やるねぇカワサキ!! な、Z650RSのニューカラー。


本日発表されたカワサキZ650RSのニューカラー。キャンディミディアムレッドと名付けられたこのカラーは、そう、Z(ザッパー)ファンならお分かりの初代=先代Z650がデビューした1976年モデルの“もうひとつのカラー”がモチーフ。

 


ザッパーといえば、多くのヒトにとってはこのグリーンでもあったため、一昨年のデビュー当初のZ650RSのメインカラーはグリーンでしたが、やっぱり必要ですよね、このレッドも。

 


1976年といえば、Z1シリーズがZ900として大きくリニューアルされた年。翌年には1015ccに排気量アップした後継Z1000がデビューしますが、初代Z1000にも似たようなバーガンティ・カラーがありましたよね。日本ではいまだにそれほど脚光を浴びないカラーですが、なんとも“落ち着いたトーン”でまさにジェントルなオトナ色でした。


Z1のデビュー以降、大人の趣味性へと訴えかける広告イメージが多かったカワサキ。古いカタログ写真と見比べる分には、今回のZ650RSのカラーリングは、先代Z650よりもZ1000より!? な深みのある赤が印象的で、グッと落ち着いた雰囲気も感じさせます。

 


W800シリーズでもいつも驚かされますが、絶妙な高級感のあるこうしたカラー展開はカワサキさん上手です。ほんと。


もう一色は、まるでモノクロ写真を見ていると錯覚させられる不思議なブラック。なんでもエボニー×メタリックマットカーボングレーというカラーだそうで。こちらも実車を見るのが楽しみな一台。

ストバイ編集部も太鼓判を押す乗り味は、次世代Wとも言える落ち着きもあるし、ザッパーの意志を受け継いだ俊敏性もしっかり感じさせるしで……もう言うことなし。ニューカラーは11月1日発売とのこと。要チェックです!!

[御礼]ストバイPOP-UP TOUR 第一弾。福島いわき〈LOCAL SHOP〉大盛況でした。


先週末の日曜日(7/30)に、福島いわきの〈LOCAL SHOP〉さんで初開催した“ストバイPOP-UP TOUR”の第一弾。

初めてサイドバッグをリリースしてから早10年。オンラインショップのみの販売に加え、デザインもカタチもほぼ変わらないにも関わらず……多くのみなさんが気に入って使ってくれていることで、いまだに生産を続けられているストバイ・バッグシリーズ。気がつけば、大小のサイドバッグに素材違いのタンクバッグにシートバッグと、徐々にラインナップも増えてきましたので、この夏から実際に手にとって見ていただこうとPOP-UP TOURを企画しました。

ショップの前には一方通行の道路を挟んで広い遊歩道があるLOCAL SHOP。日陰のあるベンチもあり皆で涼みながらバイク談義を楽しみました。デモ車としてSRを持ち込みバッグはフル装備で展示。

福島いわきの〈LOCAL SHOP〉さんは、アメリカン・ワークスタイルをベースに、オートバイ乗りが気兼ねなく着られるカジュアルウェアを揃えるショップ。店主・河村さんがベスパ&ハーレー乗りということもあって、さまざまなジャンルのバイク乗りが集まるのですが、この日は河村さんがストバイ・バッグシリーズに気を遣って(笑)、 国産のスタンダードなオートバイ乗りばかりに声をかけてくれていました。


一番手で来てくれたのはかれこれ15年ほど前? に東京で取材したことがあるKくん。あの時はたしか250オフローダーをストリート・スタイルでセンス良く乗っていましたが、この日はカワサキの“ニューザッパー”Z650RSで登場。

当時からモダンで少し先鋭的な雰囲気が好きだったKくん。アラフォー世代になった今は、さらに“気軽に遠くへ行ける”要素も加わったようでZ650RSはベストチョイスだった模様。

