[KZ1000 & SR500F.I.]サイドカーゴパック”LARGE” 振り分けキャンプ積載スタイル。

SR500と旧型のモンベル・ムーンライト1型。どちらも必要にして十分で質実剛健、そしてスリムで美しい。

4月、5月と2週連続でふもっとっぱらにてキャンプしてきました。まずはKZ1000でのGO OUT CAMPへの参加。そしてGWにはSR500で取材も兼ねて行ってきました。どちらも趣味でもあり仕事です。


昨年9月に発売した「大人のBIKE CAMP」がおかげさまでご好評いただきなんとか2号目を作ることができそうなため、ぼちぼち制作活動をスタートというワケです。お楽しみに。

 


コロナ渦での開催のため、通常の1/3ほどに人数制限をしたGO OUT CAMP。イベントを維持・継続するためにお客さんも最低限のルールを守っていて、皆さん心地良く過ごしやすい良いキャンプができたんじゃないでしょうか!?

さて、どちらもふもとっぱらにて一泊2日のキャンプでしたが、バイクは違っても取材道具を含めた荷物は基本的に同じで、KZ1000もSR500もリアウインカーの後方移設も荷掛けフックの増設もまるで同じように改良しているため積載の仕方までまったく同じでした。というワケで、比較・見比べしてみましょう。

■KZ1000:リアウインカー移設は→こちらへ。
■KZ1000:荷掛けフック増設は→こちらへ。

■SR500:リアウインカー移設は→こちらへ。
■SR500:荷掛けフック増設は→こちらへ。


まずはKZ1000。サイドバッグはラージサイズとスタンダードサイズの組み合わ。しかしながらスタンダードサイズの方はほとんどが一眼レフをはじめとした取材道具で埋まってしまうため、ちょっと積載スペースにゆとりがなかったのがありませんでした。リアシートにはテント、イス、シュラフ、そしてテールカウル上にマットを積み、その上にレインウェアと防寒用オーバーパンツ。


続いてGWにSRで行ってきた時の積載がこちら。KZの時の反省をふまえサイドバッグは左右ともにラージサイズ。しかしながら容量が増えるとその分荷物が増えてしまうのはナゼなのか!? 少し余裕があるからと普段持っていかないタープを持っていってしまいリアシート上はKZと変わらないボリューム感……おまけに初タープ、残念ながら一人で張れずというオチ……情けない。

どちらもリアウインカーは’70年代の欧州では当たり前だったテールライト・ブラケットに装着(後方移設)しているため、ラージサイズのサイドバッグを装着したままでもブーツのかかとがバッグに当たることなくキック始動も可能です。またKZの場合はテールカウル上、SRの場合はリアフェンダー上のスペースにマット等を積んでいるのですが、この場合も移設したリアウインカー・ステーがツーリングコードの荷掛けフックとしてもいい感じに活躍してくれます。


どんな積み方をしようが自由ですが僕が積載において気をつけていることは、サイドバッグを活用することでの“低重心化”と余裕のある“着座スペースの確保”。そうすることでサスペンションのプリロード調整を適宜行えば、これだけ積んだ状態でも山道では荷物のことを忘れてスポーツもしっかり楽しめます。しかしタンクバッグまでどちらもLONG TOURタイプのLLサイズなもんだから、どの角度から見てもこの2台はそっくりに見えますね〜。

取材した方が撮って送ってくれた写真。荷物満載でSRが少したくましく見えます。

自分が使いやすいようにした改良が上手くいったってハナシですが、2台とも’70年代後半に生まれたオートバイだからでしょうか!? 単気筒と4気筒の違いなだけで見比べるとなんだか似たようなオートバイに見えてきますね。


夜も朝も目の前に富士山、最高でした。

 

[SR500F.I.]ソロキャンプツーリングその2 @ 椿荘オートキャンプ場, 道志村, 山梨


キャンプのいいところは、キャンプ場に着いてオートバイを降りた瞬間からビールが飲めること。お酒好きの方は皆さんそうだと思いますが、テント設営前にプシュッとやるのが最高なんですよね。また日が暮れる前ならビールはなおさら美味い!!

