[KZ1000]大人のBIKE CAMP校了打ち上げキャンプツーリング。


4年前から年一回のペースで毎年9月に発売しているキャンプ好きバイク乗りのためのムック『大人のBIKE CAMP』。第4弾となる2023年バージョンは来週の火曜日、9月26日に発売です。週末〜週明けには表紙&内容紹介もしますのでお楽しみに。

というわけで、連休明けに校了打ち上げ的なキャンプへ行ってきました。制作中も何度か行きましたが、やっぱり半分以上仕事ですからね。ひさびさのプライベートなソロキャンプはなんだか行く前からワクワクしてました。


当初は朝イチ出発で少し遠くまで走ろうかと考えてましたが、午前中にちょっと仕事もあり結局準備を終えたのは11時過ぎ。編集部から2時間程度で行ける富士山周辺でキャンプすることにし、まずはお昼ご飯の富士宮焼きそばを目指し出発。これまた久しぶりにKZ1000でパッキングしましたが、ずいぶんこなれてきたラージサイズのサイドバッグが良いサイズ感で収まってますね。差し色的なタンクバッグの“赤パイピング”もいい感じ。自己満ですが、パッキング姿に惚れ惚れできるとツーリングのテンションもアガりますよね。


平日の昼だってのに東名が事故渋滞に工事渋滞で富士インターまで2時間もかかり、腹ペコでインター近くの〈鉄板焼ちゃん〉に到着。ここは富士宮のW1クランク職人で有名な〈Uクランク〉植澤さんに連れてきてもらったことがあるお店。その名のとおり、一品ものの焼き物系も豊富で、ついついビールが頼みたくなるお店ですが、グッとこらえて富士宮焼きそばのみ注文。他にも老舗や名店もありますが、平日休みだったりランチ営業時間が短かったりとこのテのお店はタイミングが難しいですが、〈鉄板焼ちゃん〉はランチから夜まで休まず営業なので安心です。


この日のキャンプ場は、大昔に秋のフジロックなフェス、朝霧ジャムの取材以来20年ぶり!? な、朝霧オートジャンボリーキャンプ場。それはさておき、受付と同時に薪も買いましたがROKストラップの許容度ハンパないですね。リアシート上にテント+イス+コット+サンダルを括ってましたが、その上から二束の薪を一気に締め上げられたのにはちょっとビックリしました。もうキャンパーにはおなじみのギアですが、使えば使うほどコレ一択になりますね。


全国的に雨予報はなかったはずでしたが、じつは行きの高速では御殿場でけっこうな雨雲に遭遇しPAで雨宿り。スーパー買い出し中に富士宮周辺だけまた雨で再び雨宿り……なんてことしてたらキャンプ場に到着したのは16時半頃。暗くなる前に大急ぎで設営しました。


10年以上mont-bellムーンライト愛用者でしたが、ついに新たなテントが仲間入り。ムーンライトはシームテープの貼り替えやショックコードの交換と、だいぶメンテしながら過酷な使い方をしてきたのでちょっと休憩。選んだのは、ムーンライトとともに’80年代以降のバイク&ツーリングブーム時代からバイクキャンプを支えてきた名品、ダンロップテント。モスラ形状の“寝るだけテント”なムーンライトが長かったので、ずっと憧れていた“過ごす広さ”のあるテント。ムーンライトは一人用でしたが、今度は2人用でしかも天井が高いトール仕様。で、両開きのため、今の季節でも風が通り抜け想像どおり超快適。フライシートのカラーは昔ながらの原色ブルーがよかったんですが、昨年からこのライトブラウンのみの展開なんですよね。ここ数年4輪メーカーでも流行っている、アウトドア&キャンプシーンを標榜したベージュ系のカラーリング。パッと見は雰囲気がいいと見せかけますが、やっぱり安っぽいダンボールカラーに見えてしまうのは僕だけでしょうか…。


さて、この日の楽しみは豚ブロックの烏龍茶煮チャーシューの挑戦。このメニューはストバイ時代のキャンプ取材で、一緒に行った仲間が作ってくれて最高だった思い出の一品。烏龍茶で煮て火を通し、ジップロックで1時間ほどめんつゆに漬け込むだけ。


チャーシューを待つあいだに、今年最後の枝豆とエリンギ炒めを食べながら乾杯。
で、見事なチャーシューが完成しました。そのまま食べても、軽く炙っても美味しく、だらだら飲むのにもう最高。ここんとこ酒の肴はベーコンを炙ってばかりいましたが、このメニューもアリですね。


試行錯誤しながら入れ替わりも激しいキャンプギアですが、快適さと増やし過ぎないことに注意しながらだいぶ落ち着いてきました。ヒトの道具を取材してばっかりなので、たまには積載状態とともに紹介。[上段・右]のロスコのバッグには、1つにはストーブやクッカー系にナイフ系をまとめ、もう1つにはシュラフカバーやソロタープ、ライト&ランタン系にコンパクトテーブル、その他小物を収納しています。[上段・左]はもう1つのテーブルとクーラーバッグ。[下段は右から]イス、テント&グラウンドシート 、タープポール、コット、座布団、シュラフ、そして焚き火台×2種。


