八重洲出版から今月発売された「CB750FOUR その真実」は、1963年に現・本田技研工業に入社しベンリイ125/CB450/CB750FOURのエンジン設計をはじめ数々の名車を手掛け、後にHRC取締役として活躍された松田稔さんが監修された1冊。
「開発開始後50年がすでに経過している事でもあり、本書では開発過程を、1968年9月組立の1X(1次先行試作車)、68年12月組立の2X(2次先行試作車)、69年2月組立の工試車(工場試作車)の3段階に分け、各段階での問題点とその対策を包み隠さず書き上げると共に、誤認されている項目は修正し、今後の資料としても役立つようにまとめてみた」(ヤエスメディアムック「CB750FOURその真実」この本を読むにあたり—より引用)
……雑誌屋が言うのもなんですが、これまでの雑誌等の記事とは比べる次元にない真実がここにあります。CB750ファン、HONDAファンはもちろんですが、全てのオートバイ好きが読む価値のある内容は、思わず「こんな一冊を作ってくれてありがとう」と感謝してしまうほど。1週間の外出自粛程度じゃ足りないくらい濃密です。編集部でも思わずもう一冊追加購入しましたが、読む用、保存用、何かあった時用と……もう一冊購入予定であります。