大人、らしいコーナリングとは?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんな本を作ってました。1月14日に発売しましたサンエイムック「大人のコーナリング」……よくある“大人の…”という接頭語を付けると、なんかワケ知りで経験豊富な雰囲気が醸し出せるので、そんな売り文句がついているんだとお思いでしょうが、ま、僕的には“つけた以上はキッチリ大人な内容で勝負したい!!”と思ってやってます。

なので、内容的には2〜3の注意事項があります!! 買う前読む前からめんどくせーなぁ、なんで思わずにちょっとばかり聴いてください。

まず、“大人”とは何ぞや?ーーワケ知り、経験豊富、冷静な判断、良識…みたいな存在になる、あるいは周りにそう認められるのが“大人”だとしたら、そういう“大人”になるためには、長年にわたる不断の努力位よって知識・経験を積み重ねておく必要があります。それらの知識・経験によって、無駄や間違いをしないのがまずは“大人”なワケです。

登場するオートバイは、SR500、W650の他、旧車はCB750Four、新型インプレとしてGB350、XSR700です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな大人がする“コーナリング”はつまり“無駄がなく、間違いをおかさない、スムーズなコーナリング”ということになるのですが、それは“速い”とかのハナシではないワケです。本人ばかりか周りから見ても、危なげなくスムーズ=迷いもなく判断が的確で、何より無駄を感じさせないコーナリング=上手い…とするならば、その結果の副産物として“速く”なるでしょう。

ポイントは“速くなる”とか“上手くなる”とかの目的なんかもどうでもよくて、それ以前に“コーナリンクとは何?”、“自分とオートバイがどういう状態?”ということを、しっかり理解していることが、大人のワケ知りとしては重要なのです。

それがわかっていると、ヒヤッとしたとしても、カラダが硬直する率が低くなり、その失敗感を引きずることなく、すぐに対処・対策にアタマが移行できる → その分、余裕も増えアタマの回転からカラダ的反応にも柔軟さが増し、結果的に“楽しさ”が増してくる、というカラクリなのです。ちなみに、カラクリの解説ばかりで、ライディング・テクニックの解説は一切ありませんので、悪しからず。

そして、この本を一度読んで、知ってるよ!という内容もいっぱいあるでしょうが、実際のところ、すべてを一度に理解するのは難しいものです……この本を書いた僕自身も、ヒヤッとするような失敗はいまだに何度でもありますし、アタマやカラダがパニック状態になったりします。ただ、その後でも、そうなった原因や仕組みを即座に振り返り反省ができ、同じようにならないようにしようとリアルに思えるのです……なので、少しずつ読んで、まずは理解をアタマに擦り込んでいってください。忘れたら、何度でも読み返してください。

そして、いつしかこの本の内容を意識しないで、まるで自転車に乗るが如く、オートバイでコーナーを走れるようになったら良いと思います……先ほども言いましたが、僕もできてませんけどね。

コーナリングの“仕組み”なんてわかりづらいものです。なので、できる限りわかりやすいイラストを多用して解説。そのうちに、イラストをアタマに浮かべながら走るようになります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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