[SR500F.I.]3つのミッションを課したソロキャンプ。

宿泊地は取材でもお世話になっている近場の道志の森キャンプ場。予約不要で川沿いから林間サイト、そして開けた場所まで選び放題なのでいつきても気楽です。


「ザッパー物語」ムックが校了したら行こうと思っていたソロキャンプ。6月中ならぎりぎり真夏前!? と思っていたのに思いっきり猛暑。道中から思いやられましたが、今回は試したい3つのミッションがあったため、気分転換も含めて近場の道志で決行することに。

[ミッション]
①タープを張る(今さらですが)
②スマート・パッキング(振り分けサイドバッグ+シートバッグのみ)
③ロピア(神奈川系スーパー)でベーコン!?

秦野から山中湖に抜けるルート。ここは山道を楽しんだ後の絶景が最高。何度来ても止まってしまいます。

ミッション③の神奈川系スーパーマーケットの〈ロピア〉で買い出しをするために、この日は東名高速を秦野ICで降り山中湖経由で道志に向かいます。昨年から夜のツマミの定番に“ベーコン焚き火炙り”があるのですが、これを教えてくれた師匠がしつこく言っていたのが「色々試したけどロピアのベーコンが一番」。どうやらロピアにはスーパーなのにオリジナルのベーコン&ハム等があるようで。通り道で探したら秦野IC近くにあったのでこのルートに決定。


初自撮り撮影もスタート。イメージは、夏の空と白Tとジェットヘルメット+コンペシールドというわけで片岡先生の『幸せは白いTシャツ』的な。たしか本の中の三好さんはバイザーは付けてなかったですけどね。


道志の森キャンプ場に着いたら設営前にまずは川涼み。いやぁ最高。今日はこのまま川沿いのサイトにするか〜と川から上がったら、隣にタンデムのオートバイカップルが到着。おまけに同じモンベル・ムーンライトテントだったので、すぐ横でムーンライトテントでソロキャンおじさんがいるのも迷惑だよなぁ……と、空いてる林間サイトへ移動。


さて、ミッション②のスマート・パッキング。先日ブログでも紹介した、リニューアルしサイズUPしたCSB-Classic Seat BagサイドバッグLARGE×2で、すっきり&使いやすい積載に挑戦というワケです。

重要ポイントとしてはこの“広い着座スペース”の確保。キャンプツーであっても道中の走りはしっかり楽しみたい派のため、“着座スペースを圧迫する”積載はNGです。


普段はリアシート上にテントやイス、テーブル等のかさばる道具をツーリングコードで括っていますが、リアシート上がシートバッグになることで道中の荷物等の出し入れもずいぶん容易になりますね。そして道具の量も減らさずに収納できました。

[左から]
・コット:サーマレストのウルトラライトコット
・テント:モンベルのムーンライトテント(旧1型)
・タープ:モンベルのライトタープ
・シュラフ:SOLのエスケイプヴィヴィ
・ギアバッグ:ロスコ
(ローテーブル、スキレット、ストーブ、コッヘル、ライト系、カトラリー、アルミホイル、キッチンペーパー、ナイフ、調味料等)、
・ソロテーブル:Amazon購入
・ソロチェア:Amazon購入
・水筒×2(サイドバッグのサイドポケット収納)
・燃料×2(アルスト&ガソリンストーブ用/サイドポケット収納)
・虫除け&油(サイドポケット収納)
・森林香
[上段左から]
・着替え&ジャケット
・クーラーBAG(ビニール袋中も食材用クーラーバッグ)
・焚き火台:ピコグリル398(袋の中にトライポッド収納)
・サンダル

以上。

ちなみに、2つのクーラーバッグ以外は全て2つのサイドバッグに収納できているため、基本的にシートバッグの中は買い出し前までは空荷に近い状態。日程が増えた場合の着替え増やレインウェア積載もまだまだ対応できる状態です。