ソロタープはムーンライトにもダンロップテントにもベストマッチな〈アライテント〉のタープ。ポールも超コンパクトになるアライテント製です。
焚き火台はピコグリルの398と239の2個使い。最近追加した縦型の239がまたスグレモノで、炎が消えかけた状態でも空気を送り込むことなく、薪をくべたり薪位置を調整するだけでまた勝手に燃え上がる燃焼効率の良さ。上昇気流を利用した、高い燃焼効率をもつこのテの小さな“ボックス型”焚き火台は数々ありますが、ピコグリル239は市販の薪でもなんとか突っ込める許容度が怠惰な僕にはまた最高で。炎が大きくなりすぎたら398に避難させ、弱まってきたら239へ……といった具合で、焚き火の幅がグッと広がりました。2つ合わせても数百グラムですしね。おまけにこの239、じつはピコグリルシリーズの中で最初にデビューした焚き火台。名品のルーツでもあるんですね〜。


ストーブはガソリンタイプのスベアストーブと4年前に自作しまくったアルストの2種。どちらも出発前に燃料を補充しておくだけで、キャンプ中に燃料の心配をしなくていいことが気に入ってます。また両方ともシンプルで丈夫なところもいいですね。



テーブルはSOTOのA4サイズベルモントのサイドテーブルの2種。


ナイフ類は、ノコギリとバトニング用ナイフと包丁を持っていってますが、肉を切るのに包丁が活躍するくらいで、結局ノコギリもナイフもほとんど使っていません。


積載状態がこちら。両サイドのサイドバッグは、買い出しやゴミ、天候次第で増える着替えやJKT等の収納を考え若干余裕がある状態にしています。リアシート上にはテントとコットとイスにサンダル&小マットとグラウンドシートを積んでいますが、ロングツーリングなら+レインウェアですね。4つあるサイドバッグのサイドポケットには燃料ボトルや各調味料に水筒なんかを入れています。


気をつけていることは、2束の薪を含め!? 急な荷物が増えた時にも対応できるように、リアシート上はあまりこんもり積み過ぎず、余裕を確保した状態にすること。見た目にもスッキリしますしね。そうした意味でも、やはりある程度の容量がある振り分けサイドバッグは必須。


必須ギアといえば、ベストも一枚あるといいですね。高速でも疲労感がまるで違いますし、急な気温の変化にも一枚あるだけで安心感はずいぶん違います。TシャツやロンTの上にもいいし、ナイロンJKTの上からでも効果絶大。これはSAMSのデニムベストですが、ベストを着たことがあるヒトならわかると思いますが、ベストって走行中の腕を上げた状態だと、若干肩の部分が浮いてしまう場合もあるんですが、コレは裾に付くレザーが“ちょうどいい重量”を発揮してくれ、走行中にベストが浮き上がることなくストンと落ち着いてくれるんです。ストレスフリーで着心地抜群。おまけにカーハート型デザインで合わせやすいためオススメです。

ではでは、近日中に『大人のBIKE CAMP VOL.4』のお知らせもしますのでお楽しみに。新たな課題も見つかったので、10月にまたキャンプですね〜。

 

 

[御礼]ストバイPOP-UP TOUR 第一弾。福島いわき〈LOCAL SHOP〉大盛況でした。


先週末の日曜日(7/30)に、福島いわきの〈LOCAL SHOP〉さんで初開催した“ストバイPOP-UP TOUR”の第一弾。

初めてサイドバッグをリリースしてから早10年。オンラインショップのみの販売に加え、デザインもカタチもほぼ変わらないにも関わらず……多くのみなさんが気に入って使ってくれていることで、いまだに生産を続けられているストバイ・バッグシリーズ。気がつけば、大小のサイドバッグに素材違いのタンクバッグにシートバッグと、徐々にラインナップも増えてきましたので、この夏から実際に手にとって見ていただこうとPOP-UP TOURを企画しました。

ショップの前には一方通行の道路を挟んで広い遊歩道があるLOCAL SHOP。日陰のあるベンチもあり皆で涼みながらバイク談義を楽しみました。デモ車としてSRを持ち込みバッグはフル装備で展示。

福島いわきの〈LOCAL SHOP〉さんは、アメリカン・ワークスタイルをベースに、オートバイ乗りが気兼ねなく着られるカジュアルウェアを揃えるショップ。店主・河村さんがベスパ&ハーレー乗りということもあって、さまざまなジャンルのバイク乗りが集まるのですが、この日は河村さんがストバイ・バッグシリーズに気を遣って(笑)、 国産のスタンダードなオートバイ乗りばかりに声をかけてくれていました。


一番手で来てくれたのはかれこれ15年ほど前? に東京で取材したことがあるKくん。あの時はたしか250オフローダーをストリート・スタイルでセンス良く乗っていましたが、この日はカワサキの“ニューザッパー”Z650RSで登場。

