先日、SR500のクラッチスプリングを変更したことで、今までSRよりも軽くて“重たさ”なんて感じていなかったKZのクラッチが気になり、そういえば「ずいぶんご無沙汰!?」と、ワイヤー注油メンテをしました。メンテといってもエンジンオイルをワイヤーに通すだけ。これまでワイヤーインジェクターなんてモノは使ったことがありませんが、これでほんとに十分。
オイルは毎度のエンジンオイル交換後、オイル缶を逆さにしておいて缶の壁面に残るオイルを別の容器に取っておいただけのエコメンテです。基本的にエンジンオイルはSRもKZもW系もカブも編集部のバイクはすべて10w-40。これが20w-50とかだったらワイヤー潤滑用には使用しませんが、10w-40であれば問題ないと20年以上使ってて思います。
以前、10w-40でも粘度が気になる、ワイヤー用ならミシン油がサラサラでいちばん……なんてこだわり派の方もいるなんて聞いたことがあります。ミシンを使っていたらぜひ試してみたいのですが、残油エコもテーマのひとつなのでまだ試せていません。
エンジンオイル交換後にオイル缶を逆さにしておくと、缶1本(1L)でもこうしたボトルに詰め直すとけっこうな量が取れるんですよね。ワイヤー注油以外にもちょっとしたメンテで使う分にはずっと困りません。もちろんスロットルワイヤーも同様です。オイルを通すのに少し根気は必要ですが、これで長年快適なワイヤーの状態を保っています。