これはスゴイ!! よくできた、ちょっと小さなナナハン!?

この角度で見るともうCB750そのもの!? でも黄色ナンバーなのです。

先週末のOLD TIME RUNで見かけた、クオリティが高過ぎたちょっと小さなCB750(風カスタム)をご紹介。エントリー車両であればストバイ賞に選びたかった一台。まずはご覧ください。

 



なんとこの一台、ベースとなったマシンはHonda XR70Rとのこと。ですが、その面影は一切ナシ。XR70Rは競技車両のオフローダーで当然モノサス。つまりフレームも外装も前後サスペンションも、CB750といえば、な4本マフラーも……そのほとんどがオリジナルで製作されたパーツばかり。使用したのはエンジンくらい? というフルカスタムですが、見事にディフォルメされた各パーツの仕上がりとバランスは、まぁちょっとビックリです。では細部を見ていきましょう。

エンジン上部に配したオイルクーラーはまるでCB750のヘッドカバー。この写真を見るだけでは、キャブレターのマニホールド位置も抜群です。


ひと回りちょっと小さな燃料タンクは、そのフォルムはまさにCB750。さらにタンクキャップはそれこそズバリ。このタンク、聞けば純正レプリカタンクを使用し、Rや曲面等、特徴的な部分を生かしながら切り貼りして製作したとか。


デザインはもちろん、わずかに跳ね上がるエンド部分まで、これまた上手にディフォルメされたシート。裏側から見たウレタンの赤も純正同様のポイントだそうですね。

 


キックアームもまさになデザイン。フレームワークも見事。


CB750の特徴的な部分の作り込みはもうあっぱれ。前後フェンダーはいくつかのフェンダーを溶接でつなぎ合わせ製作。メーターケースやグラブバー、サイレンサーももちろん製作。リアサスペンションも数本のサスペンションを組み合わせたとのこと。そして徹底的に各パーツをクロームメッキ。


下から見上げると、CB750ならではの威風堂々とした雰囲気すら感じさせます。実際は小さいんですけどね(笑)

ブース出店の合間でしたので、写真を撮りながら立ち話程度しかできませんでしたが、ゆっくりと話を聞きたかったですね〜。しかし世の中、とんでもない人がいますね(笑)

 

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編集作業の休憩時間に……


昨日のブログにも書いたように編集作業真っ只中ではありますが、毎日、仕事が一段落するとガレージに降りてきてKZのメンテナンスをして息抜きしていました。

今回はもう3年くらい?? 放ったらかし状態だった(反省)フロントフォークのオイル交換。フォークのオイル交換自体はSRでも何度もやっているし、それほど億劫ではないけれど、KZの場合、何が億劫かといえばフロントのジャッキアップ。純正マフラーの頃はメインスタンドを立てて、エンジン下部(オイルパン)部分でジャッキアップしていましたが、集合マフラーを付けてしまったいま、もうエンジン下部ではジャッキアップできない……と、より一層めんどくさくなっておりました。最終的にはジャッキ二つ使いで作業しましたが、この猛暑。一切写真を撮ることなく終えてしまいました(再反省)。これまでどおり、純正油面+10cc/突き出し10mmにセットし終了。


先日、SAMSのオサムさんがライトカスタムのCB750でフラッと寄り道してくれ編集部近所でランチ。ハーレーでも国産でも、アメリカで走っていそうな雰囲気を出すのほんと上手です。

 


去年? 長年の工事を経て淡島通りまで開通した編集部近所のTHE 420—三宿通り。もう最近は合皮のサイドバッグばかり。荷物もカッパもガンガンつっこんでグラブレールに引っ掛けるだけ。気にせず使えて雨にも強い。なんだかんだでヘビーデューティーでおすすめです。

 

 

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[KZ1000]求めたのは「GT」な4 in 1 !? それにしてもエキパイの細さがイイね!! その1


ついに集合(4 in 1)マフラーに手を出してしまった。


KZ1000に乗り始めたのは2018年の初春。その頃はもう何年もSRで純正マフラー生活を送っていたこともあって、排気音はむしろ静かな方がいいとまで考えるようになっていました。それに当時ストバイ誌面で推していた「GT感」においても、KZ1000の左右に伸びるメッキ・メガホンマフラーのゴージャスな雰囲気はまさにソレで、気に入っていたのでした。

2012年3月号のストバイ。特集タイトルは「sense of GT」。W1乗りとCB750乗りの知り合いを誘い、真冬の道志でスタイリングまでして撮影した一冊。要するに、やることなすこと早過ぎた……は、言い過ぎ!?

「GT感」は2012年に新しい提案として僕らが付けた呼称ですが、そもそも「GT」とは「Grand Touring(欧州ではグラン・ツーリズモ)」の略。1960〜70年代の欧米で流行した新しい4輪の価値観に端を発したキーワードで、カンタンにいえば、200〜300キロなんてあっという間、例えば休日にコーヒーを飲みに軽井沢あたりまで軽々と走ってしまう……そんな頼もしい排気量とラグジュアリーな乗り心地をもち、さらに道中のワインディングではスポーツ走行だって楽しめる……そうしたクルマでの新しい余暇の過ごし方を提案した価値観。

1970年モデルのダッヂ・チャレンジャーは、お世話になっていたブランドANDFAMILY游さんがオーナー。この時の話もほんとにいい内容。まだの方、読んでおいた方がいいですよ〜笑

1960〜70年代のマッスルカーのメーカーカタログをイメージしてスタイリング。タートルネック(トックリ)がGOODです。

いわゆる実用から趣味のクルマへと発展していく過程で生まれた価値観で、当然スタイリングもゴージャスかつスポーティ。2012年3月号のストバイでは、1970年モデルのダッヂ・チャレンジャーにも登場してもらったけど、そのデザインは今見てもスタイリッシュ。

で、そうした“GT感覚”を、排気量でもエンジン特性でもスタイリングでも追い求めた最初の国産オートバイが、カワサキW1でありホンダCB750だったのでした。残念ながらW1はアメリカ大陸において「遠くまで快適に」という部分でキビシい部分もあり当時対米輸出は失敗に終わったものの、カワサキはその後のZシリーズで見事に面目躍如。

何が言いたいかといえば、「スピードが出るのに出さない」ことと「スピードが出なくて出せない」は違うということ。大排気量エンジンが生むトルクの余裕を感じながら、自分が気持ちいいと思うスピードで走る快感……フト気がつけば、景色を見ることすら忘れてエンジン・フィーリングに浸っている。で、あっという間に目的地。そうした欧米生まれの新しい感覚・価値観でW1やCB750、Zシリーズを見直してみようという特集が、当時の「sense of GT」でした。

というわけで!? 前置き長過ぎのため、「求めたのは”GT”な4 in 1 !? それにしてもエキパイの細さがイイね!!」は、その2へ続きます。

 


 


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