[SR500F.I.]ソロキャンプツーリングその2 @ 椿荘オートキャンプ場, 道志村, 山梨


キャンプのいいところは、キャンプ場に着いてオートバイを降りた瞬間からビールが飲めること。お酒好きの方は皆さんそうだと思いますが、テント設営前にプシュッとやるのが最高なんですよね。また日が暮れる前ならビールはなおさら美味い!!

SRで行くソロキャンプツーリング、その1は→コチラ

ところがこの日は60キロ程度しか走っていないからか、意外とまだビール気分じゃなく、まだまだ水が冷たい川で冷やすことにしてテントの設営をしました。


そして設営が終わったら今度はお腹が減ってきたので、ビールはさらに後回しにしてホットサンドを作ることに。ホットサンドは朝ごはんと決めてましたが、順序も予定もあったもんじゃありません……でもこれもソロキャンプの良いところでしょうか!? 何をするにも自由なワケであります。ホットサンドクッカーはずっと使ってるコールマン製。ロゴマークの焼印と取ってを取り外しコンパクトに収納できるのがGOOD。


そして食後にコーヒーを淹れてしばし読書タイム。この日のお供は片岡義男の短編エッセイシリーズ。どっぷり読み込むワケじゃない時は、ちょっと考えさせられる短編モノがいいですね。テーブルとストーブとクッカー系はストバイ時代からお世話になってる&愛用しているSOTOさん。


…と、気づいたら字が読みづらくなるほど日が暮れてきたので、いよいよビールを飲みながら焚き火のスタートです。焚き火台は厚さ5mm以下のA4サイズに折りたためる超軽量なピコグリル398。展開サイズはいわゆる倍のA3サイズ大で、おまけにこう見えて各部はタフな作りのため、通常の薪を何本も焚べることができます。オートバイにも通じるハナシですが、道具は構造がシンプルな方が丈夫ですね。ピコグリルもまさにそのタイプ。着火剤は飲み終わったお茶パックを細かく切ったモノ……撮影用に3つ転がしてますが、内側にロウが塗ってあるお茶パックの着火能力は相当頼もしく、ハッキリ言ってひとつで十分。


それにしても焚き火ってどうしてこんなに楽しいんでしょうね?  鍋奉行じゃありませんが、数人でキャンプすると、必ず得意げな顔した“焚き火奉行”が出てきて「こうした方がよく燃える」なんて、あたかも“みんなのため”を装いながら薪いじりを独占しがちですが、ソロキャンプなら焚き火奉行の顔色を気にせず、思うがままに薪をくべ放題&いじり放題! ソロ最高です。


そうこうしていたらあっという間に真っ暗。質素な我が家でしたが、夜の焚き火とともに写すとなんだかタフなバイカーキャンプに早変わり!? う〜ん、いいですね。


さて、2本のビールも飲み干したところで今夜の最大の目的、ステーキを焼く(with 赤ワイン)タイムといきましょう。肉は約200gで527円だった格安オージービーフ。味付けは家から持ってきた味塩胡椒のみ。でもお肉コーナーでもらえる牛脂で焼けば美味しいでしょう!!


鉄板はキャプテンスタッグのB6版。1000円以下で手に入るため入門編にはぴったりですね。ピコグリル焚き火台の良いところは、別売の“串”があるだけで、焚き火で鉄板や鍋料理ができるところ。ある程度牛脂が溶けて鉄板がチンチンに温まったら塩胡椒を振った肉を投入!! 「ジュゥッー!!」といい音とともに、側面を見ていると焼き色がついてくるのが分かります!! もうこの雰囲気だけで我慢できず、赤ワインもスタート!!


赤みが残るミディアムレア具合を狙い早めに裏返します。オッいい感じ!! ここまできたらあとはもう適当。


真ん中に赤みが残る抜群の焼け具合というわけでハサミで4当分にし実食!! ん〜、美味い!! 焼き具合も塩胡椒具合も柔らかさも抜群!! で、ステーキに赤ワインがまた美味い!! 「ちょっと飲み過ぎ」と誰かに注意されることもないソロキャンプ。肉ひと切れにグラス一杯、グビグビ進みます。やっぱりソロ最高。旨い!!


