『MEGURO 100』メグロとWとカワサキを巡る100年の物語。 6月24日発売です。その1


ずいぶん久しぶりの更新になってしまいました。

年明けに企画がスタートした〈目黒製作所〉創業100周年の記念本。取材をひと通り終えたのがGW頃でした。そしてそれからは編集作業に没頭し、あれよあれよと先週末の締め切りまで追われっ放しでした。

取材もさることながら5月はさらに、出版不況に負けてられるかと、全国におよそ100店舗あるカワサキプラザ全店に電話をかける昭和スタイルの営業も挟みつつ、なんとか無事に校了しました。“メグロブランド100年の節目”というわけで、ストバイ編集部史上もっとも分厚い全180ページの記念本『MEGURO 100』が624日に発売になります。

テーマやコンセプト、見どころについては、また日々アップしていきますが、そうした固い話は抜きにしても、まずはメグロの2つの大きな柱、500ccZシリーズと250ccのジュニアシリーズ(J&S)の各マシンを、車両の写真とともに順を追って丁寧に見ていけるのは大きな魅力じゃないでしょうか。過去に写真とともにここまでまとめた(web含め)はありませんので、いまいちはっきりしなかった“メグロ”が立体的に見えてくる筈です。

メグロを知ることが何になるのか? それは、カワサキW1シリーズや、エストレヤ、W650&W800、そして現行のMEGURO K3 & S1、いわゆるカワサキWシリーズがもっている「フツーなのに気持ちいいオートバイの世界」はどうして生まれたのか? が見えてくること。

そして取材を通して感じたことは、メグロのオートバイやヒストリーにはどこか日本人の琴線に触れるものがあるということでした。アメリカやイギリスも魅力的ですが、ここらで日本のオートバイについても少し知っておくのもいいんじゃないでしょうか。

#meguro100 #目黒製作所 #meguro #k3 #s1

多摩川住宅とメグロとW。〜続・続、メグロとWを巡る旅。8割終了?


多摩川住宅は1966年から’68年にかけて建設された、東京狛江市と調布市にまたがる昭和風情が残る団地。ここも一昨年くらいから再開発がはじまり、この春には隣のひと区画分に立派なマンション群が完成していました。

1966年といえば、カワサキW1がデビューした年。翌’67年には鮮やかなキャンディカラーのW1スペシャルが、いわゆる“ダブワンサウンド”を響かせたキャブトンタイプのマフラーで登場。それまでのモナカマフラーにはなかった、歯切れが良くて、弾けるような乾いた排気音。

初期W1に乗るユーザーも、その先代のメグロKシリーズに乗っていたユーザーも当時こぞってキャブトンタイプに変えたのでしょうか……という想像を膨らませて、昨日は多摩川住宅近辺でメグロK1の取材・撮影でした。

セニアとスタミナ。続・メグロとWを巡る旅。


ありがたいぽかぽか陽気の中、今日は横浜にてMEGURO セニアT1 & Z7の取材📷

一般にはほとんど販売されていなかったとも言われるメグロ初の650ツインと、熟成を重ねた500シングルの最終型。どちらも同じ1958年モデルでした。

どんなモデルでも、“初期型”にしかないチカラの込めようが垣間見れたり、一方でロングセラーモデルであればあるほど、熟成を重ねた最終型の完成度にも目を見張るものがあったりします。そうした意味でも興味深い2台を同時に取材させてもらえ、オーナーさんといろんな話をしながら、1950年代後半の日本に想いを馳せていました。


というわけで、本日もありがたく試乗させてもらい、だいぶ左ブレーキ右ロータリーシフトにも慣れてきました👌

セニアからK1、そしてK2とW1。少しずつ時代背景とともに2気筒シリーズにも興味深い違いが見えてきております。というわけで、メグロとWを巡る旅、まだずっと続きます。


そんな最近の取材スタイル(バイク)は、両サイドにSIDE CARGO PACK (一眼レフカメラ+望遠レンズ+取材道具)、そして脚立をリアシート上にON。こんな時でも自由に動ける着座位置スペースの確保は当然です。


それにしてもクラシック・シートバッグの装着にも使うモトフィズの通称バッテンコード、やっぱり使えます。ストバイONLINEでも購入できますので、知らなかったという方、一つあると便利ですよ!!

 

 

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