サイドカーゴパックの色、いろいろ。

ちょっと詰め込み過ぎかも。でも結構入るんですよ。

2012年9月(絶版のSB156・Wの奇蹟)に1stバージョンを発売して早6年近い歳月が流れた“SBサイドカーゴパック”。その間に、外装部品やストラップ金具の変更、裏地に使用する高防水性PVCナイロン生地の色変更(黒→オレンジ)などを経て、いまでは4thバージョンまで熟成進化してきました。さらには、基本のオリーブグリーンOG&ブラックBLKに加え、限定製作モデルとして、ライトグレイ/ネイビーブルー/ダークブラウンを発売。その中でもダークブラウンDBが好評のため、現在ではレギュラーカラーとして継続生産し、3色のレギュラーカラーとなってます。

おかげさまで、この6年、ずぅーっと変わらないオーダー数を頂き、とにかくみなさんへの提供/供給が最優先の方針のため、じつは僕は普段でも最新バージョンを手にすることはなく、1st/2ndバージョン(一部3rd仕様)のOG/BLK(裏地もBLK)のサンプル品を使用してきましたが、最も古い1stバージョンでさえ、色褪せや防水性の低下などの劣化もなく使ってきましたので、性能面や耐久性においては自信作といえると思います。

名古屋・やば珈琲店前。車体右側に新調したDB、左側には3rdのBLKを使ってます。

ただ、取材や取材外での使用で、弊誌読者の方々やそうでないオートバイ乗りの方々に接するにあたり、当の生産元・発売元でもあるストバイの僕が古いバージョンを使っていても、何の宣伝効果もないなぁ…などと思い、今年から在庫に余裕のあったダークブラウンをおろして使い始めました。すると、このDBもなかなかシブくて、「オマエ、意外にカッコイイなぁ」と眺めながらほくそ笑んだりしてます。

深夜の国道1号、袋井付近。DB、なかなかカッコイイじゃないかぁ。

そして最近は、旧車乗りの方面にも弊誌とともにこのサイドカーゴパックの認知度が徐々に広まってきて、いまお付き合いのあるW1関係の方々にもご利用者あ増えつつあることを嬉しく思うとともに、このサイドカーゴパックが意外にもオートバイの新旧を問わない商品であることに、あらためて気づいた次第です……そもそも、僕が使ってきたベトナム戦争時の米軍官給品である“フィールドカーゴパック”(書類地図などの軽装品を入れる帆布製の手提げ)に端を発する構造とネーミングであるサイドカーゴパックは、素材や部品に最上級&最上質の最新素材を採用するあまり、旧車にマッチする“ヤレ感”が出にくいので、’70年代を中心にした旧車方面ではイマイチな反響でした(某社の振り分けバッグが主流ですからね)が、ここへ来て、そうはいっても旧車でもツーリングに出かける方々が増えてきたからなのか、数多くのオーダーを頂くようになってきました。

W1仲間のYセンパイはOG。かけ方を検討中。

同じくIクンはDBをチョイス。色もマチマチ。

バッグのかけ方もそれぞれに工夫があるようです。

 

そんな時によく訊かれるのが「どの色がいちばん似合うと思う?」という質問。その次に「どの色がイチバン人気?」……コレばかりはそれぞれの好みのモンダイですのでお答えしかねるのですが、じつは、OG/BLK/DBの3色、どれも販売数は似たり寄ったり。どれもウケてるというのが正直なところです。つまり、この3色は、オートバイの新旧を問わない安定した定番カラー、ということかもしれません。まだの方はもとより、振り分けとして2個目をご検討の方も、この3色なら、まぁマチガイはございません。左右別色というものオツかもしれませんよ。

あ、これは名古屋のソウルフード、懐かしの鉄板ナポリタン(その昔はイタリアンと言っていた)。あまりカンケーないっすね。

1/56

締め切りが終わり、3月24日には次号のストバイ190が発売されます。一息ついたとこですが、ここんとこ季節の変わり目のビミョーなことで行ったり来たり…W3のキャブ・セッティング…気にしだすと超細かいコトが気になって気になって。切りがないことは分かっちゃいるケド、ヤメられなくなっちゃうんです。

これはキャブの中にあるジェット・ニードル、通称“ハリ”ですが、ちょっとした迷路にハマって、このハリの高さを変えるEクリップの段数を3段目(標準)にするか4段目(濃いめ)するか……その差は0.5mmあるかないか。キャブのベンチュリー径(メインジェットからガソリンが吸い出される部分の吸入通路径)がφ28mmだから、そこで動くハリの高さの違いは1/56……ハリが抜け出してくるキャブ側のニードル・ジェットの孔と、ハリの太さとの差(隙間)から霧状に吸い上げられるガソリンの量を、増やしたり減らしたりするためにテーパー状のハリの高さを変える。そのためにEクリップの位置を変えるのだけど、0.5mm高さを変えたところでハリの太さと孔径の差が0.5mmも変わるわけでもない。なのに、乗り味はガラリと変わってくるからマイッちゃうのです……オートバイという機械には、大胆さが必要なところもあれば、髪の毛ほどの繊細な部分もあるから、ふーむ、深いわけですよ。

オトナが通う新たな“塾”

毎週末W1乗りが集まる神奈川・厚木某所で、この週末“火入れ式”なるモノ(…集まる口実?)が行なわれるというので、関東のアチコチや近郊、静岡からもW1乗り&W1好きが駆けつけた。じつは、ココのご主人は発売当初からのW1乗りで、自宅敷地に“W1工房”なる整備場を設け、さまざまな工作機械も入れ、これまでも何十台と整備・修理・組み立てをしてきた。そこにひとりのW1乗りが弟子入りのような形で通い、師匠の指導のもと自分のW1Sをフルレストア。その確かさや調子の良さ、それ以上に場の雰囲気の良さや楽しさで、毎週末には多くのW1乗りが通う場所になっていったのです。そして、このたび2名の新弟子が入り、自分が乗るW1をそれぞれに仕上げ、いよいよエンジン始動の日を迎えました。

さて、いよいよ、高みの見物に駆けつけたW1乗り15名ばかりの前で、W1エンジンをかけ慣れない新人2人がキック!! 案の定、1発では火が入りません。アセアセしてキックしまくる姿に、ウルサがたの諸センパイ方も、いよいよ「オカシイぞ」と口や手を出し始めます。それで1台は無事にようやく火が入ったものの、もう1台はトラブルの気配…最初は遠巻きに笑っていた師匠も険しい顔で乗り出します。用意された餃子パーティもそっちのけで、大人のW1乗りたちが2台のW1を囲んであーのこーの。「こーゆーとき、一気に年齢や上下の関係無しになれるトコが男の子らしい一面だね」とは、女性のW1乗りの方の弁。原因追及の結果、ギボシの接触不良とわかり、一同ひと安心…というより、もうその頃には餃子もなくなり、各自の試乗なり自慢話なりW1談義に華が咲きまくってました。

いよいよ師匠も加わっての原因追及会議。新弟子(帽子)アセアセ。

僕も何台かのW1を試乗させていただきました。同じでも違うW1、とはいっても同じ楽しさのW1 / photo by Yashuhiko Naruse

陽も傾き客人を送り出したのち、帰ろうとした1期生のW1SがW1工房の近くでエンコ。早速、軽トラで引き上げてきて、師匠&塾生のみで暗がりでの修理…これまた配線トラブルが原因「電装関係の教え方、甘かったかなw」と師匠。こうしてオトナが通いたくなるW1塾の週末は暮れていきましたとさ。

詳しくは、3月24日発売の次号ストリートバイカーズで!!

 

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