続いてししとう焼き。気分の問題なのか、これも塩胡椒だけで十分ですね。


ステーキ2枚と赤ワインをたっぷり飲んでもう良い気分。その後はウトウトしながらひたすら焚き火を眺めて過ごしておりました。つねに違うカタチの炎はほんとずっと見てられるなぁ。

 

 


おやすみなさい。

 

[SR500F.I.]ソロキャンプツーリングその1@椿荘オートキャンプ場, 道志村, 山梨


先日、チーム・ストバイも参加&協力&取材するDad’s CAMPの会場の下見がてらSRでキャンプツーリングに行ってきました。ストバイ時代は取材という名のツーリングをしながら外で寝るだけの“野宿スタイル”ばかりだったため、じつは明るい時間からキャンプ場で過ごすのは初めて!? なんだか久々に前日からワクワクしてしまいました。つまり僕はまだまだ限りなくキャンプ初心者。そんなこの日の目的!? 目標!?は「焚き火を眺めながら夜を過ごす」そして「ステーキを食べる(with 赤ワイン)」。焚き火台に鉄板に塩胡椒……なんて考えてたらたった一泊なのに荷物はパンパン。野宿時代は着替えに一眼レフカメラセットを積んでもこれくらいだったのになぁ…?  課題ですね。


椿荘オートキャンプ場がある道志までは60キロ程度。のんびり昼過ぎに出発し15時前に道志みち手前のスーパーで買い出しです。手頃なステーキ用の肉を見つけたまではいいのですが、それ以外に何を買っていいのか分からない!?  調理……と考えた途端スーパーでフリーズ。結局、袋麺とつまみと鉄板で焼けそうな野菜を買って終了。これまた課題であります。さらにお水(2L×2本)とお酒(ワイン1本+ビール2本)と夜と朝の食材を積むともうツーリングコードも限界。ちなみに縛ってぶら下げているビニール袋は翌朝用の食パン。う〜ん、皆さんも買い出し後はこんなもんなんでしょうか? 落ちることはないものの、いまいち美しくない…。


椿荘オートキャンプ場は道志みちから脇道を入ったところにあるのですが、受付は手前の民宿で行います。僕は利用しませんでしたが、椿荘オートキャンプ場の利用者は近所の道志川温泉をリーズナブルに利用できる特典付き!


受付して初めて知ったのですが、昨年の台風の影響で通常使われている民宿からキャンプ場までの近道は依然使えない状態とのことで、現在は一度道志みちに出てからグルっと迂回するコースでキャンプ場までの距離はおよそ3キロほど。受付で薪をふた束購入するも積載の余裕はゼロ。道具を一度下ろして戻ってくればいいだけなんですがメンドくさい。結局、買い出しの食材はハンドルに引っ掛けることにしなんとか薪を積みましたが、お水にワインに氷など……わずか3キロの距離とはいえ結構な重さの荷物をハンドルにかけて走るなんてナンセンス。キャリアやパニアケースが人気なのも頷けますね……課題が増えるなぁ。



道志みちから舗装林道のような道に入りクネクネと走った先にある椿荘オートキャンプ場は、山の高低差を利用したキャンプサイトで、段々畑のようにサイトを展開できる大小のスペースがいくつも設けられているため、一見、多くのお客さんで賑わっているようでも、設営してイスに腰掛けたら他のお客さんのサイトが視界に入りにくい作り。生い茂る高い木に川のせせらぎ……その雰囲気はまさに“山の中”。


いつものモンベル・ムーンライトにヘリノックスのイスとA4版に焚き火台(ピコグリル398)……周りのサイトと比べると質素極まりないですが、今夜の我が家が完成です。

 

