[KZ1000]みなさんが仰るように、やっぱり濡れなかったSIDE CARGO PACK。


いやぁ久しぶりの雨のツーリング。一昨日、ふと思い立って富士山のふもと辺りまで走りキャンプしてきたのですが、予報では翌日昼過ぎからの雨が夜中から降り始め、2日目はなかなかしんどいキャンプツーでした。

で、夜中もずっとKZに付けたままだったサイドバッグ(LARGEサイズ振り分け)は、色だけ見るともう違うバッグか? というほど、朝起きた時にはしっかりと濡れていました……が、それは表面の帆布部分だけで、厚手のナイロン地を挟んだ中はまるで平気。

生地然り、縫い目然り、完全防水ではないSIDE CARGO PACKですが、「雨の中数時間走りましたが、バッグの中はまるで濡れませんでしたよ」と、昔からよくお客さんに言われます。先日も出店イベントで同じことを仰ってるお客さんもいました。僕は用心深いから、雨とわかっているときはサイドバッグの中で荷物をビニール袋にくるんでいますが、今日はもう帰るだけだし……と、帰りは3時間程度ずっと雨予報の中、お客さん達の言葉を信じて(笑) 何もせずに走ってみることにしたのでした。


と、その前にキャンプツーレポートを少々。

1日目は最高のツーリング日和。KZで東名を走りサクッと富士まで。1000cc 4気筒はこうした高速移動がほんとに楽ですね。ふと思い立って200〜300キロ。それが苦にならないのは大排気量モデルの利点です、ほんと。富士インターを降りたら富士宮焼きそばを食べて、近くのブックオフで酒のアテ的文庫本を仕入れ、買い出しを済ませたらキャンプ場へ。


この日は超久しぶりのふもとっぱら。平日だってのにさすがですね。四輪がほとんどですが賑わっていました。そしていつ見ても美しいムーンライトテントと、雨に備えた小川張り風タープの立ち姿に惚れ惚れしながら乾杯。昨年はかまぼこ型のダンロップ製テントに浮気した時もありましたが、僕は不思議と細くて狭いムーンライトの方がぐっすり眠れるんです。設営がラクってのも大きな利点ですが、バイクと同じで、自分にとって見た目もカッコイイというのも満足感が高いポイントなんでしょうね。

 


漬物でスタートし、この日のメインはキムチ鍋。そして、ついに完成したコンパクトに収納できる組み立て式ベーコン炙りタワーでのベーコン炙り!  以前から何度か写真をあげている最高のつまみの一つが、この焚き火でのベーコン炙り。落ちてる枝で作ったり、薪を利用したり、試行錯誤していましたが、ついにぼちぼち納得いくタワーが完成しました。


これ、じつは2〜3回で使わなくなっていた組み立て式トライポッドの再利用。左右2本ずつの脚には、ベーコンを吊るす棒を載せるためのU字ボルト+ステーを装着。バラせ30cm長、3φ程度のコンパクトさで軽くて錆びないステンレス。まずまずです。


で夜中からの雨。朝起きてからコーヒーは飲みましたが、カッパを着ての撤収作業はなかなかのしんどさ。テントやタープは濡れたまま収納だし。ロングツーリングじゃなければあまり経験しない雨キャンプ。大変さもなんだか楽しい!? 久しぶりの感覚でした。


で、キャンプ場から厚木あたりまではずっと雨。しかもけっこうな本降り。写真は沼津のサービスエリアですが、夜中から濡れっぱなしのサイドバッグは見てのとおりの濃〜い色。合計3〜4時間ほど雨天走行でしたが、皆さんが仰るとおり、サイドバッグの中は一切雨が染み込んだ様子はありませんでした。もちろん限度はあるだろうし、ロングツーリング中ならバッグの中での雨対策はしたほうがいいワケですが、やっぱり“折り返すことでフラップの役割を果たす”構造が功を奏しているのか、なかなかの防水性の高さでした。この際だからと、ついでに合皮素材のタンクバッグもレインカバーなしで走ってみましたが、こちらも平気でしたよ。


ちなみに……SIDE CARGO PACKはLARGESTANDARDも、おそらく現モデルは在庫限りで再生産予定はありません。LARGEはまだ少しありますが、先日合皮BLACKがSOLD OUTしたSTDは残りわずかとなってきておりますのでご希望の方はお急ぎください。

 

 

 

 

