[KZ1000]ウインカーレンズの“ラバーワッシャー”。


直径6mm程度のわずかに弾性のある樹脂製のワッシャー。これ、ドコに使うワッシャーか分かりますか? WやZ系に乗っているヒトならご存知かもしれませんが、僕はまるで知りませんでしたし、その存在を聞いた時にはびっくりしました。


そう、ブログタイトルに書いちゃってますが、このラバーワッシャーはウインカーレンズを固定する時にボルトとレンズの間に入る、れっきとしたカワサキ純正部品。


少し前のブログで写真だけ載せましたが、GWのZ仲間とのツーリングで、情けないことに出発早々の東名高速で右前のウインカーレンズを紛失していたのでした。飛び石等が怖いので、ツーリング中は後方のウインカーレンズを移植していましたが、そもそもウインカーレンズが走行中に飛んでいくなんて経験は初めて。そして、肝心のラバーワッシャーの存在を、その夜、皆で飲んでいる席で仲間から知らされたのでした。

「ボルトが緩んでいたのかもしれないけど、ウインカーレンズの増し締めなんてしたことあります?」半ば逆ギレ気味で皆に話を振ると、「あの樹脂製のワッシャーはボルトを締め込んだ時にレンズを割らないようにするための部品だよね? でも多少は緩み留めの効果もあるのかなぁ? 」と。「……えっ、何そのワッシャーって!?」となったのでした。

僕のKZのウインカーレンズはリプロ品で、新規登録した約6年前に取り付けた以来、球切れもなかったためその後はまるでノータッチ。今年で14年目になるヤマハSRはもちろん、過去に乗ってきたホンダやスズキのオフローダーもウインカーレンズのボルトにワッシャーなんてつかないため、KZも疑うことなくボルトのみで固定していたのでした。おまけに、これまでのバイクライフで球切れ以外にレンズの脱着はおろか増し締めなんてしたことありませんし……。


調べてみると、Zシリーズと同様のウインカーが付くW3にはもちろん、Z系統で追いかけると2000年代のゼファーシリーズでもこのラバーワッシャーは採用されていました。一方、’99年デビューのW650では、国内仕様の四角い小型タイプのウインカーにはラバーワッシャーは付きませんが、ゼファー等と同様の大ぶりな丸タイプのウインカーが採用されていた輸出仕様ではやはりラバーワッシャー付き。また、同じように大ぶりな丸タイプのウインカーに変更された2011年以降の国内仕様のWシリーズにも(現行モデルも)このラバーワッシャーは採用されていました。

※ネットより画像拝借

そこでW650国内仕様の角形ウインカーをググってみるとレンズの固定方法が違いました。固定はボルト一本で、いわゆるレンズ内部に設けられた筒状の穴をボルトが通るのではなく、多少締め過ぎたとしても割れにくい角断面の取り付け部が付くタイプでした。どうやらカワサキではウインカーレンズの固定方法でワッシャーの有無を変えていた模様……。


ウインカーレンズやテールレンズは、車種に限らず昔から「締めすぎると割るよ」と先輩たちから聞かされていた部分。やはりこのラバーワッシャーの役割は、締め過ぎた時のレンズの割れ防止のためでしょうか。そう思うと、SRにも付けようかな!? なんて思ってしまいます。

一方でこのラバーワッシャー、わずかな弾性があるのも事実。そう思うと、有ると無しでは、若干の緩みにくさ/緩みやすさにも影響するのかなぁ……なんて考えを巡らせながら、早速4つ分のラバーワッシャーを注文しすべてのウインカーに追加したのでした。


他メーカーの純正ウインカーについては細かく調べていないので、同様にラバーワッシャーが付くモデルもあるのかもしれませんが、いずれにせよ細かい部分にまで気を遣って設計されていたんだなぁ……と、あらためて感心させられたのでした。

 

※ちなみにカワサキ純正部品の名称がラバーワッシャーでしたが、一般的には「ナイロンワッシャー」ですよね。

 



 


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[SR500F.I.]久しぶりのパンク修理。ずいぶん釘を踏まなくなったと思ったのに。