その2へ続く。

[SR500F.I.]サイドスタンド・スイッチのキャンセル。

サイドスタンドスイッチ&配線を取り外した状態。ブログを読み進めれば分かりますが、先端のカプラーは切断しています。

SR乗りの皆さん、サイドスタンド・スイッチをご存知でしょうか? いわゆるサイドスタンドを出したまま、ギアを入れると強制的にエンジンがストップする、あのスイッチです。’90年代前半ぐらいから付いている(おそらく!?)この安全装置。幸い僕はサイドスタンドのしまい忘れがなかったおかげで、じつは納車から3年くらい経つまでスイッチの存在自体知りませんでした。

サイドスタンドが下りていない状態。スイッチのノブは飛び出したままです。

↓↓

サイドスタンドが下りている状態。スタンドの付け根がスイッチのノブを押すことで通電が遮断される仕組み。

スイッチ自体はサイドスタンド付け根の前方にあり、スタンドを下ろすと付け根がスイッチのノブを押し通電が遮断される仕組み……なんですが、ここ半年くらい「ちゃんとサイドスタンドを跳ね上げている」にも関わらず、ギアを入れるとエンジンがストップする……という状態が頻発するようになってきてました。


犯人はこーゆーこと。スイッチのノブ部分の潤滑不足かなんなのか!? つまりサイドスタンドを跳ね上げてもスイッチのノブが“戻らない”ことが原因。ちょっとしたことですが、エンジンを始動してさぁ発進! とギアを入れた瞬間にエンジンが停まるのはかなりのストレス。おまけにその都度センタースタンドを立ててスイッチのノブを手で引っ張り出さないといけないワケです。半年ほどたま〜に起こるとこの作業を繰り返していましたがもう限界!! というわけで、新品に交換してもいずれ同じことが起こるならと、スイッチ自体をキャンセルすることにしました。


スイッチの配線を辿ると、エアクリーナー・ボックス手前の配線が束ねられている場所で2本の配線がカプラーで繋がってました。まずはカプラーを外してスイッチを分解して構造の確認です。


スイッチのノブの可動部分は若干サビが出ていますね。指で押しても戻ったり戻らなかったり……雨天時の走行も考えると水の侵入も十分あり得る部分。錆が原因で動きが渋くなったのでしょうか? とはいえ、10年&約10万キロ走って初めてのトラブル……そう思うと消耗部品としては十分機能した部類でしょう。

スイッチのノブを押していない状態=サイドスタンドを下ろしていない時(走行時)=通電ON。

↓↓

スイッチのノブを押している状態=サイドスタンドを下ろしている時(停車時)=通電OFF。

構造はご覧のとおり。スイッチを押していない状態=サイドスタンドを跳ね上げている時=走行時は通電している状態。逆に、スイッチを押している状態=サイドスタンドを下ろしている時=停車時は通電が遮断される仕組みになっています。


マニュアルによると……エンジンが始動していてギアが噛み合っている状態(ニュートラル以外)でサイドスタンドを下ろすとエンジンが停止する「サイドスタンド・スイッチ」は、ニュートラル・スイッチサイドスタンド・スイッチ両方が“OFF”になると、イグニッションコイルから電流が流れず点火がカットされる仕組み……だそう。

サイドスタンド・スイッチの方は、文字通り“フタを開けてみれば”単純な構造&仕組み。つまりスイッチをキャンセルするには、つねにサイドスタンドを跳ね上げている状態=スイッチを押していない状態=通電状態=スイッチを介さず2本の配線を繋いでおけばいいわけです。


スイッチの可動部分はかなり錆てました。指で押しても動きが渋い。


というわけで、カプラーとある程度の長さの配線を残し切断。

そして結線。結線後、カプラーとともにコンパクトに収めたかったため今回はハンダで配線を繋ぎました。


配線を折り返しタイラップでまとめたらゴムカバーの中に収納して作業は終了!

相変わらず電気系には苦手意識があり、配線図なんて見たってチンプンカンプン……ですが、落ち着いて分解してみれば誰でも理解できる仕組みでホッとしました。多くのヒトも経験している超簡単な作業でしたが、また一つ知らなかったことを理解でき充実の達成感。

もうあのストレスとは永遠におさらばです!!

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