「あそこをこーして、あーして」と、ノーマルルックを維持しながら、ちょっとちょっと自分好みにモディファイする話題は、僕のSRに通じる部分もありずいぶん盛り上がりました。要はテーマやコンセプトがはっきりしているがゆえの寸止めカスタムが、いかに難しくも楽しいかってハナシ。単なるライトカスタムとはまるで違う、誰にも気が付かれないオトナの世界。結論はまぁお互い歳とったね〜なんて話でしたが(笑)
すでにスタンダードサイズのサイドバッグを使用してくれているKくん。帆布のタンクバッグをつけてみたり、シートバッグも合わせてみたり……小一時間ほどあーだこーだと盛り上がりながら、最終的には合皮(白パイピング)のタンクバッグをチョイス。「帰りの高速で飛ばすなら脱落防止ベルトを付けてね」と忠告しましたが……「マグネットだけで全くモンダイありませんでしたよ」と高速テストまでしてくれました(笑) ありがとうございます!!

 


お次は’80年代後半頃!? に、今はなきアメリカの〈J-CLASSIC〉というショップが、Z1000RJをベースにローソン・レプリカならぬ、S1レプリカとして10〜20台ほど製作したというマシン、SR1が登場。

ツインプラグにS1タイプのスイングアームにマグホイールにスペシャルRショック等々……S1の部品も数々使用された!? なんていう貴重な一台。なんとオーナーのご好意でグルっと一周試乗させてもらいましたが、ファンネルが付くCRキャブだしスペシャルマシンだし……と最初は超緊張。ところが、エンジンはもちろん絶好調でツインプラグ効果かSR1は発進からシビアさは皆無で驚くほどスムーズ!! おまけに足まわりが軽く、サスペンションもよく動くため、見た目とは裏腹にずいぶんコンパクトな印象。

つまり変なクセや扱いづらさはまるでなく、とにかく乗りやすいんです。オーナーの方から「思いっきり開けてきていいですよ(笑)」と言われましたが、スル〜ッと一周するだけで精一杯でした(汗)


その後もZ1の方々や、空冷Z系を中心に大忙しな〈サンクチュアリ・レッドイーグル〉の吉田さんもスズキ刀で来てくれました。暑い中、皆さん貴重な空冷オートバイでありがとうございました。

 


さらに、パラパラ〜ンッと軽快な2ストローク音とともに登場したのは、これまためったに見かけないヤマハRD400&SRX400。RD400は今年海外から輸入したらしくオリジナルペイントもきれいな極上車。偶然にも’70〜’80sなヤマハ車が並び良い雰囲気〜とビックリしていたら、この2台のオーナーさんはなんと親子!? 親子揃ってマニアックとは!? と嬉しくなりました。


RD400に乗るお父さんはタンクバッグを、SRX400に乗る息子さんはサイドバッグを購入してくれました。ありがとうございました。タンクバッグを合皮(白パイピング)と帆布を付け替えて、皆で「どっちがいいかなぁ」とワイワイしたのは楽しい時間。やっぱり実際に手にとって見てもらうって大事ですね。

結果的には、RDの黒×白ストロボ・グラフィックと白パイピングがベストマッチでした。そして、シルバー1色のSRXにも帆布オリーブのサイドバッグが似合っていましたね。

 


さらにSRXのオーナーさんのお仲間、グッドカラーなピンクのスモールボディ・ベスパのオーナーさんもサイドバッグSTDをチョイス。あえてシート下にベルトを通した装着がこれまた似合ってましたね。ありがとうございます!!


ベスパといえば……LOCAL SHOPの河村さんはPX200用にLARGEサイズのサイドバッグをチョイス。装着方法もすでに想定済みだったという、リアキャリア上に搭載するトランク方式。「予想どおりバッチリですね〜」と喜んでいただき安心しました。ベスパには意外とタフなイメージの軍モノって似合うんですね〜。新しい発見です。

 

またバイク修理中でクルマで来てくれたスポーツスターのオーナーさんは、シートバッグ&タンクバッグを購入してくれたりと一日中大盛況。ではでは、また福島いわきにお邪魔した時にはよろしくお願いいたします。


昼も夜もご馳走三昧!! いわきを堪能させてもらいました!! 河村さん、ありがとうございました!!

 

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