「THE MOTORCYCLISTS’ BOOKS」というムックを作りました。要はバイク関連の『本』を紹介する一冊です。昨年の暮れから、まずは編集部にある大量の雑誌や書籍、写真集をひっぱり出してみましたが、出てくるわ出てくるわで、もうスゴい量。いわゆる『バイク本』も、やはりバイクブームの1980~’90年代が最盛期だったようですね。
さて、ミニマリストにシンプルライフ……そんなワードも飛び交うデジタル全盛期ないまに逆らうような企画ですが、そもそもオートバイの本を読む魅力は何か? それはズバリ、今よりさらにオートバイが好きになれること。小説やエッセイ、歴史モノに写真集、さらに哲学系から漫画まで……あらためて掘り返してみると、バイク関連の『本』は、あらゆるジャンルにわたって山のようにありました。
時に説教じみていたり、わかりにくかったり、自分の感覚とズレている、なんてこともありますが、共通しているのは、書いているヒトたちも、みんな“オートバイ好き”だということ。雑誌の編集業をしていても思いますが、オートバイのことだけで一冊書くなんてとんでもない熱量です。
自分には合わないと思っていた一冊でも、「そうそう」と思える一文を見つけるだけで、「やっぱりバイクっていいなぁ」としみじみ嬉しくなる。バイク乗りでよかった、バイクが好きでよかった、「THE MOTORCYCLISTS’ BOOKS」ではそんな気持ちになれる名作・名著を集めてみました。数えてみると全部で「84冊」。背表紙だけが見えている本も入れたらおよそ100冊近いかもしれません。
全6つのカテゴリーに加え、マニアックなコラムから片岡義男の隠れた名作を丸ごと掲載したBOOK IN BOOK企画まで盛りだくさん。走れない日の“脳内ライディング”というわけで、いま読みたい、あらためて読みたいオートバイブックスを総ざらいしてみました。よろしくお願いします。
Amazon では先行して中面も紹介しています。予約も受付中。
■サンエイムック 「THE MOTORCYCLISTS’ BOOKS」2月27日発売
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