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[KZ1000]やっぱりアップハンドルですよね〜

Z1シリーズの純正ハンドルは、通勤でも使うことを考えると、高さ/幅ともにやや大柄。最近の四輪SUV系のミラーの高さと絶妙にマッチしていて、ちょっとしたすり抜けでも結構ヒヤヒヤする場面も多かったため、どうしようかと編集部ガレージを漁っていて試したのは、10年以上前にSRに付けていたデイトナ製のスズキGT750レプリカハンドル。

じつはもう2年ほど前からこのハンドルですが、写真を撮っていても感じるのは、このGT750レプリカハンドル、Z1純正と比べると若干幅も狭く、高さも低いのに、カワサキZの雰囲気を損なわない絶妙なハンドル。編集部ガレージには、こうした社外メーカーさんが作ったレプリカハンドルを含めて、当時の国産ロードモデルの、いわゆるアップハンドルがたくさんありますが、当然ながら付けてみるとそれぞれ似ているようで違うから面白いですね。

個人的な好みとしては、’70年代のヤマハハンドルのようにもうちょっとだけグリップ部分が垂れていると嬉しいので、微妙な取り付け角度の調整も楽しんでいます。写真は、キャンプだった予定が、色々あり日帰りとなってしまった昨日の西伊豆ツーリングで撮ったもの。いずれにせよアップハンドルも1970年代のオートバイらしさのひとつですよね。


左右振り分け=Largeサイズ連結に気がついてから、ツーリングの時はいつもラージサイズのサイドバッグを2つの連結してザブッとリアシートに載っけるだけ。楽ちんでいいです。おすすめ。

 

 

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[更新]『大人のBIKE CAMP VOL.5』バイクキャンプ“探訪”カタログ。 発売中!!


毎年9月恒例の『大人のBIKE CAMP』。早いもので今回で5冊目となりました。

特集は『キャンプ・マイウェイ』。キャンプを“使いこなす”5人のバイク乗りに話を聞いてきました。

世間的にキャンプブームは一段落。おそらくキャンプがブームでしかなかった人は、キャンプが目的になり過ぎたのでしょう。昔から僕らオートバイ乗りにとってのキャンプは、ツーリングをより豊かにしてくれる楽しくて頼もしい“手段”。考えてもみれば、バイクキャンプは若い頃は多くのライダーが一度はツーリングで経験していること。ここ2〜3年は、ブームのおかげで、キャンプがまるで特別なアクティビティのような雰囲気でもありましたが、キャンプに特別な期待を抱いた人ほど、ブーム終焉とともに去っていったのかもしれません。


キャンプそのものを目一杯楽しむのもいいのですが、キャンプが目的、というよりも、キャンプがあるからツーリング、そしてバイクライフが充実する……『大人のBIKE CAMP VOL.5』では、ブームが一段落した今だからこそ、あらためてそんな“キャンプの基本”を考えてみました。


キャンプという手段を、いつでも気軽に使いこなす。キャンプがあるから、いつもより遠くへ行ける。キャンプがあるから、オートバイに乗っていられる時間がたっぷり確保できる。キャンプがあるから、ツーリングにもう一つ趣味を加えられる。キャンプがあるから、オートバイとともに過ごすひとり時間がより充実する。

5冊目の『大人のBIKE CAMP』は、そうしたある意味クラシックな、昔から当たり前の感覚や価値観をテーマに、見ていると、読んでいると、難しいことを考えずにキャンプツーリングへ行きたくなる……そんな一冊を目指しました。

 

 


第2特集は『ちょうどいい道具考。』こちらも根底に流れるテーマは同じ。道具に溺れないための道具考をコンセプトに、バイクキャンプにおけるギアについて考えてみました。

「年季とは、雑念のなさ」という冒頭文章のキャッチは、じつは、以前片岡義男さんのエッセイの中で読んだ一節。タイトルは忘れたけど、たしか、知り合いの家で奥さんが出してくれた紅茶が、いたって普通の紅茶なのに、とても美味しかった、と説明する場面で、長い時間をかけて身につけた所作は、ごく自然で、その紅茶は記憶に残る美味しさだった……と、そのエッセイでは書かれていた。

自分に“ちょうどいい道具”とは何だろう? と考えた時に思い出したのが、この“雑念なく”紅茶を淹れた奥さんの“年季”でした。つまり大切なのは、何を使うか? よりも、何のために使うのか?

第2特集「ちょうどいい道具考。」は、そんな価値観をコンセプトに、あらためてバイクキャンプにおける道具について考える企画。Don’t think, Feel――ブルース・リーの名言じゃないけど、要するに、あれこれ考えずに使いこなせる道具に囲まれていたら、たぶん幸せですよね、ということで。

ぜひお楽しみください!!

第2特集や他の企画についての詳細はまた次回。

 


 

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