タンクバッグの再生産、もうまもなくです。


長年お世話になっていた職人さんの引退でお休みしていたタンクバッグ。サイドバッグやシートバッグが再生産を開始しているのにタンクバッグは? という問い合わせもたくさんいただいていました。

というのも、オートバイのバッグというのは求められる要件が複雑で、負荷のかかる部分への耐久性や風雨への耐性など……職人さんにとっては基本的に面倒なことばかり。さらに僕らのバッグの中でもデザインや構造がもっとも複雑なのがタンクバッグ。

高い耐久性と必要十分なしっかり感がある1.2mm厚の合皮素材を使いながら、前後は絶妙に丸みを保ちながらスラントする……この“ラグビーボール”形状が縫製上、厄介な上に、バッグ下部には荷室を拡大するためにさらに生地を重ねる。

お願いする僕らは、「オートバイのフォルムを崩さないこの丸みこそ、イチバン重要な部分ですから」なんて勝手わがままを言うもんだから、そりゃ高い技術も含めてお願いできる職人さんにはなかなか出会えない……というワケなんです。

 

苦節1年半!? 職人さんとの縁にも恵まれ、タンクバッグの最終サンプル一歩手前までこぎつけました。

まずは合皮から再開する予定で、ALL BLACK/白パイピング/赤パイピングの3種類からとなります。また大きさはこれまでのL とLLの中間で、荷室拡大幅はさらに大きくしました。日常使いからツーリングまであらゆるシーンで活躍してくれると思います。

サンプルでパイピングを0.5mm太くしてみましたが、やっぱり本生産では従来どおりに戻した方がよさそうですね。他にもいくつか修正がありますが基本的デザインや雰囲気は従来どおりです。ではあともう少しお待ちください。

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