誕生の真相からメーカーの苦悩に文化史、そして心臓部クランクの解剖まで……
SRを全方位的に再探求し、43年間語られなかった真実に迫るSR本の決定版。
登場から43年、世界でも類を見ないロングセラーモデルとなったSRは、あらゆるユーザーの嗜好に対応してきた人気とは裏腹に、じつはカテゴライズしようとすればするほど“その魅力の本質”がわからなくなる不思議なオートバイでもありました。時代の過渡期に誕生し、時代遅れと呼ばれたビッグシングルは、XT500がルーツがゆえに苦悩し、XT500がルーツがゆえにメーカーが想像し得なかった幅広い楽しみ方も提供してきた唯一無二のオートバイ。
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「変わらないことがSR」と謳われ続けたSRの、その“変わらない本性”とはいったい何なのか!?
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誕生の真相から、ヤマハの苦悩とユーザーが育んだ文化史、そしてオートバイの心臓部クランクの徹底解剖に、SR談義に花が咲くマニアックなSR雑学大全まで……SRを全方位的に再探求し、43年間語られなかった真実に迫るSR本の決定版。
5月23日の発売です。
ヤマハニュース&カタログで振り返るデビュー時のSR。
1977年、袋井のヤマハ・テストコースでは快調なペースでSR500/400の走行耐久テストがおこなれていた。XS750/650スペシャルやGX400/250とともに〈ヤマハスポーツ新時代〉を掲げデビュー目前だったビッグシングルは、発売前からマニアックなオートバイファンの期待をあつめていたといいます。その熱気を当時のヤマハニュース&カタログとともに振り返る。
AからZまで全38項目のSRトリビア集。
基本設計をそのままに単一機種として世界最長寿なSRは、つぶさに見ていくとデザインや造形だけじゃなく仕組みや構造の面でもあらゆる表情をみせてくれます。“SRの辞書”をテーマに、A~Zまで全38項目を3部構成でお届けする雑学大全。なかには“重箱の隅をつついた”ようなハナシもありますが(笑)、SR談義に花が咲くネタには事欠かないかと。
変幻自在SR、お前はいったい何者だ!?
あらゆるスタイルに“変えられる素材”としてその人気が定着し、43年ものロングセラーを続けた一方、メーカーにとってはいつまで経っても“SRそのもの”の魅力が浸透しないジレンマを抱えながら、ユーザーの動向に合わせ紆余曲折し続けた稀有なモデルーSR。世にも奇妙なロングセラーモデルSRの文化史を、1:誕生の真相、2:ヤマハの苦悩、3:アメリカへの原点回帰、4:純正主義の4つのテーマとともに振り返る。
“400”にこそSRの真髄があった!?
SRの魅力を聞くとほとんどのヒトがまず「鼓動感」を挙げる。キャブレターモデルだろうとFIだろうと、カスタムしていようとノーマルだろうと、老若男女口を揃えて「あの振動がイイ」と話す。その“振動の源”はもちろんエンジン。たった一つしかないピストンにコンロッド、そしてクランクが作る快感の元を辿っていくと、なにやら500と400では排気量の差以上に気になる違いがみえてきました。500と400のクランクの違いを検証し、43年間語られてこなかった!? じつは400に秘められていた!? 魅力の真実を探る目玉企画。43年で初となる500&400のクランク分解比較はファン必見。そして400エンジンに秘められた底力が明らかに!?
楽しさが“こなれ”てくる5つの鍛錬。
駐輪場や車庫からSRを出すとき、空気圧をチェックするとき、エンジンをかけるとき、ブレーキをかけて止まるとき、加速してシフトチェンジするとき……ついつい“無意識”でなんとなくおこなってしまういつもの操作。ところが、こうした誰にとっても特別なことではない日常的なバイクライフのひとつひとつを、意識しておこなうだけで、じつはグッとSRとの距離は近くなる。ポイントは“何を”を意識するか? SRの楽しさが“こなれ”てくる入り口は、慣れではなく“SRを知ること”。SRをスマートでジェントルに扱う“5つのマナー”をご紹介。
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—CONTENTS—
● FLASH BACK SR ヤマハニュース&カタログで振り返るSR。
●INTRODUCTION ヤマハSRの本性はいったい何なのか!?
●SR雑学大全 part.1 A to G まるごとSR、な辞書。
●SR43年の文化史、再考。 WHO ARE YOU ? 変幻自在SR、お前はいったい何者だ!?
●TALK ABOUT SR ── 今村正夫さん(モーターワークスイマムラ)
●クローズアップSR 500/400 クランク徹底解剖。“400”にこそSRの真髄があった!?
●SR雑学大全 part.2 H to R
●SMART & GENTLE 大人SRマニュアル。 楽しさが、“こなれ”てくる5つの鍛錬。
●TALK ABOUT SR ── 水品順さん(ジュノーモーターサイクル)
●SR雑学大全 part.3 S to Z
●PICK UP STUFF for SR 大人SR編集部が推める「まずはココから」
●EPILOGUE 何をもってSRを“クラシック”と定義するのか…。
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⚫「大人のSR vol.2」 1978-2021 SR43年の再探求。
¥1,500+TAX
5月23日(火)発売。
お買い求めは書店or Amazon等でよろしくお願いします。