SRで行くソロキャンプツーリング、その1は→コチラ

ところがこの日は60キロ程度しか走っていないからか、意外とまだビール気分じゃなく、まだまだ水が冷たい川で冷やすことにしてテントの設営をしました。


そして設営が終わったら今度はお腹が減ってきたので、ビールはさらに後回しにしてホットサンドを作ることに。ホットサンドは朝ごはんと決めてましたが、順序も予定もあったもんじゃありません……でもこれもソロキャンプの良いところでしょうか!? 何をするにも自由なワケであります。ホットサンドクッカーはずっと使ってるコールマン製。ロゴマークの焼印と取ってを取り外しコンパクトに収納できるのがGOOD。


そして食後にコーヒーを淹れてしばし読書タイム。この日のお供は片岡義男の短編エッセイシリーズ。どっぷり読み込むワケじゃない時は、ちょっと考えさせられる短編モノがいいですね。テーブルとストーブとクッカー系はストバイ時代からお世話になってる&愛用しているSOTOさん。


…と、気づいたら字が読みづらくなるほど日が暮れてきたので、いよいよビールを飲みながら焚き火のスタートです。焚き火台は厚さ5mm以下のA4サイズに折りたためる超軽量なピコグリル398。展開サイズはいわゆる倍のA3サイズ大で、おまけにこう見えて各部はタフな作りのため、通常の薪を何本も焚べることができます。オートバイにも通じるハナシですが、道具は構造がシンプルな方が丈夫ですね。ピコグリルもまさにそのタイプ。着火剤は飲み終わったお茶パックを細かく切ったモノ……撮影用に3つ転がしてますが、内側にロウが塗ってあるお茶パックの着火能力は相当頼もしく、ハッキリ言ってひとつで十分。


それにしても焚き火ってどうしてこんなに楽しいんでしょうね?  鍋奉行じゃありませんが、数人でキャンプすると、必ず得意げな顔した“焚き火奉行”が出てきて「こうした方がよく燃える」なんて、あたかも“みんなのため”を装いながら薪いじりを独占しがちですが、ソロキャンプなら焚き火奉行の顔色を気にせず、思うがままに薪をくべ放題&いじり放題! ソロ最高です。


そうこうしていたらあっという間に真っ暗。質素な我が家でしたが、夜の焚き火とともに写すとなんだかタフなバイカーキャンプに早変わり!? う〜ん、いいですね。


さて、2本のビールも飲み干したところで今夜の最大の目的、ステーキを焼く(with 赤ワイン)タイムといきましょう。肉は約200gで527円だった格安オージービーフ。味付けは家から持ってきた味塩胡椒のみ。でもお肉コーナーでもらえる牛脂で焼けば美味しいでしょう!!


鉄板はキャプテンスタッグのB6版。1000円以下で手に入るため入門編にはぴったりですね。ピコグリル焚き火台の良いところは、別売の“串”があるだけで、焚き火で鉄板や鍋料理ができるところ。ある程度牛脂が溶けて鉄板がチンチンに温まったら塩胡椒を振った肉を投入!! 「ジュゥッー!!」といい音とともに、側面を見ていると焼き色がついてくるのが分かります!! もうこの雰囲気だけで我慢できず、赤ワインもスタート!!


赤みが残るミディアムレア具合を狙い早めに裏返します。オッいい感じ!! ここまできたらあとはもう適当。


真ん中に赤みが残る抜群の焼け具合というわけでハサミで4当分にし実食!! ん〜、美味い!! 焼き具合も塩胡椒具合も柔らかさも抜群!! で、ステーキに赤ワインがまた美味い!! 「ちょっと飲み過ぎ」と誰かに注意されることもないソロキャンプ。肉ひと切れにグラス一杯、グビグビ進みます。やっぱりソロ最高。旨い!!


続いてししとう焼き。気分の問題なのか、これも塩胡椒だけで十分ですね。


ステーキ2枚と赤ワインをたっぷり飲んでもう良い気分。その後はウトウトしながらひたすら焚き火を眺めて過ごしておりました。つねに違うカタチの炎はほんとずっと見てられるなぁ。

 

 


おやすみなさい。

 

GO OUT presents [Dad’s Camp]にチーム・ストバイも内側より参加しますヨ。


2020.5.9(sat)〜10(sun) @ 椿荘オートキャンプ場, 道志村, 山梨


こんなご時世のため、大々的にイベントの告知をするわけじゃありませんが、ストバイ時代から仲良くしている三栄のアウトドア・ファッション誌「GO OUT」が主催する初のバイカーキャンプ・イベントDad’s CAMPにチーム・ストバイも参加・協力することになりましたのでご報告。


GO OUT……と言えば、ご存知の方も多いと思いますが、現在のアウトドア&キャンプ・ムーブメントの立役者としても知られるアウトドア系ファッション誌。じつはストバイ編集部とは出版社が同じということで、GO OUTが創刊した頃からのお付き合い。毎年、春と秋に“ふもっとっぱら”で行われているGO OUT CAMPにも何度も取材でお邪魔しました。そんなGO OUTさんが「大人(=Dad’s)のソロキャンプ」をテーマにバイク乗りのキャンプイベントを主催するというワケで、チーム・ストバイも参加&協力&取材することになったのであります。詳しくはまたブログでお知らせしますが、フジロック以来のストバイブースも復活しますのでよろしくです。

チケット絶賛発売中ですよ→Dad’s CAMP



会場下見ソロキャンプの模様は→こちら

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