年モノ。右が新品のシートダンパー。

シートダンパーを交換しようと思ったきっかけは、SRマニアならご存知の大阪のモーターワークスイマムラの今村さんが、以前取材した時に「変えたら別モンやで」と言っていたから。

取り外した14年モノのダンパーは、当然ながら新品とはえらい違い。カチカチに硬化していた上にずいぶんと縮んでしまっていました。シートのツメが引っかかればいいやと放ったらかして14年。しっかりと弾性がある新品ダンパーに変えると一体何が変わるのか……

 

交換前。

交換後。

ダンパー下のカラーはFIモデルから追加されたスペーサー。2010年モデルからシート下に移動したバッテリーと干渉しないように、シートベースの形状も変更されました。2017モデルからは大型化したECUがシート下に置かれたことで、シートベースはさらに改良されましたね。


さて、先週末、毎年恒例の「英車の集ひ」へ参加するために、清里まで走ってきました。※英車の集ひのレポートはまた後日。

シートダンパー交換の効果は!? というと、大げさではなくはっきりと効果を感じました。まずお尻に伝わる振動が圧倒的に少ないのです。こんな静かでスムースな感じだったっけ? と思ったほど、走り出した瞬間からその変化を感じました。


当然高速道路での時速100km/h前後でもその効果は健在で、終始不快な振動がないまま落ち着いた走りを楽しめました。これまでだって特段、不快な振動があると思っていませんでしたし、車体全般、それなりに日々整備・メンテナンスしていますので、目立った不具合はないはずですが、それでもあのダンパー2つ交換しただけでこれだけの効果を感じたことは驚きでした。

いやはや、わかっちゃいるけど後回しなダンパー類の交換。面倒だけどやれば効果絶大。寒い時期こそ、そんなメンテナンスもおすすめです。

 



 

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[SR500F.I.]2年に一度と決めた、メーターダンパーの交換。

※写真左のダンパーは今回一緒に交換したシートのダンパー。

今年もこの季節がやってきました。それはSRのメーターダンパー(写真右)の交換時期。この季節、というのは車検のタイミングというだけで特に意味はありませんが、要するに2年に一度を目安に交換しているということです。


このメーターダンパー、どこに付いている部品かというとココ。メーターとメーターケースの間で緩衝材(振動対策)の役割を果たす大事なゴム部品。何が大事って、このダンパーを定期的に交換をしておかないと、振動で高価なメーターを壊してしまうという重要部品。僕は以前、まさに硬化したダンパーが原因でメーターを壊してしまったクチ。それについては3年近く前のブログで書いていますが、以来、車検のタイミングを目安に交換することにしていたのです。


写真は交換前。ヘビーなSRユーザーの方ならわかるでしょうが、ダンパーの硬化が始まりやや潰れてきています。スピードメーターは約3万9000円、タコメーターは約3万4000円。メーターダンパーも一つ1600円ちょっとする高級品ですが、メーターに比べれば安いものです。しかし毎年値上がりする純正部品。そうした意味でもこうしたダンパー類の交換は重要ですね。

上が新品。下は約2年半使用。

どういうわけか、スピードメーター側の方が硬化していた印象でしたが、新品と比べるとその差は歴然。以前メーターを壊してしまった時ほど硬化していませんでしたが、やはり車検毎(2年に一回)くらいがちょうどいい交換目安じゃないでしょうか。

ダンパー交換前。

ダンパー交換後。

写真じゃわかりづらいですが、まだ大丈夫? と思わせるから困ります(笑) メーターが新品で購入できる年式であればお金で解決できますが(笑)、すでに部品が生産終了している年式に乗っている方にとってはそれこそ大切なメンテです。

 


消耗部品の中でもついつい後回しにしてしまうダンパー類の交換ですが、交換後はSRがいつも以上に凛として見えるから不思議です。まぁ単純に自分のオートバイのリフレッシュができて嬉しいって話です。

 

では、これから毎年秋恒例の『英車の集ひ』に出発です。しかし、往路はずっと雨ですね〜。



 

