本日発売の『大人のコーナリング VOL.2』。最近めっきり本屋さんが減りましたが、今日から書棚に並んでいますので、仕事帰りにでも近所の書店をぜひチェックしてみてください。どこの書店さんもバイク/クルマコーナー、寂しいくらい縮小してますけどね(笑)
さて、今日は内容紹介〈その3〉。エピソード0を理解できたら、いよいよコーナリングです。例えばタイトルカットのような平坦で見通しも良いカーブの連続。ヘアピンのように曲がり込んでいるわけでもなく下り坂でもありませんが、こうした道こそ、ひとつひとつのコーナーに対して組み立てを考え、丁寧でメリハリのある操作を心がけることが大切です。前を走るライダーだけを見てなんとなく走っていたら、3つ目のコーナーでタイミングが合わない……なんて経験ありますよね?
というわけで、今回はコーナーを3段階に分けて考えていきます。なぜなら各段階で重要視して操作しなければならないことがまるで違うからです。STEP1〜3までの全3部構成。
STEP1は「アプローチ/ブレーキング&減速」、STEP2は「コーナリング/ラインの向き変え」、STEP33は「立ち上がり/トラクションによる旋回」。各ステップ、さらには各ステップの中の項目ごとに理解を進め、急がずにコーナリングを楽しめるよう編集していますので、ゆっくり読み進めてください。
合言葉は「読んで、走って、リラックス」。サーキットと違い、一般道はいつでも違うコーナー、初めてのコーナーの連続……というわけで、余談ですが『大人のコーナリングVOL.2』用に1950年代のジャズセッションの名盤タイトルを拝借したロゴも作りました。欲しいのは、いつものコーナーをそれっぽく走れることじゃなく、柔軟な対応力と応用力。そのための知識をぜひ。