15年くらい前までは路肩を走ると釘をひろいやすい……なんて話を聞いたり、実際に数年に一回くらい釘をひろってパンクすることもありましたが、ここ10年くらい? 道路の清掃状況が変わったのか、そもそも釘が落ちていることが減ったのか、釘でパンクすることも、釘でのパンク話もあまり聞かなかったのに……どうやら先週の金曜日に帰り道のどこかでやられました。


というわけで、ハイエースに積み込み編集部でパンク修理。釘を抜いてみると、あまり見たことがない短いスクリュータイプ。オートバイの後輪パンクは、前輪が蹴飛ばした釘を後輪が踏みつけることでパンクする……なんてよく言いますが、前輪に蹴飛ばされた釘が、ちょうど真後ろに飛び、なおかつ先端が後輪トレッド側に向いている瞬間に後輪が釘を踏まなければなかなか刺さらないように思うのですが、なんだかこの釘、オートバイのパンクにおあつらえ向きのようにも見えてきます。どこで踏んだかわかりませんが、パンクに気がつかず家まで帰れたのが不幸中の幸いでした。


車体からホイールを外したら、チューブのムシを外し、完全に空気を抜いた後に足で踏みつけてビードを落とします。真冬でゴムも硬いだろうし落ちなかったらイヤだなぁ……もし落ちなかったらガードレールとジャッキを使う昭和作戦!? なんて心配してましたが、ノーマルK300、意外とあっさり落ちてくれました。


それこそパンク修理は10年以上ぶり。なんだか楽しみです。が、片側とはいえリムを傷つけずにタイヤを外す自信はなかったので、Amazonで700円ちょっとだったデイトナ製のリムプロテクターを購入。タイヤレバーはYASさんが30年以上使っているモノですが、先端の湾曲具合が絶妙で久しぶりの作業でもスムーズに外すことができました。今さらながらリムプロテクター良いですね。傷の心配がないだけで、ずいぶん作業性がUPしました。とはいえ夢中でやってましたので写真はありません。


外したチューブをチェックすると数カ所に傷。薄めた洗剤でチェックすると、穴は小さそうでしたが2箇所から漏れていました。



パッチを貼る部分を紙やすりで荒く研ぎます。ちょうどリブが立っている部分だったので平滑になるまで丁寧に。


ゴムのりを薄く塗り広げたら2〜3分(少し乾くまで)待ちます。要はG17系のボンドと同じで少し乾いた状態になってから接着するタイプ。「昔は自転車屋のオヤジがこのタイミングで必ずタバコに火をつけるんだよ、さっさと作業してくれよって思ってたけど必要な待ち時間だったんだよ」なんて、20年近く前のフジロック駐輪場でパンク修理をしているYASさんが得意げに喋っていた話を思い出しながら、タバコは吸わないのでコーヒーを飲んでしばし休憩。パッチを貼ったらタイヤレバーの後端を使い圧着。しかしタイヤレバーってよくできてますね。


約10年ぶり!? の作業にしては上出来。バケツでの漏れチェックも無事にクリアしました。


リムにチューブ&タイヤをはめ車体に組み付けて完成。しかし、タイヤの脱着以上にチューブのバルブをリム穴に通すのが相変わらず苦手。手が痛すぎてかないません。


またハイエースに積んで家まで帰るのでミラーは外しています。


パンク修理ついてでタイヤを間近でチェックして気づいたのが摩耗具合。中央部分がもう少しでスリップサインがでる頃……な状態でしたが、走行距離は3000kmちょっと。以前K300を付けていたときも減りが早いなぁと思っていましたが、走り方もあるとはいえ3000キロ程度でこれはちょっと早過ぎません!?

