SIDE CARGO PACK、バイク以外でもけっこう気に入っているんです。


今日の東京は一日中雨。大して急ぎの用事もないため、こんな日は運動不足を解消すべくせっせと電車通勤しています。編集部がある世田谷の三宿という場所は、最寄り駅が遠いちょっとした陸の孤島的なところでもあるのですが、普段まったくといっていいほど歩かないドアtoドアなバイク通勤者にとってはそれがかえってありがたいと、えっさほいさと歩いています。

電車通勤やクルマでの打ち合わせ等で重宝しているのが、じつはスタンダードサイズのSIDE CARGO PACK。つまりバイクでも電車でもクルマでもいつも同じバッグなのですが……それはさておき、何が気に入っているかといえば、ショルダーベルトの長さを自在に調節できるところ。


我がSIDE CARGO PACK、モチーフにしたのは1960年代の米軍ARMYバッグ。筒状のバッグを折り返すことでフラップ(蓋)の役割を果たす構造や、正面の二本のベルト等、基本的な作りは踏襲していますが、その元となったARMYバッグの最大の特徴は、持ち手となるベルト(SIDE CARGO PACKのショルダーベルト)部分が[上の写真]くらいの長さしかないということ。


写真のように肩にかけた場合は脇にジャストフィット、手で持っても長過ぎず持ち運びしやすい絶妙な長さで、これはこれで使いやすくさすが軍モノだなぁなんて感心させられるのですが、ならばと、電車通勤やクルマでの打ち合わせの時にはSIDE CARGO PACKのショルダーベルトを短く調節し、軍モノよろしく使っているワケです。こうして使うたびに思うことが、“こんな感じ”で使えるバッグって意外と少ないということ。

若い頃ほどファッションに敏感じゃなくなったからか、普段バイクだからなのか、歩く時にどんなバッグを持てばいいのかワカラナイ……なんて最近とくに感じています。 それほどたくさん荷物があるわけじゃないからリュックを背負う気にはなれないし、かといってメッセンジャーバッグ等の斜めがけもなんだか若々しいなぁ、なんて。

つまり、バッグを新調しようと思っても何を選べばいいのかワカラナイし、そもそもさほど買う気もない。そんなとき「米軍ARMYスタイルで持つSIDE CARGO PACK」がばっちりハマってくれたのでした。当時の軍モノ的なラフなイメージは服装を選ばないというか、ファッショナブルじゃないところがむしろちょうど良く、なによりもさっき書いたように肩にかけても手で持ってもヨシな使い勝手がなんともシックリくる。

バイク用8割、歩きの時用2割。この使い方はほんとにオススメ。そして懸案の「バッグどんなの持てばいいのかワカラナイ」問題が解決してくれてスッキリなのです。ちなみに合皮素材なら雨の日にもバッチリで、意外とスーツスタイルでもイケる? なんて思ってしまいます。

 


SIDE CARGO PACKの合皮ver.もまだ在庫豊富な[SPRING SALE]は今週土曜日まで開催中です。この機会にぜひ!!

 

雨の日のストレス軽減。


雨の日の通勤や取材ではだいたい合皮のサイドバッグが出番。初めて作った時にその防水性の高さを実験するために、ホースで水をじゃぶじゃぶと1分間ほどかけ続けた動画を撮ったことがありますが、当たり前ながらさすが合皮。まるで浸水することはありませんでした。それ以来、バイクだけじゃなくクルマや電車移動の時も雨天時では重宝しています。


完全防水を狙った作りではないため縫製上の縫い目はあります。そのため豪雨の高速を2〜3時間も走るなんて時は、やはり荷物をビニール袋等に入れておくことは大事ですが、内側に張りのあるインナーがついているからか、これがけっこう驚かされるほど雨に強い。目的地に到着後も水滴をサッと拭き取れば終わり。雨の日はもうこれ一択というわけです。

 


モノへの愛着やこだわりは人それぞれ。

気兼ねなく使える。大事なんだけどガシガシ使える。ブランド品のように後生大事に恐る恐る使う大切さとは違う、ある意味ではラフに使えるからこその愛着。ストバイ のバッグシリーズはそんな表現がピッタリくると思っています。

やっぱり使えるなぁ、コレ。


サンプルで製作後、キャンプツーリングに酷使してきたラージサイズのサイドバッグ。先日チェックすると背面の下部が一部破けてしまっていました。内側に封入してある樹脂板とサスペンションの間で長い間、挟まれながら擦れたのでしょうか。いずれにせよこのままでは酷くなるばかりなので補修しましょう。


いつもならワッペンを貼り付けて終わりですが、バッグの中に入れる荷物によってはまた同じ箇所が強く当たる可能性もあるかもしれない……というわけで、バイク用で販売されている「保護・遮熱シート」を使ってみることに。この「保護・遮熱シート」、以前にもブログで紹介しましたが……例えば、サイドバッグとサイレンサーが干渉する場合や、防炎仕様ではないバイクカバーの内側に貼る等、その名のとおり「保護と遮熱」をしてくれる防炎性能を付加した不織布なのですが、僕的な“使えるポイント”は両面テープの粘着性の高さ。

 

 

 


例えば、このサイドバッグの帆布素材。つまりコットンが相手ですが、一度貼ると手では剥がせないほどの粘着力でくっついてくれます。患部の大きさに切り取ったら接着するだけ。これで当分剥がれる心配はありません。また多少の厚みをもった不織布なので緩衝材としての役割も果たしてくれます。写真下部、わかりにくいですが、このサンプルのサイドバッグには底面に広範囲でこの「保護・遮熱シート」を貼り付けています。しかも重ねて。これはZ900RSの排気熱(が出る方向が上向きだったため)によるバッグ底面の損傷があったため、2年前に実験で貼り付けたのですが、その後キャンプ場では地面に置くし、雨で濡れるし……と使っていますが、剥がれる気配なし。もちろん薄く磨耗はしています。


というわけで、1分で補修完了。Amazon等で購入できるこの「保護・遮熱シート」バイク乗りなら一つ持ってても損はしませんよ。

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