当時からモダンで少し先鋭的な雰囲気が好きだったKくん。アラフォー世代になった今は、さらに“気軽に遠くへ行ける”要素も加わったようでZ650RSはベストチョイスだった模様。

「あそこをこーして、あーして」と、ノーマルルックを維持しながら、ちょっとちょっと自分好みにモディファイする話題は、僕のSRに通じる部分もありずいぶん盛り上がりました。要はテーマやコンセプトがはっきりしているがゆえの寸止めカスタムが、いかに難しくも楽しいかってハナシ。単なるライトカスタムとはまるで違う、誰にも気が付かれないオトナの世界。結論はまぁお互い歳とったね〜なんて話でしたが(笑)
すでにスタンダードサイズのサイドバッグを使用してくれているKくん。帆布のタンクバッグをつけてみたり、シートバッグも合わせてみたり……小一時間ほどあーだこーだと盛り上がりながら、最終的には合皮(白パイピング)のタンクバッグをチョイス。「帰りの高速で飛ばすなら脱落防止ベルトを付けてね」と忠告しましたが……「マグネットだけで全くモンダイありませんでしたよ」と高速テストまでしてくれました(笑) ありがとうございます!!

 


お次は’80年代後半頃!? に、今はなきアメリカの〈J-CLASSIC〉というショップが、Z1000RJをベースにローソン・レプリカならぬ、S1レプリカとして10〜20台ほど製作したというマシン、SR1が登場。

ツインプラグにS1タイプのスイングアームにマグホイールにスペシャルRショック等々……S1の部品も数々使用された!? なんていう貴重な一台。なんとオーナーのご好意でグルっと一周試乗させてもらいましたが、ファンネルが付くCRキャブだしスペシャルマシンだし……と最初は超緊張。ところが、エンジンはもちろん絶好調でツインプラグ効果かSR1は発進からシビアさは皆無で驚くほどスムーズ!! おまけに足まわりが軽く、サスペンションもよく動くため、見た目とは裏腹にずいぶんコンパクトな印象。

つまり変なクセや扱いづらさはまるでなく、とにかく乗りやすいんです。オーナーの方から「思いっきり開けてきていいですよ(笑)」と言われましたが、スル〜ッと一周するだけで精一杯でした(汗)


その後もZ1の方々や、空冷Z系を中心に大忙しな〈サンクチュアリ・レッドイーグル〉の吉田さんもスズキ刀で来てくれました。暑い中、皆さん貴重な空冷オートバイでありがとうございました。

 


さらに、パラパラ〜ンッと軽快な2ストローク音とともに登場したのは、これまためったに見かけないヤマハRD400&SRX400。RD400は今年海外から輸入したらしくオリジナルペイントもきれいな極上車。偶然にも’70〜’80sなヤマハ車が並び良い雰囲気〜とビックリしていたら、この2台のオーナーさんはなんと親子!? 親子揃ってマニアックとは!? と嬉しくなりました。


RD400に乗るお父さんはタンクバッグを、SRX400に乗る息子さんはサイドバッグを購入してくれました。ありがとうございました。タンクバッグを合皮(白パイピング)と帆布を付け替えて、皆で「どっちがいいかなぁ」とワイワイしたのは楽しい時間。やっぱり実際に手にとって見てもらうって大事ですね。

結果的には、RDの黒×白ストロボ・グラフィックと白パイピングがベストマッチでした。そして、シルバー1色のSRXにも帆布オリーブのサイドバッグが似合っていましたね。

 


さらにSRXのオーナーさんのお仲間、グッドカラーなピンクのスモールボディ・ベスパのオーナーさんもサイドバッグSTDをチョイス。あえてシート下にベルトを通した装着がこれまた似合ってましたね。ありがとうございます!!


ベスパといえば……LOCAL SHOPの河村さんはPX200用にLARGEサイズのサイドバッグをチョイス。装着方法もすでに想定済みだったという、リアキャリア上に搭載するトランク方式。「予想どおりバッチリですね〜」と喜んでいただき安心しました。ベスパには意外とタフなイメージの軍モノって似合うんですね〜。新しい発見です。

 

またバイク修理中でクルマで来てくれたスポーツスターのオーナーさんは、シートバッグ&タンクバッグを購入してくれたりと一日中大盛況。ではでは、また福島いわきにお邪魔した時にはよろしくお願いいたします。


昼も夜もご馳走三昧!! いわきを堪能させてもらいました!! 河村さん、ありがとうございました!!

 

Streamline-THE TankBag。欠品していた合皮ver. 再入荷しました!!


4月入荷分が即完売していた合皮ver.のタンクバッグ。写真の赤パイピングはもちろん、白パイピング、そして定番のALL BLACKすべて今週末に再入荷します

※再入荷しました!! (16日)

ご予約分は本日すべて発送予定です。

ではでは、よろしくお願いいたします。

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