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[KZ1000]ウインカーレンズの“ラバーワッシャー”。


直径6mm程度のわずかに弾性のある樹脂製のワッシャー。これ、ドコに使うワッシャーか分かりますか? WやZ系に乗っているヒトならご存知かもしれませんが、僕はまるで知りませんでしたし、その存在を聞いた時にはびっくりしました。


そう、ブログタイトルに書いちゃってますが、このラバーワッシャーはウインカーレンズを固定する時にボルトとレンズの間に入る、れっきとしたカワサキ純正部品。


少し前のブログで写真だけ載せましたが、GWのZ仲間とのツーリングで、情けないことに出発早々の東名高速で右前のウインカーレンズを紛失していたのでした。飛び石等が怖いので、ツーリング中は後方のウインカーレンズを移植していましたが、そもそもウインカーレンズが走行中に飛んでいくなんて経験は初めて。そして、肝心のラバーワッシャーの存在を、その夜、皆で飲んでいる席で仲間から知らされたのでした。

「ボルトが緩んでいたのかもしれないけど、ウインカーレンズの増し締めなんてしたことあります?」半ば逆ギレ気味で皆に話を振ると、「あの樹脂製のワッシャーはボルトを締め込んだ時にレンズを割らないようにするための部品だよね? でも多少は緩み留めの効果もあるのかなぁ? 」と。「……えっ、何そのワッシャーって!?」となったのでした。

僕のKZのウインカーレンズはリプロ品で、新規登録した約6年前に取り付けた以来、球切れもなかったためその後はまるでノータッチ。今年で14年目になるヤマハSRはもちろん、過去に乗ってきたホンダやスズキのオフローダーもウインカーレンズのボルトにワッシャーなんてつかないため、KZも疑うことなくボルトのみで固定していたのでした。おまけに、これまでのバイクライフで球切れ以外にレンズの脱着はおろか増し締めなんてしたことありませんし……。


調べてみると、Zシリーズと同様のウインカーが付くW3にはもちろん、Z系統で追いかけると2000年代のゼファーシリーズでもこのラバーワッシャーは採用されていました。一方、’99年デビューのW650では、国内仕様の四角い小型タイプのウインカーにはラバーワッシャーは付きませんが、ゼファー等と同様の大ぶりな丸タイプのウインカーが採用されていた輸出仕様ではやはりラバーワッシャー付き。また、同じように大ぶりな丸タイプのウインカーに変更された2011年以降の国内仕様のWシリーズにも(現行モデルも)このラバーワッシャーは採用されていました。

※ネットより画像拝借

そこでW650国内仕様の角形ウインカーをググってみるとレンズの固定方法が違いました。固定はボルト一本で、いわゆるレンズ内部に設けられた筒状の穴をボルトが通るのではなく、多少締め過ぎたとしても割れにくい角断面の取り付け部が付くタイプでした。どうやらカワサキではウインカーレンズの固定方法でワッシャーの有無を変えていた模様……。


ウインカーレンズやテールレンズは、車種に限らず昔から「締めすぎると割るよ」と先輩たちから聞かされていた部分。やはりこのラバーワッシャーの役割は、締め過ぎた時のレンズの割れ防止のためでしょうか。そう思うと、SRにも付けようかな!? なんて思ってしまいます。

一方でこのラバーワッシャー、わずかな弾性があるのも事実。そう思うと、有ると無しでは、若干の緩みにくさ/緩みやすさにも影響するのかなぁ……なんて考えを巡らせながら、早速4つ分のラバーワッシャーを注文しすべてのウインカーに追加したのでした。


他メーカーの純正ウインカーについては細かく調べていないので、同様にラバーワッシャーが付くモデルもあるのかもしれませんが、いずれにせよ細かい部分にまで気を遣って設計されていたんだなぁ……と、あらためて感心させられたのでした。

 

※ちなみにカワサキ純正部品の名称がラバーワッシャーでしたが、一般的には「ナイロンワッシャー」ですよね。

 



 


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