ビールや食材の買い出し後はシートバッグの両サイドを拡張しややいびつに膨らんだ状態でしたが、キャンプ場までだから問題ナシ。むしろ収納できたことが嬉しい。

ビールに肉2種にお目当てのベーコンに野菜類にキノコにと、たくさんの買い出した食材は拡張したシートバッグに全て収まりました。我ながら頼もしい。手前味噌ですがわずかなサイズUPが効いてますね。


そしてミッション①のタープ。結果的にぼちぼちキレイに貼れましたが、これはホント苦労した。アッチを引けばコッチが倒れる……じゃありませんが、まず支点となるポールを立てるのに一苦労。本来、ちゃんと立てる順序があるんでしょうね……様子を見ながらタープ用のロープの張りを調整するためにアッチ行ってコッチ行ってアッチ行って、今度は向こう側に……快適空間を作るために汗ダクになりました。


でもやっぱり広い前室と、日陰は居心地抜群。タープがあるだけで、ずいぶんプライベート空間な雰囲気が増して落ちつく落ちつく。雨が降ったらテントの中でうずくまるように小さくなるしかなかった今までがストイック過ぎたんだろうなぁ。

気温も高かったためテントのフライシートは使わず、風通し良い状態で夜もぐっすり眠れました。これもタープのおかげ。


ビールとともに旬のトウモロコシから始めて、鶏もも焼き、いぶりがっこを挟みながら、赤ワインへ移行し、砂肝。この日デビューしたトライポッドが良い仕事してくれます。焼き具合から、ちょっと一息付く時の保温まで……網の高さを調節するだけでOKなんて楽チン過ぎ。


腹も満たされ酔いも回ってきた頃にミッション③のロピア製ベーコン登場。いつもはぶら下げて炙りますが、この日は網を高めにセットしたいい加減なベーコン炙り。師匠に怒られますね……

でも、お世辞抜きで今後は「ロピアのベーコン一択」。マチガイナシでした。フツーのスーパーの手頃なモノからちょっと高級ベーコンまで色々試しましたが、たしかに師匠の言う通り、ロピア一択ですね。もう最後のツマミに最高なんです。ずいぶんとじっくり炙って油が落ちきったように見えても、食べるとジュワッとベーコンの旨味が溢れる……ちょっとコスパ良過ぎです。


最近、キャンプの朝はミニトマトとコーヒーがお決まり。飲み過ぎた翌朝にトマトは心地よくお腹を満たしてくれます。


さて、秋のキャンプシーズン前に企画している『大人のBIKE CAMP』の第3弾。ぼちぼち構成を練らないとですね〜。そちらもお楽しみに。


帰りはゴミの収納でまたシートバッグは拡張しました。


※長らくお待たせしているタンクバッグも絶賛仕込み中です。もうしばらくお待ちください。

 

BMW R65 + CSB


約1ヶ月遅れで入荷したCSB——Classic SeatBag。おかげさまで帆布オリーブドラブは第一ロット分がすべて予約で完売。第二ロット分もすでに半数以上のご予約をいただいております。ありがとうございます。

そして早速、お客さまより装着写真を送っていただきましたのでご紹介。BMW R65+帆布オリーブドラブ。写真は両サイド拡張時ですが、よくある“バッグだけ浮いてる”感じにならず、まとまっていて良い雰囲気です。


「旧車に似合う」がコンセプトですが、バッグだけが主張し過ぎないと言いますか……基本はやぱりオートバイの雰囲気を崩さないことでしょうか。デザインや大きさ、そして素材選びも含め、「旧車に似合う=オートバイの雰囲気を崩さない」という意味では、またひとつ名作ができたと自負しております。

もちろん、タンクバッグやサイドバッグと同様、バッグとしての“作りのたしかさ”や“丈夫さ”、“使い勝手の良さ”も抜群なので、ぜひぜひお試しください。

 

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