 

 

[SR500F.I.]工具要らずのセッティング!? 季節の変わり目にも……空気圧チェック。


季節の変わり目や、わりと気温の変化を大きく感じたときに「アッそういえば」と思いだすのはタイヤの空気圧。気温が高いと空気は膨張し低いと収縮する。つまり夏の気温で適正だった空気圧もそのまま秋〜冬に突入するとそれだけで空気圧は下がっているということ。11月に入ってからも意外と寒くならなかった東京ですが、昨日の朝は冬の到来を感じさせる気温。そういえばSRはリアホイールを組み直して以来、空気圧のチェックをしていなかったなぁと、編集部に着いてタイヤが冷えてからチェックしました。


現在僕のSRはフロント:2.30kPa、リア:2.50kPaを基準にしていますが、チェックするとフロント:2.10kPa、リア2.30kPa。わずか0.2kPaずつの減少ですが、“自分にとっての基準”を作り普段から気にして走っていると、わずかな差でも不思議と「アレ、なんだかいつもと違う!?」と気がつくものです。

空気圧が基準より下がっているときは、タイヤの接地感が増すことで少し重たく感じ、反対に空気圧が基準より高い場合は、普段よりもゴツゴツとした乗り味や接地感が少ない心もとないフィーリングを感じさせます。

ちなみに……

■SRのメーカー推奨の標準空気圧は、
フロント:1.75kPa(1名)/2.00kPa(2名または高速走行)
リア:2.00kPa(1名)/2.25kPa(2名または高速走行)

もちろん指定空気圧よりも低いのはご法度。でも決して空気圧が高い方が良いというハナシじゃありません。ですが[↑]の指定空気圧を見て思うのは、1名乗車時とタンデム時や高速走行時の空気圧にはけっこう幅があるということ。初めの頃はついつい1名乗車時の空気圧に合わせてしまいがちですが、考えてもみれば高速を走りそのまま下道を走る……なんてことは誰にとっても日常茶飯事。またタンデム(ヒト一人分)とまではいかなくても、キャンプツーリングともなればリアシート部分にそれなりの重量を載せることになります。そもそもライダーの体重だってヒトそれぞれですからね。※ちなみにヤマハの指定空気圧のライダーの想定体重は65〜70kg。

つまりメーカーの指定空気圧というのはあくまで基本の目安と考え、そこから自分にとっての好みを見つける作業も楽しいワケです。いわば空気圧の調整は工具も使わずまず最初に誰でもできるセッティング。


SRではもう10年以上いろいろと試してきましたが、現在装着しているタイヤ、ダンロップK300の場合はフロント:2.30kPa、リア:2.50kPaでひとまず落ち着いています。指定空気圧よりも高めにしている理由は、僕が求める軽快感と安心感、そして乗り心地のバランスがよかったから。ちなみにこれまで付けていたメッツラーME11(F/19インチ)/ME77(R)のときは、フロント:2.10kPa、リア:2.30kPaでした。あくまでこの数値は僕にとっての好みであって、この空気圧だと不安に感じるヒトもいれば、なんだか重たいなぁと感じるヒトもいるかもしれません。当然、同じタイヤでも今後乗り方や好みが変わればそれに合わせ変化するはずだし、その変化を楽しめばいいだけ。

たとえばSRで現在標準空気圧のF1.75/R2.00で走っているヒトなら、試しに2名&タンデム時のF2.00/R2.25にしてみるとその違いが感じられて面白いですよ。まずオートバイが少し軽くなったように感じると思います。それで不安を感じないまま楽しくなった! なんていうのなら、それをひとつの基準にしてみるのもいいかもしれません。反対にその“軽快感”を不安に感じたのなら、あっさり元に戻せばいいワケです。もしくは中間にしてみたり。

大切なのは自分にとっての基準を作ってみて、普段から気にして走り、そして日常的に空気圧のチェックをすること。いま思えば、まだオートバイのことがほとんどわかっていなかったSRに乗りはじめたばかりの頃は、空気圧のチェックとチェーンの注油だけが“唯一自分でも変化が感じられる”楽しいメンテナンスでもありました。

編集部で愛用しているエアゲージは旭産業の棒ゲージ。

ご存知のとおり空気圧チェックは必ず冷間時に、が必須。緊急時ならガソリンスタンドでも構いませんが、一度走ってしまうとタイヤの熱で空気が膨張し空気圧も変化してしまうため、GSでのエアチェックではいつまでたっても“自分の基準”は作れません。そのためにはホームセンターでも買える空気入れとエアゲージをもっておくこと。これだけでもずいぶんオートバイライフは変わります。

そして、コーナリングにおいても空気圧は「これくらいがいいなぁ」なんて好みが出てきたらもう楽しいセッティング沼の始まりです(笑)

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