昨日は写真家、十文字美信さんの写真展「藤崎展」のレセプションに行ってきました。十文字美信さんが写真家として活動する前の1960年代末から’70年代初頭にかけて撮影された、友人“藤崎正記”というひとりのオートバイ乗りの写真展。
’60年代後半の日本のオートバイシーンというと、写真集にもある「1969新宿カミナリ族」が有名ですが、藤崎さんをはじめとしたオートバイ乗りの姿は同じ時代とは思えないほど垢抜けて見えます。なんだか若かりし日のボブ・ディランや松田優作を思い起こさせる、どこか知的で少し危なげなその雰囲気は「この時代の日本にこんなオートバイ乗りがいたのか!?」と目を疑うほどスタイリッシュ。
—横浜野毛のジャズ喫茶「ちぐさ」へ通い、オーネット・コールマンやジョン・コルトレーンといったモダンジャズに耽り、ウィリアム・バロウズやジャック・ケルアックなどのビートニクに影響され生活スタイルを真似ようとした。
10代後半ですでにそんな生活をしていた十文字さんと藤崎さん。そんな2人がチョッパーに改造した50ccのトーハツ・ランペットを東京湾の埋め立て地に持ち込み撮影した写真を中心に、当時の横浜のオートバイ乗りの日常が垣間見れる写真展「藤崎展」は、東京千代田区にある「SUPER LABO STORE TOKYO」で10月24日まで開催中です。限定の写真集も購入できますよ!
一方通行が多いエリアですが、さりげなくオートバイも停められそうですのでぜひ!
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